本屋で見かけて「げっ、なにこれ、おもしろそう」とさっそく買ってきました。
題材が「大奥」だけに、ひょっとして「子供らの目につかん場所に保管系」か?と思ってましたが、予想を裏切り、おもしろい!!まだ1巻しか読んでないので、この先の展開がどうなるのか楽しみです。
江戸時代、とあることから男子のみがかかる疫病が流行し、生存率の低い男子をなんとか保護していかねば!ということで社会機構すべてが女中心に動くことに。家長も飛脚も将軍も女。
庶民が婿取りなど夢のまた夢。貧乏でも多少のたくわえのある女性は、岡場所で「子種」を買うのがあたりまえな時代。当然、大奥は「女人禁制」の男子ばかりの場所。
・・・というパラレルワールドチックなお話でございます。
あまり詳しくは書きませんが、時の将軍(もちろん女)が、一人の女性に呼び名として女名を、社会的に役職がらみでは男名をつける風習など、いくつかの点から昔のことを調べたい、というところで、1巻は終ります。
大体、生物学的にもともと女性をホルモンで変化させて生まれるのが男性、ということで、やっぱり繊細なつくりというか、平均寿命も差があるし、小さいときは本当に男の子のほうが比較的体弱い、という印象はありますものね。
一昔前は「逆ハーレム」っちゅう言葉の「逆」に違和感があった私。そして「こーいうのもアリなんじゃない?話が大好きな私としては、このお話のその後が気になってたまりません。