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沢村 光@ Re:あらあら(09/17) ご無沙汰しています。月日のたつのは早い…

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2008年03月19日
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Dも4月から6年生。

「おれ、個別だったら毎日学校へ行けるかもしれない。やっぱり個別に行きたい。」
と本人が言い出したので、2年間通った通級指導教室をやめ、在籍校の個別級に通うことになりました。本当は個別級に通って週一で通級でソーシャルスキルトレーニングをしてもらいたいのですが、これはぜいたくってもんですね。通級のことは、行きたくなくなったのではないらしく、ぎりぎりまで悩んでいましたが、個別級での体験日を2日させてもらった時点で決心したようです。

個別へ行きたい理由をたずねたら、こう言っていました。
「人数が少ない」
「馬鹿にする人がいない」
「わけがわかる」
「毎日学校へ行けるかもしれない」
「個別なら体育も学校でできる」

3年生のラスト1週間から完全な不登校。
4年生の一年間は保健相談室で支援員の方とすごし、学校へは行ったり行けなかったり。でも不思議と宿泊体験や社会見学は参加できたりして。週1回は通級教室で活動。
5年生では、図工、理科、家庭科は学校へ行くと決め、フリースペース、通級を週1回活動し、週3回二時間ずつの登校。宿泊体験も参加したり、調子のよいときは休み時間に友達と遊んだり、給食も教室で食べられるようになりました。でも授業にはあいかわらず「出てみようかな」という兆しすらみえませんでした。

二次障害的な症状がなりをひそめてきて、あらためて再認識させられたのが、彼の自閉傾向の強さです。あまりコミュニケーション不全感を人に与えない彼ですが、「こだわり」「状況把握における視野の狭さ、誤解の多さ」「短期記憶の不具合」・・・まだまだ、枚挙にいとまがありません(すべて「子供だから」では納まらない、集団の中でハードルが生じるレベルであります)。
どう考えても、一斉授業向きではないですね(^^;

今こうやって整理してみて、旦那は「はじめから個別にしてやればよかったなあ」と言いますが、親がこうやって整理できるようになったり、本人が本人なりに選択することができるようになったのは、この2年間の通級教室での経験のおかげだと私は思っています。

「個別級へ通う」という日常は、これまでの彼の生活ペースからしたらかなりチャレンジ度高いので、親としてはかなり迷いました。
が、本人のモチベーションがかなり高いので、このチャレンジを応援したいと思います。波もあるし、「こんなはずじゃなかった」と本人がくじける場面もあるかとは思いますが、1年間やりとおせば、少なからず達成感も出るだろうし、まあ、ここまでのんびりやってきたので、またあせらずやってみたいと思います。

それにしても、ふと気付いたら、彼の経験値って名前だけ並べたらすごい。
・普通級
・不登校
・保健室登校
・保健相談室登校
・通級指導教室
・フリースペース
・個別級
こんなにいろいろ経験した彼は、いろいろ得ているにちがいないと思われます。
表面的に応用が難しくても、ぜったい内部に蓄積しているはず。
親として、これからの彼とのつきあいに、少し楽しみが増えた感じがします。

↓夕陽の校庭。通級教室の帰りに。D撮影。
夕陽の校庭





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最終更新日  2008年03月19日 23時16分53秒
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