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テーマ:小学生ママの日記(28702)
カテゴリ:楽
Dも4月から6年生。
「おれ、個別だったら毎日学校へ行けるかもしれない。やっぱり個別に行きたい。」 と本人が言い出したので、2年間通った通級指導教室をやめ、在籍校の個別級に通うことになりました。本当は個別級に通って週一で通級でソーシャルスキルトレーニングをしてもらいたいのですが、これはぜいたくってもんですね。通級のことは、行きたくなくなったのではないらしく、ぎりぎりまで悩んでいましたが、個別級での体験日を2日させてもらった時点で決心したようです。 個別へ行きたい理由をたずねたら、こう言っていました。 「人数が少ない」 「馬鹿にする人がいない」 「わけがわかる」 「毎日学校へ行けるかもしれない」 「個別なら体育も学校でできる」 3年生のラスト1週間から完全な不登校。 4年生の一年間は保健相談室で支援員の方とすごし、学校へは行ったり行けなかったり。でも不思議と宿泊体験や社会見学は参加できたりして。週1回は通級教室で活動。 5年生では、図工、理科、家庭科は学校へ行くと決め、フリースペース、通級を週1回活動し、週3回二時間ずつの登校。宿泊体験も参加したり、調子のよいときは休み時間に友達と遊んだり、給食も教室で食べられるようになりました。でも授業にはあいかわらず「出てみようかな」という兆しすらみえませんでした。 二次障害的な症状がなりをひそめてきて、あらためて再認識させられたのが、彼の自閉傾向の強さです。あまりコミュニケーション不全感を人に与えない彼ですが、「こだわり」「状況把握における視野の狭さ、誤解の多さ」「短期記憶の不具合」・・・まだまだ、枚挙にいとまがありません(すべて「子供だから」では納まらない、集団の中でハードルが生じるレベルであります)。 どう考えても、一斉授業向きではないですね(^^; 今こうやって整理してみて、旦那は「はじめから個別にしてやればよかったなあ」と言いますが、親がこうやって整理できるようになったり、本人が本人なりに選択することができるようになったのは、この2年間の通級教室での経験のおかげだと私は思っています。 「個別級へ通う」という日常は、これまでの彼の生活ペースからしたらかなりチャレンジ度高いので、親としてはかなり迷いました。 が、本人のモチベーションがかなり高いので、このチャレンジを応援したいと思います。波もあるし、「こんなはずじゃなかった」と本人がくじける場面もあるかとは思いますが、1年間やりとおせば、少なからず達成感も出るだろうし、まあ、ここまでのんびりやってきたので、またあせらずやってみたいと思います。 それにしても、ふと気付いたら、彼の経験値って名前だけ並べたらすごい。 ・普通級 ・不登校 ・保健室登校 ・保健相談室登校 ・通級指導教室 ・フリースペース ・個別級 こんなにいろいろ経験した彼は、いろいろ得ているにちがいないと思われます。 表面的に応用が難しくても、ぜったい内部に蓄積しているはず。 親として、これからの彼とのつきあいに、少し楽しみが増えた感じがします。 ↓夕陽の校庭。通級教室の帰りに。D撮影。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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