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ぱんだ403号

ぱんだ403号

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2005.12.28
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 中村勘三郎主演だけあって、出演者が豪華でした。
 チョイ役でも名だたる俳優さんが沢山でてました。
 だから中村勘三郎が20代の河合を演じていてもヨシとしよう。
 彼が主演だからこそ出来る出演陣ことだもんね。
 中村勘三郎演じる河合が、中村獅童演じる官軍の将に直談判しにいくシーンは見もの。みてるこっちが緊張した。
 
 私は河井継之助という人を全く知らなかったので、“この後どうなるの?”ってハラハラしながら見てました。
 彼のようなすばらしい人が幕府側にもいたんですね。勉強になった。
 
 今回吹越満の演技に注目してたんでけど、確かに細かい。
 吹越さん演じる川島と河井継之助が、今後の長岡藩について決断するシーンが一番好き。泣けた。

 納得できないのは、河合のお墓のエピソード。
 河合は「長岡藩が生き残るために新政府軍に寝返る」か「薩長軍を迎え撃つ」かの決断を迫られ、武士のプライドを捨てずに薩長と戦うことを選ぶ。
 カッコいいじゃない。
 でも河合が武士のプライドを貫くと、当然民を犠牲にする。
 同じ意地を通すとしても領土を持たない新撰組とは訳が違う。
 これをお墓のエピソードに繋げると、「河合はそういう決断したからお墓を壊されても仕方ない」とう結論になってしまうのでは?
 これじゃ河合があんまりにもかわいそう。救われない。
 
 戦闘シーンは見ていて辛かった。
 沢山人が死ぬのは辛い。
 それでも戦争シーンを描く時「痛み」を伝えて欲しいといつも思う。

 河井継之助についてもっと知りたいな。
 本探して読んでみようかな。

 





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Last updated  2005.12.28 10:39:32
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