三線マンが行く!!＜世界一周編・A-side＞

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  カトマンズ歳時記

  ネパールの首都、カトマンズ。標高約1300m。人口約100万人の人々が暮らすこの街は、嘗ては「カンティプール」＝「栄光の都」とも呼ばれ、1000年以上も昔からこの国の中心として栄えてきた長い歴史を持つ古都です。同時に、カトマンズを中心とした周囲に点在する街、及び遺跡を含めたカトマンズ盆地は世界遺産として登録されていることでも知られています。街は大きく分けて新市街と旧市街とで別れており、今回、私が宿を取ったのは、50～70年代にかけて「ヒッピーの聖地」と言われたタメルストリート。土産屋や飲み屋、レストラン、旅行会社、登山用品店が所狭しと軒を連ねるエリア。大変ツーリスティックで一見するとタイのカオサンの巨大バージョンといった面持ちですが、一歩そこを外れると、石畳と２～５階建てくらいの古いレンガ造りのビルがひしめき合う、古き良きカトマンズの姿を留めた街並を見ることが出来ます。古いビルや家々は今でも現役で人々の生活の場として使われています。入り口や窓の狭い独特な造りの建物の中に、薬屋、スパイス屋、宝石屋、鍛冶屋、楽器屋、洋服屋、軽食屋、八百屋、あらゆる種類の雑多で小さな店が重箱のおせち料理のようにビッシリと入っています。道すがら見つけた、金細工屋さん。ネパールの伝統様式で立てられた家屋に営業する曼荼羅屋。そんな古い街並に、鮮やかなサリーを着た女性や鼻水を垂らした子ども、日本人に良く似たネパール人、ターバンを巻いたシーク教徒、旅行者、商人、リクシャー、バイク、額に「第三の目」を書かれた犬、野良牛、野良山羊など、ひっきりなしに行き交う人街はエネルギッシュで、何か素晴らしい冒険が、今にも始まりそうな予感がする、歩いているだけでそんな楽しいドキドキ感に包まれる素晴らしい街です。最近では度重なる開発や、農村部からの人々の流入でそうでもなくなってしまったようですが、一昔前までは「人よりも神様の方が多く住む」と言われていただけあって、街のいたるところで神様を祭った大小様々なお社や寺院、仏塔を見ることが出来ます。ほら、こんなところにも。「歯痛を治す」と信じられている「コインの木」裏通りにあったチベット寺院。350年以上の歴史を誇るカテンシンブー・ストゥーパという仏閣で、風にはためく「タルチョ」が美しく、厳かな雰囲気を醸し出しています。こんなかんじで、普通に道のど真ん中や、ビルの入り口、店の脇、ちょっとした広場など、何処を歩いていても神様だらけ。「石を投げれば神様に当たる」とでもいうべき様相です。その中でも、道が交差する場所は必ず「チョーク」と言われる広場になっており、たいていそこには大きめの寺などが建立されて、そこを中心に路上市場などが開かれており、周囲は常に人や車でごった返して大変なにぎわいです。そんなチョークや古い街並を通り抜けていくと、やがて大きな建物が林立する開けた場所へ出ます。「ダルバール広場」。「ダルバール」とは、ネパール語で「宮廷」を意味する言葉で、その名の通り、旧王宮をはじめ多数の寺院が聳えるエリアです。牛もいます。荘厳な宮殿や仏閣の数々は見ていてため息が出るほど壮大で、そして細密ですが、今日は外から眺めるだけ。中に入るのはまた後日。楽しみは取っておきます。たくさんの観光客や寺の境内でくつろぐ地元に混じって、自称「ガイド」や、土産物売り、古銭商、乞食、サドゥーなど、怪しげな有象無象が腐る程いて、引っ切りなしに声を掛けてくるので適当にあしらっていれば一人でいても退屈しません。ふと見上げると、そんな人間の営みを見守るかのように、神様たちが窓から通りを見下ろしていました。神様と人間が非常に近い距離で暮らす街、カトマンズ。たくさんの神様が見守ってくれいるからか、ここでも子どもたちのステキな笑顔に出会うことが出来ました。少年ライダー(笑)。文明の発達によって数々のものがここに住む人々の生活様式を変えつつあることは間違いないですが、それでも、何百年も変ることなく続いている営みが、今でも悠久の時を越えて脈々と受け継がれていることをただ、その場に佇んでいるだけで感じられる魅力的な街です。暫くここでゆっくりしてみたいと思います。にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋国際電話低料金サービスをご提供しています。こんな方に・・「海外とのやり取りの多い企業、また個人の方に」「海外にご家族やご友人がいて、頻繁にやり取りをされる方に」◆最大８８%OFF！業界トップクラスの低料金サービスを　24時間均一料金で提供します！◆登録料・基本料は一切不要！通話料のみのお支払で　安心してご利用いただけます！お申し込みはオンラオインですぐできます。　▼▼▼▼▼http://www.nittel.bz/idd/iddservice.php?a-cd=202＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2009.01.07

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  砂漠泥舟行脚

  「マジかよ…」まだ周囲の景色も闇に包まれた早朝５時半。嘗て「ヒッピーの聖地」ともいわれたタメルストリートで、我々は途方に暮れていました。昨日、ネパール東部の田舎町ダナンを昼の１時出発のバス(30分遅れたけど)で出発した我々。これから20時間、このまま一気に首都カトマンズまで抜けてしまい、明日の昼には日本料理屋でカツ丼で乾杯しようという算段です。それにしても、ダナンからカトマンずまではたったの400km足らず。もし、ここがタイならば８時間、遅くても10時間で着いてしまうであろう距離です。一体、何にそんなに時間が掛かるのか。嫌が応にも、期待と不安で胸が高鳴ります。さて、出発して20分。何故か突然アスファルトで舗装された道を逸れ、急に砂利道に突っ込んでいくバス。車内激揺れ。乗客たちも「何事か!?」と驚いて、口々になにか言っています。やがて、道の一番奥、行き止まりにある大きな建物の前に停まるバス。何があったのか？窓の外を見ると、バスの脇の家の人と運転手が、何やら大声で怒鳴り合っています。程なく、元来た道をＵターンするバス。隣りのオッサンがおしえてくれました。道を間違えただけだそうです。…そりゃ20時間掛かるわけだ。先が思いやられます。そんなカンジでのんびりと、人を乗り降ろしさせたり、再び道を間違えたりしながら、バスはのどかな田園風景が広がるネパールの田舎道を走っていきました。残念ながら今回は通路側の席で、外の風景もまともに見れないので、舗装されているのかされてないのかもわからないガタゴト道に揺られながら、バンコクで買った浅田次郎の「壬生義士伝」を読みながら、ポンコツのわりに座り心地の良いシートにどっかり腰を落ち着けます。昔なら確実にバス酔いしていたであろう悪路ですが、今では屁とも思いません。旅は人をタフにします。さて、１時間程走ると、バスの外が妙に荒涼とした無味乾燥な風景に変っているのに気がつきました。砂漠です。遠くの方に、木や家があるのがポツポツとは見えますが、目の前には果てしなく乾燥した砂の世界が広がっています。が、よくよく見てみると、どうもところどころに水の流れた跡のようなかんじで、砂が削られているばしょがあります。しかも、場所柄、砂漠化してしまう程乾燥した場所でもありません。恐らく、洪水の跡です。ダージリンにいたときに「洪水で橋が流された」という話しを聞いていたのですが、恐らく氾濫したのはこの先にある河に違いありません。何kmにも渡って続く荒漠。人間如きでは抗うことも出来ない自然の猛威に、ただただ、驚嘆します。車道の両側をバスやトラックが埋め尽くした場所で我々のバスも同じように停車。どうも、そこから先は本当に橋が落ちてしまったようで、河をボートで渡るそうです。バックパックを抱えて砂漠に出ると、砂の海をパックリと割るかのように、大きな河が悠々と流れていました。木と竹で組まれた、今にも沈んでしまいそうなオンボロボートに毎度お馴染み、難民舟の如く限界まで詰め込まれて、ゆっくりとボートは岸を離れていきます。橋がないので、当然各種物資も人とボートによる人海戦術で地道に対岸へと渡されます。その為、河に沿った道沿いにはトラックがびっしりと並び、人夫たちが一生懸命ボートに重たそうな荷物を積み込んでいる風景を見ることが出来ます。荷物を満載した舟が隣りをアメンボのように通り過ぎていきます。トラックやバスがあるというのと、ボートにモーターが着いているということを除けば、きっと何千年も昔のエジプトもナイル川の畔ではこんな風景が繰り広げられていたのでしょう。国は全く違いますが、歴史の浪漫を感じさせる、悠久の時を越える風景です。さて、無事転覆することもなく対岸に渡された我々。砂の中に地雷のように埋もれる牛、犬、人のコウンを巧みにかわしながら、道で待ち構えていた新しいバスに乗り換えました。程なく、乗員全員が集まったようでバスは出発。「さぁ、こっから一気にカトマンズまで直行だぜベイベー!!　待ってておくれ、オイラのカツ丼!!!!」と勇み進み出したはいいのですが、30分もたたないうちに、バスはだだっ広い空き地に停止。外に出てみると、大量の物資の積み荷の最中でした。暫くして積み荷が終わり、再びバスに乗り込んだかと思うと、今度は背の低い、大きな建物の前で停車。今度は休憩だと言う。そんなカンジで、30～１時間置きに、やれ積み荷だ、やれメシだ、やれトイレだのといいながら、バスは各所で停車しまくり、ちっとも先に進みません。見上げると頭の真上にオリオン座が半月と並んでキレイに輝いていました。やたらとスパイスがきいたチャイを道ばたですすりながら、思いました。…そりゃ20時間かかるわ。そんなこんなを繰り返しつつも、バスがカトマンズに着いたのは、予定よりも４時間程早い午前５時。降りた瞬間に叫びました。「ダージリン並みに寒いわーーー!!!!!」それもそのはず、カトマンズの標高は1400m程。ダージリンよりも一応700m程低いですが、周囲を高い山々に囲まれた盆地である為、気温もグッと冷え込みます。「イケメン中年」ヒデさんに至っては短パン＆サンダルです。死にそうな顔で歯をガチガチいわせています。隣りにいたタクシーをとっとと捕まえて、安宿が密集するタメルストリートに向かうも、早朝のタメルストリートは全ての店が冷たくシャッターを降ろしています。歩けど歩けど続く、シャッターの街並。「何てこった…」やっと見つけた小さな商店の軒先でゴミを燃やしていたので、その火に当たりながら必至に暖を取り、夜明けをまつ我々。恐らく、傍目から見たら相当惨めです。６時を少し回った頃、運良く通り掛かった安ホテルのスタッフに拾ってもらい、何とか今日の宿を確保。ぬるいシャワーを浴びて、昼まで泥のように眠りました。そういえば、カトマンズへの道すがらこんな落書きを見つけました。「HEAVENLY PATH」直訳すると「天国のような道」。どこがじゃぁぁあああああああああああああああ!!!!!!!!ツッコまずにはいられませんでした。にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋国際電話低料金サービスをご提供しています。こんな方に・・「海外とのやり取りの多い企業、また個人の方に」「海外にご家族やご友人がいて、頻繁にやり取りをされる方に」◆最大８８%OFF！業界トップクラスの低料金サービスを　24時間均一料金で提供します！◆登録料・基本料は一切不要！通話料のみのお支払で　安心してご利用いただけます！お申し込みはオンラオインですぐできます。　▼▼▼▼▼http://www.nittel.bz/idd/iddservice.php?a-cd=202＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2009.01.06

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  汗と忍耐のネパール街道

  本日使用しているネットカフェは、今までで一番通信速度が遅いので、不本意ながら、本日の日記はモノクロ＆写真ナシで更新させて頂きます。あらかじめ、ご了承下さい。ネパール東部の地方都市、思っていた以上に田舎です。さて、極寒の高地ダージリンより、国境の街カカルビッタを経由して、私は今、ネパール東部の地方都市、ダランに来ています。朝７時。真っ白な吐息を弾ませながら１週間お世話になった安ホテルを後にして、麓の街への乗り合いジープの停留所へ。「旅は道連れ」ということで、同じ宿だった２人の日本人、ヒデさんとカナコちゃんと共に、３人でネパールを目指すことになりました。最後に、ダージリンの美味しいチャイを啜っていると程なく人数が集まった乗り合いジープが出発しました。振り返ると、ヒマラヤ山脈が後方に大きく、そして、今まで見た中で一番鮮明にその全容を現していました。やはり、ここから望むカンチェンジェンがは筆舌し固い美しさです。真っ白で雄大な山々に後ろ髪敷かれつつも、やはり極寒の地から離れられるということで、自然とテンションが上がる我々。「俺なんか、まるでカマキリの卵のように…」「いやいや、俺なんてもう、梅干しのように…」と、標高2134mの寒さによって、自分のさいだね袋が、如何にかわいそうな状況になっていたかを報告し合いながら、朝っぱらからゲハゲハと下品談義に楽しく花を咲かせていた我々ですが、この後数十分後、地獄を見ることになります。今回、我々が乗ったジープのドライバー。実は相当なスピード狂らしく、狭い上に曲がりくねった山道を、「頭文字D(モチロン「D」は「ダージリン」の「D」)と化して、遠心力をバンバン体感させながら2000mの高低差を一気に下っていきます。しかも、時間短縮の為に途中から裏道を使用しているっぽいのですが、この道がまた２分に１回はケツが宙に浮く程のバンピングロード。酔った…。しかも、ただ酔っただけではなく、理由はよくわからないのですが、手の先が痺れて、しかも、全ての指が勝手に絡まり合うかのように交差しながら内側に固まってしまい、動かなくなってしまったのです。モチロン、ゲロ袋なんて気の利いたものは用意されていませんし、あったとしても、手に全く力が入らないので、それを支えることが来出るかどうかさえ微妙なラインです。体中から変な脂汗が吹き出します。向かいの席では２人も同じように脂汗を流しながら、地獄ドライブの苦しみをじっと耐えています。本気で、意識が遠のきそうになる。「ぴーーーーーーーーーー」という耳鳴りが聞こえる。そして吐きそうだ。「うぅ…もう…限界…ッス。明日から「三線マン」改めて　「ゲロリンマン」に改名だ…嗚呼…カッコワリーな～」と覚悟を決めかけたとき、運良く峠を下り切って、小さな村の商店で休憩。一命を取り留めました。ふらつく足取りで外に出て、倒れるかのように日向に横になり、少し気分が楽になったところで深呼吸をしながら散歩をすると、気持ちが悪いもの、手の痺れもウソの様に消えていきました。他の２人も同じように苦しみから解放されたようです。「高山病」というのは聞いたことがありますが、「低山病」というのもあるのでしょうか？とりあえず、出発してからほんの２時間程ですが、朝一から身も心もクタクタでした。が、目的地はだま遠い。麓の町、シアルダーで今度はネパールの国境の町カカルビッタまでの捕まえた乗り合いジープに１時間程人数集めで待たされた末、ようやくネパール国境に辿り着いたのは午後１時過ぎ。多くの人と物資がひっきりなしに行き交い、他のアジア諸国に負けず非常にエネルギッシュな雰囲気。やはり、国境はいいものです。イミグレーションでUS$40で30日間有効のヴィザを取得し、いよいよ10カ国目、ネパールの旅の始まり始まりです!!手持ちのUS$の中から幾ばくかをネパールルピーに両替し、イミグレーション近くのバスターミナルで、今日の目的地である東部の町ダラン行きのバスを２時過ぎには捕まえることが出来ました。「ここから何時間くらいでダランに着く？」と聞くと、「３時間くらいだよ。近いだろ？」との返事が帰ってきました。ということは、夕方の５時にはダランに着くことが出来るはずです。フッフッフ…刻々と暮れ行く夕日をバックに、ネパール餃子「モモ」と、ギンギンに冷えた名物のグルカビールで乾杯。ネパール最初の１日の終わりを有意義に過ごす。フッフッフ…我ながら完璧だ!!なんて上手くいくはずがないのが旅というもの。まず、バスが満員になるまでひたすら待つというのは、もはやインドやミャンマーでは常識なので別になんてこともないのですが、ネパールはちょっと勝手が違う。待ち始めて約30分。ワゴン車を改造して作った、通常13人乗りのミニバスに少々定員オーバー気味の15人が乗り込み、「さぁ、少し遅くなってしまったけど、これで出発だ!!」と思ったものの、車掌は未だ客寄せに熱心で、出発する気配なんてこれっぽっちもありません。結局バスが出たのは更に30分後の午後３時。運転手を含めて13人乗りの車に限界を超えた22人が乗り込み、超満員の状態でようやくタイヤが前に進み出しました。もちろん、車内は押し寿司のようにギュウギュウ詰め。身動きひとつ、まともにとることが出来ません。が、こんなのはまだ前哨戦に過ぎなかったことを、我々はこの時点ではまだ知りませんでした。ネパールのミニバスは更に我々の常識を超える。発車して30分程の場所で停車したかと思うと、数人の客を降ろした後、再び客引き。「ダラン!!ダラン!!」と威勢のいい叫び声が響き渡ります。気長なネパール人の乗客たちも、待たされ過ぎのため、いい加減イライラし出したらしく、車の壁をバンバン叩きながら、「早く出せ!!」「いつまで待たせる気だ!!」みたいなことをネパール語で言い始めた30分後、ようやく改めて出発です。乗り込んだ人数は、運転手、車掌、子ども１人を含めて合計26人。限界の限界を越えるような人数。Me○jiの「ジャンボもなか」でさえ、こんなにギッシリ詰まっていません。息をするのさえ苦しい状況です。ちなみに私は窓際に座っていたのですが、私の横にあるべき窓が何故か無くなっており、かわりに、デッカい半透明のビニール袋が張られています。景色が全く見えない上に、暑苦しくてたまりません。「まぁ、身動き取れない乗り物なんてミャンマーで慣れっこだし、　たったの３時間だし、どうってことねぇやぃ!!」と、空元気で乗り切ることに覚悟を決めたのですが。それから更に30分後。街道沿いに掛かる橋の上で何故か突然の渋滞。最初は「検問かなにかだろう。まぁ、待ってれば直ぐ動くさ」と気楽に考えていたんですが、待てど暮らせど、一向に車列が動き出す気配がありません。退屈をした乗客がみんな次々に外に出て様子を見に行ったり、タバコを吸ったりし始めたので、我々も外へ。見ると、雲に霞んだオレンジ色の夕日が覆い茂る木々の向こう側へ沈んでいくところでした。「何があったんだ？」と近くの人たちに聞いてみるも、誰一人英語が通じない為、状況が全く理解出来ません。周囲を見てみるとみんな、欄干に座ってタバコをふかしたり、お菓子を広げてみんなで食べていたり、散歩をしたり、「わしら、こんなの慣れっこじゃけん、関係ないけんね～」といったかんじで、勝手気ままにのんびりと過ごしています。結局、車が動き出したのは、そこに留まってから１時間が経過した、午後５時と少しを回った頃。本当に待ちくたびれた。恐らく、事故か何かがあったのか、現場らしき場所にはたくさんの警察と軍人がたむろっていました。それにしても…インドの交通マナーも、クソ程なっていないですが、ここネパールの交通マナーも負けず劣らずなっていません。誰かが「車が動くぞ～!!」みたいなことを叫んだ瞬間、一斉に歓声が上がり、各車がクラクションを鳴らしたかと思うと、「我先に!!!!」と、その瞬間から猛烈なデットヒートの開始!!片側１車線の道に車やバスが、２台３台と殺到。そして、対向車線でも同じことが行われています。そしてそのせいで、再び猛烈な大渋滞。その隙間を縫うように、トラクター、リキシャ、自転車、人、牛、ヤギ、犬など、小型のものが通り抜けようとする為、ますますみんな身動きが取れなくなるという悪循環を引き起こしています。間違いなく、ドライバー、及び通行人は誰一人として「譲り合い」とか「交通安全」なんて単語は知らないのでしょう。近くに大量に突っ立っている警察や軍隊は「割れ関せず」といった面持ちで、それぞれのおしゃべりに夢中です。クラクションがブーブーピーピー鳴り響くカオスな風景をやがて夜の闇がゆっくりと包んでいきました。結局、我々が目的地に着いたのは、周囲が真っ暗になった午後７時。田舎町ダランでは、ほぼ全ての店がシャッターを降ろした後でした。そして、苦労の末辿り着いた町、ダランは、何だか日本の田舎町のような雰囲気漂う、何もない地方都市。観光、午前中で終了。明日、早速移動します。20時間かけて、首都カトマンズまで一気に行きます。20時間…。そんなわけで、新年イッパツ目の旅ネパールは、ある意味、大変さい先のいいスタートを切っております。これからどんな波瀾万丈でクソッタレな出来事が私を待ち受けているのでしょうか？請うご期待!!にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋国際電話低料金サービスをご提供しています。こんな方に・・「海外とのやり取りの多い企業、また個人の方に」「海外にご家族やご友人がいて、頻繁にやり取りをされる方に」◆最大８８%OFF！業界トップクラスの低料金サービスを　24時間均一料金で提供します！◆登録料・基本料は一切不要！通話料のみのお支払で　安心してご利用いただけます！お申し込みはオンラオインですぐできます。　▼▼▼▼▼http://www.nittel.bz/idd/iddservice.php?a-cd=202＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2009.01.04

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  印度長距離鉄道切符争奪戦～負け犬編

  さて…世界遺産トイ・トレインにも乗ったし、人生至上最高の初日の出も見たし、ダージリン産の美味しいチャイも堪能したし。こんなクソ寒いところはとっとと移動だ!!「寒い」というのが一番の理由で実家である岐阜から沖縄に移り住み、以来、沖縄、香港と足掛け９年間に渡って南国暮らしをしてきた私。ダージリンは景色もきれいで、人も優しくて、本当にいいところなんですが、本当に、寒いのがダメなようです。ここ数日、寒さに慣れることもなく、日に日に自分が弱っていっているのが分かります。ついでに、ダージリンは、困ったことにメシが不味い。一通りの用事も済みました。なので、さっさと極寒の地を脱出して、鳥のように南へ渡ろうと相成ったわけです。次の目的地は一気に国境を越えて、ネパールの首都カトマンズ。国境の街、「ラクソウル」か「シリグリ」に行くべく、夜行列車を予約しに、駅へと足を運んだ１月１日。予約カウンター、クローズ。見ると、窓口に営業時間「８時～14時」と書いてあります。超短い。しかも、「休憩時間12時～12時半」との紙も張り出されています。休憩までするのか。営業体制にやる気が全く感じられません。しかも、こんな営業体制のクセに、インドの鉄道は、度々ストライキがあり、鉄道が不通になってしまうことでも知られています。何が不満でストライキをするのでしょう？「職員室にあるチャイが不味い」とかでしょうか？とりあえず、そんなわけで、本日２日の午前中、再び切符を取得すべく出直してきたわけです。次から次へと横は入りをしてくる「順番待ち」という単語を知らないバカインド人どもを「俺が並んでんだよ!!オメーは後ろだ!!」と蹴散らして、苦労して辿り着いたカウンター。「あ？夜行列車のチケット？満席でないよ」営業時間にふさわしい、やる気のない駅員がブッキラボウに答えました。「じゃあ、明後日は？」「明後日も明々後日も満席だね。８日までフルだ」「そうか～。じゃあ、キャンセル待ちは？」「ラクソウル行きで32人、シリグリ行きで19人だ待つか？」「…じゃあ、いいッス」残された手段はひとつ。バスでカトマンズを目指す。が、これにはふたつ、大きな障害があります。このルートだと、ダージリンの麓にあるシアルダーという街の近くから、国境を越えてネパールに入るのですが、ひとつは、ミャンマーやバングラディッシュで莫大な被害をもたらした、今年始めのサイクロンで、途中の大きな川にかかる橋が落ちてしまい、船で渡らないと先に進めなくなってしまったということ。しかも、ウワサによると、足下を見てベラボーな値段設定らしく、さらに、コレもストライキで度々運休になるということです。そしてもうひとう。元旦の日記にも登場したムッシュかまやつ似の宿のオーナーのオヤジに「バスで行くことにした」という旨を伝えると、「お～、それはちょっとアブナイね～」と眉をひそめます。最近はだいぶマシになったそうですが、山賊が出るそうです。「山賊」なんて、「日本昔話」か「ドラゴンクエスト」でしか聞いたことのない単語です。「まぁ、命までは取らないだろうから。カッカッカ!!」という、あまり励ましにならない、励ましの言葉も頂きました。まぁ、こないだコルカタで同じルートで反対側からダージリンに入った旅行者に出会ったばかりなので、大丈夫だとは思いますが。とりあえず、新年早々ハードでロックなことになりました。コレ以外に進む道はありません。前進あるのみ!!山賊に出会わないように、祈っておいて下さい。いや、襲われたら襲われたで、「山賊に出会いました!!」ってネタにはなるな…相当高く付きそうだけど…。明日の朝一に出発です。にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋国際電話低料金サービスをご提供しています。こんな方に・・「海外とのやり取りの多い企業、また個人の方に」「海外にご家族やご友人がいて、頻繁にやり取りをされる方に」◆最大８８%OFF！業界トップクラスの低料金サービスを　24時間均一料金で提供します！◆登録料・基本料は一切不要！通話料のみのお支払で　安心してご利用いただけます！お申し込みはオンラオインですぐできます。　▼▼▼▼▼http://www.nittel.bz/idd/iddservice.php?a-cd=202＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2009.01.02

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  天竺的新年快楽2009

  新年、あけましておめでとうございます。丑年にちなんで、今年のテーマは「牛歩」ただでさえ、旅がちっとも前に進んでいかないのに、これからどんどん進むスピードが遅くなりますよ～!!というのは、ウソで、昨年１年間、特に旅に出てからの半年は、日本の外からあまりにもどうでもいいような生の海外情報を発信して、皆様の失笑を買わせて頂きました。今年もこの調子で、呆れる程の失笑をバンバン買わせて頂こうかと思いますので、本年も引き続きご愛読宜しくお願いします。目出たく夕方頃には熱も下がり、食欲も出てきたので、昨晩は「2008年最後の晩餐」ということで、恐らくダージリン１のレストラン(といっても、１食300円くらい)にみんなで繰り出して、「ハンバーグ・グリルセット」なるものを注文。2008年の締めくくりを、カレー味ではないもので祝おうとなったわけです。出てきたそれはグレービーソースのかかった、焦げ目のおいしそうなハンバーグ。付け合わせはフレンチフライと、野菜のソテー。完璧です。が、食べてみるとどうも何か違和感が。ハンバーグにあるべき、ジューシーさと肉の味が全然しない。よくよく味わってみたら気がつきました。「つくね」じゃん、コレ!!念のためスタッフに問い合わせてみたところ、「鶏肉100％ですが、何か？」との返事。まぁ、オマエらはコレを「ハンバーグ」と言うかもしれないが俺はぜってーに認めねーからな!!!!そんなわけで、2008年度最後の豪華ディナーは、自称「ハンバーグ」の洋風つくねの、腑に落ちない形で目出たく締めくくられました。年越しはホテルのフロントに設置された薪ストーブにあたりながら、レーズンを肴に地元の安ラムを飲んでダラダラしていたら、いつの間にか2009年がスタートしていました。非常にさい先の良いスタートです。それから数時間後。まだ夜も明けやらぬ午前４時半。真っ暗な空には宝石箱をひっくり返したような星が瞬いています。ムッシュかまやつ似の宿のオヤジが運転する車で向かった先は、ダージリンより13km程離れた「タイガーヒル」。恐らく、標高は2500m程で、ここいら一帯で一番高い場所であり、朝日のとヒマラヤ観測の名所として知られています。2009年の初日の出をここで拝もうというわけです。頂上にあるロッジに到着したのは朝の５時頃だったのですが、すでに敷地内には初日の出を一目見ようと押し掛けたたくさんの人々で混雑していました。みんな厚手の服装で、白い息をハーハーさせながら、2009年度最初の太陽が昇るのを今か今かと待ちわびています。午前５時30分頃。東の空が俄に青み掛かってきたかと思うと、自分の視界よりも下にたれ込めた雲に沿って、一筋のオレンジ色の線が大きなネックレスのように現れました。やがて幾千もの星が瞬いていた漆黒の空がだんだんと広がってくる青い空気に浸食されてくると、北の方角には雪を頂いたヒマラヤ山脈がぼんやりと見え始めます。程なく、インド最高峰カンチェンジェンガ周辺の7000～8500m級の山には朝日が当たり始めたようで、赤色に染まったその美しく巨大な姿をはっきりと確認することが出来るようになります。そしてインド時間６時23分。誰かの「サンライズ!!!!」という叫び声を皮切りに山頂のロッジ一帯が歓声に包まれました。初日の出です。最初、雲の隙間から這い出るかの様に弱々しく登った目玉焼きの黄身のような太陽は、全体の３分の２程の姿をようやく現した瞬間、すさまじい朝の陽光を我々に降り注いでくれました。みんなの顔が朝の優しいオレンジ色に染まり、夜明け前の冷たい空気を払拭してくれるかのようです。標高2500mから眺める神々しい初日の出もさることながら、その朝日に照らし出されたヒマラヤの美しさは格別です。時間を追うごとに、万年凍土のパイネが次々に色を変えていきます。夜明け直前。冷たさを称える薄いブルー。山に朝日が当たった瞬間。何ともいえないルビー・バーミリオン。朝日が雲から姿を現した直後。優しい黄色み掛かったオレンジ。陽が登った後。青空に銀箔の峰が映えます。ここ数日天気も良くなかったので、果たして初日の出を無事に見ることが出来るかどうか心配でしたが、まさに、神様が送ってくれたとしか思えないような、本当に「美しい」という意外の言葉以外が出て来ない初日の出。照らし出されたヒマラヤ山脈は、今まで目にしてきたもどんなものより大きく、そしてまた美しく、偉大でした。人生至上、一番素晴らしい初日の出だったと思います。病み上がりで早起きした甲斐もあったというものです。最高にさい先のいい2009年度のスタートだと思うかもしれませんが、この日は霜が降りる程気温の下がったダージリン一帯。そんな中私は、昨日ハンバーグを食べたレストランに手袋を忘れてきて、凍てつくような寒さの中を、ずっと素手でシャッターを切りながら絶え抜き切らなければならなかったのです。最後の方にはもはや冗談抜きで感覚がなくなり、右指がカメラを握る形のまま殆ど動かなくなっていました。俺のマヌケーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!そんなカンジで、2009年度、今年も宜しくお願いします。ちなみに、初詣はチベット寺へ行ってきました。今年も、たくさんの人の笑顔に出会えますように。にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋国際電話低料金サービスをご提供しています。こんな方に・・「海外とのやり取りの多い企業、また個人の方に」「海外にご家族やご友人がいて、頻繁にやり取りをされる方に」◆最大８８%OFF！業界トップクラスの低料金サービスを　24時間均一料金で提供します！◆登録料・基本料は一切不要！通話料のみのお支払で　安心してご利用いただけます！お申し込みはオンラオインですぐできます。　▼▼▼▼▼http://www.nittel.bz/idd/iddservice.php?a-cd=202＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2009.01.01

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  最後の夢はインド人にうなされるの巻

  2008年も、残すところ数時間で終わりを告げようとしています。海外で過ごす年越しも３回目。過去２回の大晦日は香港でイベントだ、飲み会だと、なんやかんやとにぎやかに過ごすことが出来ましたが、困ったことに、ここダージリンの夜は非常に早く、レストランや食堂は軒並み７時閉店、遅くても９時まで。パブやバーでさえ、９時半、10時にはシャッターを降ろしてしまうので、「一体俺たちは何処でカウントダウンをすればいいんだ!!」というのが、滞在中の「ガイジン」たちの目下の話題です。さて、本当は一年のシメらしく、何か気の利いた話しをひとつ書こうかと思っていたのですが、どうも、折からの寒さにとうとう体の方が付いていけなかったようで、風邪をひいてしまいました。昨晩から微熱が続き、頭がちっとも働かないので、手短に挨拶をさせて頂きます。2008年があと数時間で終わりを迎えると同時に、私の旅もスタートしてからそろそろ５ヶ月になろうといています。今までに９カ国の国を渡り歩き、数えきれない程たくさんの人に出会い、ときとして、素晴らしい時間を共有させて頂きました。目を閉じれば、目を閉じれば、最高にいいヤツからクソッタレまで、様々な顔が脳裏に浮かび、良いことも、悪いことも含めた、濃厚な旅の日々を思い返すことが出来ます。「出会った人　愛すべき運命と　その全てがガソリンとエンジンさ　振り返れば　そこに広がる絵のような　色あせない日々だ」　　　　　　　　　　　　　　(Caravan 「Feed Buck」より)旅とは「出会い」です。行く先々で、そんな素晴らしい「出会い」が待っているからこそ、我々旅人は前に進むことが出来るのです。この旅で今までに出会ってくれた全ての人、応援して下さっている心暖かい友人、仲間、家族、親戚、彼女、こうしてこのブログを読んで下さっている人、そして、このような素晴らしい機会を与えて下さったスポンサー、ホープウィル投資管理株式会社代表、堀明則さんに、心より感謝の意を申し上げたいと思います。今年一年、大変お世話になりました。本当にありがとうございます。2009年も、皆さんがずっと笑顔でいられるよう、心よりお祈り申し上げます。そして2009年も、皆さんに笑って頂けるよう、世界各国より、テレビや雑誌では発信されない、バックパッカーの視点で見た、生の国のレポートやエピソードを、今後とも配信させて頂こうかと思います。来年もどうぞ、ご愛読宜しくお願いします。ちなみに余談ですが、私、寝ている最中に熱が出ると、半覚醒のような状態で夢を見る癖があります(ウトウトした状態で、思考回路とは別な部分で、とりとめのないヴィジョンが頭の中に次々と現れる)。いつもだと、誰かがやってきて看病してくれる夢や、体の細胞が風邪の菌と戦うイメージなど、けっこう密接に病気と関わった夢を見るのですが、何故か昨晩は顔の濃いぃ～インド人が次々と現れ、しかも、「ヤスイネ～」「ドコマデイク～？」　「オンナ～」「ダイジョブネ～」と、次々と怪しい日本語で話しかけてくるという、絶対にインドの呪いだとしか思えない、大変にイヤ～な夢です。ただでさ熱からくる寒気で震えが止まらず、しかも、猛烈な吐き気に襲われて気分が悪いのに、ますます体調が悪くなるような夢に、思わず「ウワァアアアアアア!!!!」と叫んで跳ね起きた深夜１時。流石インド人。夢の中まで浸食してくるとは。そんなカンジで、2008年度最後の夢は最悪な形で締めくくることになってしまったので、初夢はぜひいい夢が見られるように、枕の下にエロ本でも仕込んで、今宵は眠ろうかと思います。お願いだから、インドオヤジが出てきませんように。それでは皆様、良いお年を～!!↑この日の為に公開せずに取っておいた、牛と俺inミャンマー。　来年は丑年ですからね。にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋国際電話低料金サービスをご提供しています。こんな方に・・「海外とのやり取りの多い企業、また個人の方に」「海外にご家族やご友人がいて、頻繁にやり取りをされる方に」◆最大８８%OFF！業界トップクラスの低料金サービスを　24時間均一料金で提供します！◆登録料・基本料は一切不要！通話料のみのお支払で　安心してご利用いただけます！お申し込みはオンラオインですぐできます。　▼▼▼▼▼http://www.nittel.bz/idd/iddservice.php?a-cd=202＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.12.31

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  世界の車窓から

  ♪タラッタッタッタ♪タ～ララ～ラ～ラ～♪タラッタッタ♪「世界の車窓から」今日は、インドのダージリンからお届けします。世界遺産トイ・トレイン。1880年、イギリス統治時代に開業したこの鉄道は始発駅ダージリンから終点ニュー・ジャルパイグリまでの全長88km、標高差2000mあまりの道のりを、約７時間30分かけて上り下りします。流石に全行程の７時間半も狭い車内で過ごす気にはなれないので、今回我々乗ったのは、次の駅であるグームまでの約８km。晴れていればダージリンの街の向こうにヒマラヤ山脈を車内から望む、トイ・トレインのハイライトともいえる道のりです。今日もドン曇りでしたが。オバちゃんイン・ザ・クラウド。「このままではいつになったら乗れるのか分かったもんじゃねぇ!!」ということで、男らしく悪天候での決行。ちなみに、同じ宿に泊まっている日本人２人の仲間と今日は一緒です。さぁ、レッツゴー!!!!グームの駅まで、チケットの値段は一人たった５ルピー。現在のレートで日本円で換算するとたったの10円程。チロルチョコと同じ値段で、ステキな鉄道の旅の始まりです。どちらかといえば、路面電車のようなトイ・トレインの線路は、ところどこ車道と合流していたり、線路を人が歩道代わりに使用しているので、人や車に注意を促す為、警笛をやたらと鳴らしながら進んでいきます。車体が小さいので、汽笛の音も勇ましい「ポー!!ポー!!」ではなく、かわいらしい「ピー!!ピー!!」という甲高い音で、本当にオモチャのよう。ギリギリまでせり出した民家や畑の中を汽車は走っていきます。ちなみにスピードは車道沿いや開けた場所で自転車程度。カーブや民家が密集する場所ではジョギング程度。上り坂は汽車もそれなりに堪えるようで、大量の煙を吐きながら、「わっせわっせ」と喘ぐように登っていきます。のんびり、ゆっくり、走る列車に沿線沿いの子どもたちが手を振ったり、並走する車からオッサンが手を振りながら写真を撮ったりしていて、乗っているだけで楽しい気分。地元の人たちもこの汽車が大好きなようで、親子で家の窓から身を乗り出して列車を見送る姿をよく見掛けます。もちろん、車窓からの景色は最高です。晴れていれば。さて、今から愚痴…もとい、苦労話をさせて頂きます。なんちゃってカメラマンこと、私、イトウケンスケ。今回、写真を撮る為に敢えて座席に座らず、開けっ放しの昇降口から半分身を乗り出してシャッターを切っていたのですが、もう、ススがバンバン飛んできて顔は真っ黒になるし、目に入ってメチャメチャ痛いし、レンズは埃まみれになるし、後ろからインドガキが頭突っ込んで邪魔して来るし、しゃがんでやったら、俺の後頭部にガキが股間をこすりつけてくるし、ギリギリまで近寄って来る車に跳ねられそうになるし、俺、頑張ったんですよ!!!!ブログのネタ作るのも楽じゃないんですよ!!!!フゥ…失礼しました。そんなカンジで、列車は50分程でグームの駅に到着。線路内でヤギが我が物顔で闊歩する、おらが村的な駅です。時間はまだお昼前。たっぷり時間もあるので、３人でのんびりと歩いてダージリンの街まで帰ることにしました。線路の上を、「スタンド・バイ・ミー」のようにテクテクと歩いて帰ります。「イケメン中年」こと、ヒデ兄さん。西表島の鳥(元研究員だそうです)娘、カヨコちゃん。そして、私。♪ボン♪ボーン♪ボバボン♪ボーン♪ボボボン♪ボーン♪ボン♪　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(↑スタンドバイミーの前奏)ちなみに我々、38歳、27歳、26歳ですが、何か？さっきはあっという間に後方に流れていってしまった景色を、なぞるように歩いていけば、そこにはステキな出会いがたくさんあります。線路で遊ぶ子ども。さっき汽車に向かって手を振ってくれた男の子と女の子。途中のチベット寺に立ち寄ると、ちょうど休み時間らしく、たくさんの小僧さんたちが寺の境内で遊んでいました。人だけではありません。犬、挟まり中。我々のことが気になって出てきてくれたようですが、どうも、本当に挟まって抜けなくなってしまったようで、「クォウ～ン、クォウ～ン」と、助けを求めるべく鳴いていました。そんなこんなで、途中(晴れていれば)見晴らしのいい(であろう)食堂で美味しい焼きそばを食べたり、線路の上をどこまで落ちずに歩けるか競争したりしつつ(38歳、27歳、26歳ですが)、４時間程かけてゆっくりとダージリンの街に戻りました。ちなみにもし歩くのがイヤだったら、10時40分発の観光列車(240ルピー)に乗れば気軽に汽車で往復出来ますし、３時半まで待てば、上り列車に乗って帰ることもできます。それが待てないのなら、道路に出ればジープタクシーがクラクションをパンパカならしながらウザッタイ程走っているので、それを捕まえて帰っても良いかと思います。別に鉄道マニアでなくても、世界一小さな汽車で行く列車の旅、ぜひオススメです。ぜひ一度、ダージリンにお越しの際は乗ってみて下さい。ここまで来るのが、ちょっと大変ですが。にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.12.30

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  開店休業中。

  昨日のブログの予告通り、今日は世界遺産トイ・トレインに乗って、雲の上の鉄道の旅を楽しもうかと思っていたのですが、目が覚めて外を見ると、生憎の雨模様。今日から５日間程単独トレッキングに行くという、ワイルド野郎な同室のイギリス人を見送って、朝食がてら様子見。あたりは一面雲の中。真っ白な霧のよな雲に覆われた街は、濃厚なミルクを溶かし入れたかのようです。鉄道駅もご覧の通り。トイ・トレインもスッポリと雲の中。登りでやってきた列車が、真っ白な蒸気を吹き上げながら、雲を切り裂くようにやて来る姿はそれはそれで情緒があってよいですが、やはり乗る側になると、きれいな景色を眺めながらの旅を満喫したいものです。なので、本日は中止。真っ白になった街をブラブラするだけの１日。雲の塊に包み込まれる度に、湿気を含んだ冷たい空気が、ひやりとほほを撫でていきます。道行く人々の息もいつもに増して真っ白。不足していた靴下と、古着のフリース、手袋を買って、途中、町中で薪や新聞紙を燃やして暖を取っているのところに私も混じって焚き火に手をかざします。「昨日は雨が降ったから、今日は特別冷え込むよ。　うちは今日からストーブを焚いてるよ。薪をくべるデッカいヤツさ。　これでも、今年は寒くなるのが例年より遅かったんだよ」と、隣りで暖をとっていたネパール系のオッサンがおしえてくれました。最近お気に入りになっている、街の裏手側の広場へ。一杯３ルピーの甘くて濃いチャイを道売りのオバちゃんから買います。流石は紅茶の名産地、ダージリン。何処で飲んでもチャイだけは一級品です。みんな、ベンチに腰掛けて美味しそうにチャイをすすっています。小さなグラスに注がれたチャイを３分の１程飲み、これに、ポケットに忍ばせておいたインド産の安いラム酒をミックスしてチビチビと飲む。これがまたいい。ミルクの濃厚な甘さと少しきつめのアルコールが通り抜けたところからじわりとほのかな暖かさが広がっていき、胃に落ちたところで、全身がほのかにポカポカするような感覚に変ります。ふと見下ろすと、谷間の方だけ少し雲が晴れて、濃厚な緑の山々に雲が棚引き、小さな家々が霞むように顔を出していました。ここは辺境ダージリン。こんな風に昼間からほろ酔いで、何もせずに時間を潰すのも悪くないものです。明日こそ、トイ・トレイン乗りたいな～。にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.12.29

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  ダージリン写真館

  標高2134m。ダージリンの朝はとにかく寒い。今、コルカタのゲストハウスで仲良くなったイギリス人のビデオカメラマンのオッサンと、一緒に部屋をシェアしているのですが、モーニングジョブ(朝グソ)を終えた後、ここはインドなのでケツは紙ではなく水で流すのですが、「ファック!!ケツの穴が凍っちまいそうだぜ!!」という叫び声が便所から聞こえてくる程の凍てつくような寒さと、ナイフのような水の冷たさに、苦しめられる生活を送っています。さて、ここダージリンは道行く人々の表情も柔らかく、非常に穏やかな空気が流れており、突っ立っているだけで何かしらの事件に巻き込まれるコルカタの喧噪からは遥かかけ離れた場所です。なので、皆さんが期待しているであろうハプニングを今日はお届けすることが出来ないので、かわりにダージリンの美しい街並をご堪能下さい。山の斜面にへばりつくような、ダージリン街並。街の中は坂道や階段だらけで、日本でいう尾道のようなかんじですが、建物はインド風であったり、嘗てイギリス統治時代に開発されたということもあり、英国風のクラシカルな建物が建築がみっしリと並んでいたりで、多国籍雑多な街並が宮崎アニメのような独特の景観を作り出しています。街の中心地を見下ろすと、如何に建物の密度が濃いか、わかります。主な交通機関はジープを改造したタクシーや、バスが主流ですが、もうひとつ、わすれてならないのが、世界遺産の「トイ・トレイン」です。家屋が建ち並ぶ街の真ん中を走る、この小さな蒸気機関車は、1880年開業の世界で最も古い鉄道で、今でも現役で、人々の重要な交通機関として利用されています。その名の通り、オモチャのようにかわいらしい外観は観光客にも大人気。この「トイ・トレイン」について、詳しくは明日の日記で、レポートさせて頂きます。明日乗りますよ、これに!!本当は今朝、朝日に照らされたヒマラヤ山脈を見る為に早起きしたのですが、残念ながら昨日に引き続き生憎の曇り空。朝食にチベット餃子の「モモ」を食べながら、「今日はヒマラヤは諦めるか～」と思っていました。トイ・トレインのきれいな写真を撮る為に、ロケハン(？)がてら、市内の外れの方まで散歩をしていたとき、何気なく街の方を見てみると、あっ!!!!!見えた、ヒマラヤ!!!!!!!!残念ながら、私の技術でその大きさを伝えるのは難しいですが、人生で初めて目にしたヒマラヤ山脈、見えた瞬間に全身に鳥肌が立ち、その巨大さ、美しさ、偉大さに圧倒されて、暫くその場に立ち尽くし、息をすることさえ忘れそうでした。通りがかりのおじさんに、「あれはカンチェジェンガだよ」と後ろから声を掛けられて、そこでやっと我に返りました。標高8586m。インド最高峰。そのスケールは想像を遥かに越えていました。街の中心には市場があり、朝から多くの人々でごった返しています。軒先には新鮮な野菜や香辛料が山積みされており、今日のおかずをもとめる主婦やおじさんたちで大賑わい。そして、常ににこやかな笑みをたたえる、少しシャイ(!!)ですが、親切な人々がこの町の何よりの魅力です。インドの中では、恐らく珍しいであろう、癒し系都市、ダージリン。私の大敵、寒さを考慮しても暫く長居してしまいそうです。正月ここでぜひ、ヒマラヤ山脈を染める初日の出を拝もうかと思います。それにしても、寒い!!キーボードさえ上手く叩けないので、今日はこのへんで。にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.12.28

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  朝もやの中にインド人のケツが霞む

  知っていました？インドって寒いんですよ!!私は今、ヒマラヤ山脈を間近に望むインド東北の街、ダージリンに来ています。紅茶の産地としても有名な場所なので、その名前を耳にしたことがあるかたも大勢いらっしゃるかと思います。標高は約2200m。12月の平均気温は５度前後という、南国暮らしの長かった私にとっては極寒の地です。コルカタ中心部の東側にあるシアルダー駅。ここが、ダージリンへ向かう夜行列車の始発駅となっています。しつこく付きまとうポーター(荷物持ち)の攻撃をかわし、銃を持った軍人が警備をする重厚な造りの駅の中に入ってビックリ!!ホームに渦巻く人、人、人、人、人、人、人!!!!!!いったい、誰が客で、誰が見送りで、誰が物売りで、誰が乞食なのか、見当もつかない程の人口密度と、排気ガスと体臭と、食べ物の臭いの入り交じった濃厚な熱気があたりを包み込んでいます。行く手に立ちはだかるインド人を蹴散らし、無事乗車。夜10時定刻、出発。インドの鉄道は、レールの幅が広いので、揺れも少なくとても快適。寝袋に包まって３段ベッドの２段目に収まると、すぐに深い眠りに落ちました。朝、目が覚めて窓の外を眺めると、外の世界は深い霧に包まれていました。薄暗がりの中に広がる畑の中に、ぽつりぽつりと見える人の姿は、まるで白昼夢を見ているかのように幻想的です。ベッドに横になったまま外を眺めていると、列車は鉄橋に差し掛かりました。橋の下には真っ白に霞んだ景色の中に、緩やかで大きな川が見えます。何だか、もしそのまま川を遡っていってしまえば、この世ではない何処かに繋がっているかのような美しくも、恐ろしい景色。が、何か違和感が。河原のところどころに、何やら黒い塊のようなものがポツポツと見えるのですが、どうもそれは、うずくまった人のようです。気になって更に良く見てみてみると、全部、クソを垂れているインド人でした。はい、皆さん。「天空の城ラピュタ」のムスカを想像して下さい。「目がぁ～目がぁ～～～～～!!!!」同じく、向かいのベッドで外を眺めていたイギリス人が、「オゥ、ファック!!」と小さく呟きました。朝っぱらから見てしまったインド人のケツは、肌同様茶色かったです。さて、程なくして列車はだんだんとにぎやかになってきました。チャイや朝食の販売、乞食、インドオカマ、色んなものが次々に営業の大声を張り上げながら、狭い通路を行き来します。インドの修行者、サドゥーも営業中。何かヒンディー語の歌を、抜けるような力強い声で歌いながら、こっちに近づいてきました。写真を撮る為にアメリカ人と少々の小銭を喜捨すると、我々の為に祈りの歌を歌ってくれました。「ハ～レ～、ハ～レ～、ハ～レ～」と聞こえる、頭からつま先まで通るかのような、高らかな歌。その瞬間、さっきまで霧がかかっていた窓の外から、まるで「ハ～レ～」という歌と反応するかのように、暖かい朝日が差し込んできました。偶然の一致だとは思いますが、奇跡のような瞬間。眠気も一気に吹き飛びました。予定より１時間半遅れの11時間半で、列車は終着駅、ニューパイジャルグリ駅に到着。そこからは乗り合いジープに乗り換えて、更に山道を登っていきます。穴ぼこだらけのデコボコ道をインド製のオフロード車「SUMO」が、排気ガスをブンブンまき散らしながら力強く登っていきます。車内は運転手を含めて16人もの人間が乗り込んでおり、お世辞にも乗り心地はいいとは言えない…というか、最悪ですが、窓から見下ろす景色は絶景です。ぐんぐん高度を増していく山道。窓から入り込む空気も徐々に冷たくなっていきます。途中１回の休憩をはさみ、３時間程で車は無事、ダージリンの街に到着。山の尾根の上にあるこの街は、言うなれば正に天空都市。雲が棚引く街を眺めていると、まるで自分が映画やアニメの中にいるかのような錯覚に襲われます。周囲は全て2000m級の山に囲まれていますが、深い谷のかなり下の方まで、街や畑が続いてます。いったい、どうやって、どれくらいの年月を掛けて街を作ったのか、想像するだけでワクワクしてきます。ここいらはチベットやネパールからの移民が大変多い地域でもあります。なので、人々の顔つきも様々。日本人によく似たチベタン系、丸顔で優しい印象のネパール系、そしてインド系、様々な人種が入り乱れ、さしずめ国際都市といった様相です。言語も、ここではネパール語が一般的に使われているようです。嘗て私は、香港でネパール人たちと一緒に働いていたので、いるだけで何だかとても懐かしく、リラックスした気持ちになれます。今日は生憎の曇り空だったので見ることが出来ませんでしたが、いつもなら晴れていれば標高8500mを越えるカンチェェジェンや、世界最高峰エヴェレストをはじめ、ヒマラヤの山々を街から見ることが出来るそうです。そんな絶景ポイントのひとつでチャイを売る爺さん。シナモンが利いたチャイが、冷えきった体にじんわりと染み渡ります。ヒマラヤこそ見えませんが、周辺に広がる2000m急の山々は深い緑に包まれており、そんな山麓のところどころに村やチベット寺が点在しており、今までに見てきたどの景色とも似つかない独特の景観に、しばし見とれてしまいます。これからこの街は、どれだけ美しい景色を見せてくれるのか、非常に楽しみです。今日も、美しい景色をたくさん見ることが出来ました。なので、今宵はインド人の集団野クソ風景をしっかり頭のハードディスクから取り除いて、満ち足りた気分で寝たいと思います。もう一回言いますね。インド人はケツまで茶色い!!にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.12.27

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  聖夜はマサラの香り

  ンンンン～～～メェェェエエルィイイイイイイイイイイイイイクリィィィイイイイイイイイスマァァアアアアアアアアアアス!!!!!!!皆さん、クリスマスの夜は如何過ごされましたか？家族で楽しく？恋人とスウィートに？一人寂しく？友達とサンタ狩り？ちなみに、私の去年(当時香港在住)のクリスマスイヴはというと、何故か仕事が休みだった私は一人寂しく…というのもシャクなので、友達が板場を仕切る寿司屋でカップルで埋め尽くされたカウンターでひとり、大トロやらフグやらの高級ネタをビールで流し込み、右斜め下から周囲のつがいどもに獣のような視線を発射する、大変ロンリーウルフな聖夜をエンジョイしていました。さて、今年のクリスマス。予定ではタンドリーチキンにキングフィッシャービール、ヨーグルトに蝋燭を刺して聖夜を祝うはずだったのですが、今年はロンリーじゃないぜベイベー!!昨日の日記にもチラリと書きましたが、昨夜は同じ宿に泊まっている多国籍なガイジン軍団で、やや高級なインド料理の店を襲撃。盛大にクリスマスを祝ってきました。日本人、フランス人、アメリカ人、オランダ人、イギリス人等、総勢16人。モチロン、予約なんて洒落たことは誰も思いつかなかったので、３軒程入店を断られて、４軒目にしてようやく腰を落ち着けることが出来ました。この日のメインディッシュは鴨とターキー!!インドなので、残念ながらカレー風味ですが。そしてインドビールの代名詞、キングフィッシャー。赤いボトルの「ストロング」はアルコール８％。お腹もいっぱい、酔いも回って、あっという間にボルテージが「HIGH」のゲージを振り切った我々は、怪しい物売りやら乞食なキッズら20人程にまとわりつかれつつ、宿に戻り、屋上のテラスで第２ラウンドを開始です。さて、今私が泊まっているのは「パラゴンゲストハウス」。我々バックパッカーの間では「伝説的」といっても差し支えがない程の超有名な安宿で、世界各国から一癖も二癖もある、極彩色のような旅行者が集まってきています。そして現在、ブラジルの民族楽器「ビリンバウ」を操るフランス人、ジョリオン。インドの打楽器、「タブラ」を極めんが為、ここカルカッタで日々修行を重ねる、同じくフランス人のドリアン。世界中を渡り歩くさすらいのシンガーソングライター、タツヤさん。他にも、パンデーロ(南米のタンバリン)使い、更に２人のギター弾きと、何故か大勢のミュージシャンが集まっており、毎日人が集まればジャムセッションなどをして盛り上がっています。そして今宵はクリスマス。追加のビールや安ウィスキーを買い込んで宿の屋上で飲めや歌えやのドンチャン騒ぎ!!レストランに行ったメンバーの他に５、６名程の韓国人軍団や、他の宿から遊びに来たオーストラリア人軍団などを加え、屋上を埋めるた30名程で、歌い、踊り、夜は徐々に更けていきました。インドのエキゾチックなリズムに、ブラジルの土臭い歌声が加わり、ギターの優しいカッティングと沖縄の陽気な音が花を添えます。もう、最後の方はギター以外は楽器を投げ捨て、「Blowin the wind」「Let it be」などの定番洋楽を大合唱!!その声は夜中の２時まで周辺のゲストハウスまで響き渡り、大変迷惑がられていたであろうことは間違いありません。さて、宴もたけなわ。まだまだ熱気冷めやらぬ我々が偉人軍団、第３ラウンドは他のゲストハウスで行われていたパーティーへ、楽器を担いで乱入。フロントで「問題を起こしそうな酔っ払いはお断りだ!!」と言われ、「大丈夫、俺たちはメチャメチャピースフルな酔っ払いだ!!　絶対問題なんて起こさないぜ!!」とテキトーなことを言って無理矢理フロントマンを説得して入場、屋上についてみると、40人程の人間は集まっているのですが、音楽も掛かっておらず、ちっとも盛り上がっていません。「何だよ、葬式みたいじゃねぇかよ!!よし、俺たちで盛り上げてやろうぜ!!」ということで、早速ドンチャンやったところ、オーガナイザーが現れ、「オマエら、うるせー!!」と怒られて、終了。宿に戻ると３時半を回っており、私は流石に疲れて寝てしまったのですが、クリスマスを満喫し尽くす使命感に燃える白人軍団は、そこから朝日が登り始める頃まで飲んでいたそうです。流石はクリスチャン。こんなにピースフルで楽しいクリスマスを過ごしたのは初めてです。非常に月並みで、今まで何度使った分からない言い方ですが、やはり、言葉、文化、肌の色、宗教、その他あらゆるの壁をいとも容易く乗り越えて、ひとつの和を作り出すことが出来る音楽の力は素晴らしい。みんなの楽しそうな顔を見て、馬鹿笑いしながら楽器を弾いていると、「音楽をやっていて良かった」と心から思える、そんな瞬間が多々あります。一昨日の夜は、その瞬間の中でもとびきりのものを味わうことが出来ました。ちなみに、昨日も１時過ぎまで宴会だったんですがね。旅人はタフでないといけないのです。今宵、22時発の夜行列車で、ヒマラヤを望む高地、紅茶で有名なダージリンに行ってきます。ちなみに、最低気温は氷点下近くまで落ち込むということ。氷点下の気温なんて、南国暮らしが長かった私は、恐らく７年振りくらいです。今度は本当に凍死してしまうかも。皆さんメリークリスマス!!にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.12.25

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  インド人見聞録

  クリスマス・イヴの静かな午後。街を歩いていると、突然ヤギの大群に遭遇!!そんなカンジで、何が飛び出して来るか全く予測不可能なインドはコルカタ。街を歩いているだけで、何か事件やドラマが始まりそうな、そんな予感がして、毎日楽しくてしょうがありません。昨日までの日記では、如何にインド人という人種が不条理、且つ、不可解、且つ、理不尽で、手強く、ウザったいかを書いてきましたが、棄てる神あれば、拾う神あり。確かに、ブン殴ってやりたくなるようなクソッタレや、身の毛もよだつような有象無象が、頼みもしないのに寄っては来ますが、基本的にインド人は非常にフレンドリーで好奇心旺盛な人々です。同じメシ屋に２回も通えば、もう常連扱いで、気軽に「よう、調子はどうだ？」と声を掛けてくれるし、カメラを向ければ、「ちょっと待て!!と言って、ケツのポケットから櫛を取り出し、髪型を整えてから「さぁ、撮ってくれ!!」と、眉毛凛々しく表情を変えたり、そうかと思うと、横から肩を叩かれ、「俺も撮ってくれ!!」といって、怪しい笑みを浮かべたりしてくれます。前々回の日記のレスで、よく書き込みをしてくれる友達「ぽんちゃん」が、「こっちが心を開けば最高の国」とおしえてくれましたが、本当にその通り。何処にいても気軽に「オマエは何処から来た？」「コンニチハ」と、声をかけて来る人々に、コッチも笑顔で答えれば、みんなニコニコしながら親切に接してくれます。道を誰かに訪ねれば、必ず数人が集まってきて、誰かが「アッチだ」とおしえてくれたかと思えば、すぐに後を追いかけてきて、「俺もそっちの方向に行くから、連れてってやる。ついてきな!!」と、親切にその場所までいざなってくれたりもします。モチロン、いい人ばかりではないので、そこは今までに培ってきた旅人のカンと、危険察知のアンテナをフルに働かせて、上手に渡り歩いていかなければなりません。ですが、こっちが鼻から拒絶反応を示していては、この国は何も答えてくれないし、向こうも心を閉ざしてしまいます。とりあえず、ビビりながらでもいいから、首を突っ込んでみれば、そこには必ず手を差し伸べてくれる誰かがいる。そんな印象のインドです。今宵はクリスマス・イヴ。一応ここインドでも、街には妙にインド人チックなサンタ人形をはじめ、クリスマスグッズが売られています。予定ではカレーに蝋燭を刺して、色気も何もないインドクリスマスを堪能する予定でしたが、急遽、同じ宿の日本人、韓国人、フランス人、アメリカ人、イギリス人、ルワンダ人、その他数人の多国籍軍で、ちょっと高めなレストランになだれ込み、盛大にクリスマスパーティーをすることになりました。メリークリスマス!!皆さんも良いクリスマスを～!!にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.12.24

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  印度釣銭血風録

  インド東部最大の都市、コルカタ。旧称である「カルカッタ」という名前を使えばピンとくる方も多いのではないでしょうか？その人口は8000万人を越えるという超大都市で、街には何の仕事をしているのかさえわからない、得体の知れない男たちが、昼間から大勢街に溢れ返り、何をするでもなくそこいらじゅうに溜まっています。凄まじい交通量を誇る車のせいで、道は常に大渋滞。もしくは、大渋滞寸前。凄まじいばかりのクラクションがプープープープー鳴り響き、場所によっては、運転席から身を乗り出した顔の濃いインド人同士が怒鳴り合っています。路地裏でさえ、人、犬、バイク、人力車でごった返しています。そんな人や車の群れを眺めながら、路肩の店でチャイを飲む。チャイとは、濃いめで甘いミルクティーに、マサラ(シナモンなどの香辛料)を入れて煮出したもので、写真左下の素焼きの器１杯で、値段はわずか２～５ルピー(４～10円)。熱々のチャイから登る湯気と一緒にシナモンの臭いが鼻を突きます。朝と夜はかなり冷え込むので、この熱いチャイが体に染みて大変嬉しい。目の前で繰り広げられるインドの日常は、ただ眺めているだけで、漫画の世界を見ているようで、全く飽きません。飲み終わったら、土の素焼きで出来た器はそのまま、路上に適当に捨ててしまいます。素焼きなので、時間が経てばまたボロボロと崩れて自然と土に還ります。ポイ捨てのエコ。流石はインド。さて、美味しいチャイを堪能して、ここからが戦い。３ルピーの値段に対して、10ルピー札をスタッフの小僧に渡し、お釣りが来るのを待っているのですが、中々返ってきません。おかしいと思い、オヤジに直接「釣りは？」と聞くと、「しょうがねぇな～」といったカンジで目の前の引き出しから数枚の硬貨を取り出し、よこしてきます。手のひらに渡された硬貨を見てみると、何故か全ての硬貨が数字が記入されていない方の面を向けられています。「怪しい」と思ってひっくり返してみると、案の定、７ルピーのはずの釣り銭が４ルピーしかありません。「オイ、オッサン!!俺は10ルピー渡しただろ？」というと、またしても「しょうがねぇな～」みたいな表情で、無言のまま硬貨を１枚よこしてきます。が、それもたったの１ルピー。まだ、２ルピー足りません。「オイ、オッサン!!チャイは３ルピーだろ？」というと、「チッ」と舌打ちしながら、再び硬貨をよこしてきたのですが、またしも１ルピー硬貨１枚。まだ１ルピー足りません。「オイ、オッサン!!『チッ』じゃねーだろ!!あと１ルピー足りねーぞ!!」と怒鳴りつけてやると、あからさまにイヤそうな表情をしながら、残りの１ルピー硬貨をやっとこさ渡してくれました。釣り銭を貰うだけでも一苦労です。↑夜のチャイ屋前。また、ある１軒の軽食屋でサモサ(インド風揚餃子)などを食べて、合計５ルピーの会計だったので、10ルピー札を渡したところ、またしても、釣り銭が返ってきません。「またこのパターンか」と思い、店のオヤジに「釣りは？」と聞くと、「ない!!」と悪びれる様子もなく、堂々と言って退けます。「オマエ今、６ルピーって言っただろ!!」「確かに言ったが、釣り銭の小銭がないから、釣りはない!!」とオッサンは言うのですが、私の前に、別の客数人がそれぞれ、硬貨で数ルピーを払うのを見ています。ないはずがありません。「ウソつくな!!さっき他の客がコインで払っていったの見たぞ!!　そら、さっさと釣り銭よこせ!!」「いや、ない!!」…いったい、どの口がそんなことを言えるのでしょう。そんなやり取りを数回繰り返しているうちに、いつの間にか回りに出来ていた数人のギャラリーも、どうやら口々にヒンドゥー語で「返してやれ」と言ってくれているようで、その段階になって、ようやくオヤジも渋々釣り銭を返してくれました。釣り銭をふんだくって帰るとき、周りのインド人が「アイツはクレイジーだから、気にするな!!ハッハッハ!!」とバンバン肩を叩きながら声を掛けてくれました。人に騙されそうになったり、助けてもらったり、インドは本当に、面白い。退屈する隙を与えてくれません。漫画や物語の中のような出来事が何もしなくても向こうから勝手にやってきます。流石はインド。とりあえず、当分ブログのネタには困らなさそうです。そういえば、明日(只今インド時間23時40分)はクリスマスイブですね。マサラ臭むせ返るインドにはクリスマスはあまり似合わないですが、それでも道端には七面鳥が売られていました。モチロン、生きたまま。貧乏旅行者は、カレーに蝋燭を立ててお祝いします。にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.12.23

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  印度地獄の洗礼

  当時20歳、初めて海外旅行を敢行したときからずっと、「いつか、必ずこの国と対峙することになるだろう」と思っていました。人々は言います。「この国が、俺を呼んでいる気がしたんだよね」と。あれから７年。私もとうとうやってきました。印度!!カレーとカースト制度に支配された、悠久の時を操る国。古くは50年代のヒッピー＆フラワームーブメントの時代から、世界中の旅人を魅了して止まない、狂気と混沌と宗教と精神世界の国。その計り知れないインド人の非常識なまでの独特具合は、数々の伝説を旅人の間に残し、ややもすると「インド帰り」と言えば、旅人の間から畏敬の念を持って一目置かれることもやぶさかではない…そんな存在です。しつこい、ボッタくる、スケベ、理屈っぽい、とぼける、何を考えているか分からない、ウザイ、臭い、顔が濃い…インドにまつわるエピソードを挙げれば、枚挙に暇がありません。「インドで楽しく過ごす最大のコツは、　自分をギャグ漫画の主人公だと思うことだよ」と、同じ宿に泊まっていた日本人がおしえてくれました。眠い目を擦りながら空港へ。目指すチェックインカウンターには既に数十人のインド人が集まり、見ているだけで暑苦しい状態。近くに寄ってみると…うーん、どこかでかいだ匂いがする…。……あっ!!香港の「重慶大厦(安宿が密集するキタナい雑居ビル。１、２階部分にはインド料理屋、ネパール料理屋、インド人多数)」と同じ匂い!!思わずかいだ懐かしい匂いに、思わず気分も高ぶります。朝９時20分に予定通りバンコクを出た飛行機は、予定通りインド時間の午前10時過ぎ、東の大都市、コルカタの滑走路へ無事降り立ちました。同じ飛行機に乗ってきた日本人と、アメリカ人、フランス人のカップルと安宿街までタクシーをシェアすることにしたのですが、この時から既に、インドとの戦いのゴングは鳴り響いていました。５人で330ルピー(４人だと230ルピー。１ルピー＝約２円)で話しを纏めて、いざ空港から安宿が集中するサダルストリートへ向かったはいいのですが、空港から10分程走ったところで、おもむろに運転手が路肩に車を停め、「ここからは渋滞するから、バスで行ってくれ」などと血迷ったことをほざき出しました。流石はインド。あまりに予想外な出来事と、果てしなく客をバカにした態度と、ヘタクソ過ぎた英語に、はじめは何が起こったのかもわかりませんでした。最初に事態を飲み込んだフランス人カップルが「我々はちゃんと金を払っているんだから、行く権利があるだろ？」などと穏便に運転手を説得しようとしはじめたのですが、「NO～NO~、トラフィックジャ～ム」などと喚きながら運転手は「ここで降りろ」といいます。カチーンときたので、運転手席の真横に顔を出し「ＧＯ!!うるせぇ!!!!さっさと行け!!!!」と思い切り耳元で叫んでやって、右斜め下から視線を飛ばしてやると、心の底からイヤそうな顔で、渋々とエンジンをかけ始めました。目的地に着いたら着いたで、懲りずに「チップ、チップ」とぬかす運転手。心優しいアメリカ人が「しょうがねぇな～」と10ルピーくれてやると「NO!!20ルピー!!」などと言い出す始末。荷物を降ろし、何事か喚いているバカを無視して、さっさと目星をつけていた宿に向かうことにしました。さて、牢屋のような宿にチェックインを済ませ、無事にコルカタでの城を構えたところで、観光へ。地下鉄とバスを乗り継いで、地元の人間しか行かないという市場へ、タクシーをシェアした日本人と一緒に向かいました。無事に買い物も済ませ、帰りのバスでのこと。一番後ろの席に座った私の隣りにいたのは、３人の陽気なインド人。どうやら、３人とも飲んでいるらしく、陽気にクリスマスの歌などを口ずさみながら、ヒンディー語で口に泡を飛ばして語り合っています。とあるバス停で端の一人がバスを降り、真ん中に座っていた口ひげと眉毛のハンパじゃなく濃い真っ黒なオヤジが、私の隣りににじり寄ってきました。真っ黒な瞳で見つめて来る、インドオヤジ。うぅ…、外は寒いのに、もの凄く暑苦しい。すると、彼は口を開きました。「オマエはチベット人か？」「はぁ？」どうも、私はチベタンに見えるらしいです。「いや、ジャパニーズだが」「そうか。ところで、いい帽子(麦わらのテンガロン)持ってるな」「ありがとう、バンコクで買ったんだ」「冠らせてもらっていいか？」「あぁ、いいけど」「ガッハッハ、似合うか？」「そうだね、いいんでない？」「うん。そうか。じゃあ、これを俺にくれ!!」「はぁ？『くれ』だと？」「そうだ、ギフトだ」「オーケー、わかった。US$100でくれてやるよ」「US$100は払えない。くれ」「じゃあ無理だね～。これは俺のものだ」「オマエと俺は友達だろ？じゃあ、オマエのものは俺のものでもあるわけだ」今まで旅をしてきて、色んなヤツに会ってきましたが、真顔でジャイアニズムを行使されたのは初めてです。「オッサンと俺は、今初めてあったばかりだろ？じゃあ友達とはいえないね」「いいじゃないか、くれ。ギフトだ」「イヤだね。やらない。オッサン酒クセーよ、何飲んだんだ？」「フッフッフ、今日はな、ウィスキーさ」「どれくらい飲んだかしらないけど、とりあえずクセーよ。帰って寝な」「…ところでオマエ、いい男だな」「ん？そうかい？ありがとう」「…俺は、オマエが好きだ」「!!!!!何言ってるんだ？俺はゲイじゃないぜ」「愛している!!」「うぅ、顔が近い!!離れろ!!何酔っ払ってんだよ、オッサン!!」「俺は、オマエを愛している!!」まさか、インド初日でいきなりホモに迫られるとは思ってもいませんでした。しかも、情熱的。押しのけても押しのけても、エスプレッソよりも濃い顔を近づけながらにじり寄ってきます。「悪いが、俺はホモじゃないし、オマエを愛していない!!離れろ、触るな!!」「そうか、じゃあ、キスしてくれ!!」「バカじゃないか!?そんなことするか!!」「おでこでいいから、キスミ－!!」「キモイ!!うせろ!!」「キスミー!!」「しゃべるな!!触るな!!」「じゃあ、記念にその帽子をくれ!!」「さわんなぁぁぁあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」といったところで、車掌が登場。酔っ払いのホモオヤジ、強制退場。道の真ん中でつまみ出されて一件落着です。もう、本当に全てがギャグ漫画。一瞬間を置いて、死ぬ程笑いがこみ上げてきました。流石はインド。ちょっと買い物に出ただけでこれです。やはりこうじゃなくては!!他にも、小さなものを含めれば、書ききれない程の事件が、今日１日で起こりました。インド、最高にエキサイティングな国です。これから先、どんな事件が私を楽しませてくれるのか、今から楽しみです。体力と気力に余裕がないと、相当しんどいでしょうが…。明日から写真付きでお送りします。にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.12.22

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  サラバ・バンコク

  いよいよ、明日(22日)の朝９時の飛行機で「魔境」インドへ飛びます。初めて海外の地として、ここ土を踏んで以来、愛して止まないタイ王国。気がついたら、入ったり出たりをしながら、今回の旅でもバンコクを中心に結構な日数を過ごしてしまいました。そんなタイも今宵で暫くお別れ。せっかくなので、最後はそんなタイの中でも、一番好きな場所で過ごそうと思い、バンコクから列車で２時間半程西へ行った場所にある田舎町、カンチャナブリーに行ってきました。２時間半……の予定だったのですが、午後１時45分にバンコクの東、トンブリーの駅を出発した列車がカンチャナブリーに到着したのは、予定から大幅に遅れを取った午後６時。２時間ちょい遅れです。流石はタイ。最後までやってくれます。このカンチャナブリーは、嘗て日本軍により第二次大戦中に作られた、タイとミャンマーとを結ぶ「泰緬鉄道」の要所として知られる場所で、クウェー川(日本名はクワイ川)に掛かる当時の面影を残す鉄橋が、周りの豊かな自然と相まって、風光明媚な光景を作り出しているということで、タイ人にも人気の観光スポットでもあります。映画「戦場に架ける橋」の舞台となったことでも有名です。大戦当時、敵対国であったオーストリアなどの連合軍の捕虜などを使って突貫工事で作らせたこの鉄道は、劣悪な労働環境、相次ぐ空襲やマラリア等の病気によりその当時は悲惨な様相を呈していたそうですが、今では、観光列車が鉄橋をのんびりと行き来し、水牛が橋のたもとで気持ち良さそうに水浴びをして、周囲にはレストランや土産物屋が立ち並び、週末ともなれば、タイ人の家族連れなどで大にぎわい、至って平和で穏やかな雰囲気です。物価もバンコクの半分～３分の２程と至って安く、川沿いには安くてきれいなゲストハウスが立ち並び、川を眺めながら何をするでもなく退屈を持て余すのは至福の一時。宿に併設されたカフェのイスにもたれ、涼しい風に吹かれながら本を読み、昼間から冷えたビールを飲むのは人生至上の快楽です。しかし、今回私がこの町にやってきた目的はそれだけではない。フッフッフ…さて、何でしょう？それは、大自然に抱かれながら、チャリンコに跨がり、口で「ブーンブブブブブブーンブブブブブ!!!!!」と叫びながらウィリーでひなびた田舎町を暴走するため!!というのはウソで、私の人生至上、３番目に美味しかった焼き鳥を食べるためです。そう、先週のバンセーンといい、今回といい、結局私のタイでの楽しみは、メシがほぼ全てを締めるのです!!ということなのですが、何か？クウェー川と平行するように走る道の、ゲストハウスエリアのやや外れにある、ローカル向けの食堂。テーブル数わずか２つ、家の軒先のみで営業する小さな食堂ですが、煙突が付いた専用の焼き鳥釜が店の真ん中で存在感を放つ店で、遠火の炭火でじっくり時間を掛けて焼いてくれる焼き鳥は、お昼時ともなると、どこからともなく地元の人々が店にやってきて、名物のガイ・ヤーン(焼き鳥)を何本もテイクアウトで買っていく姿を見ることが出来ます。本当はもも肉が最高なのですが、生憎この日は手羽先のみ。それでも、この店を初めて訪れた４年半前から変らないタレの味と、絶妙な焼き加減に大満足。これと一緒に、向かいの店で売っている凍る寸前のビールを流し込めば思わず「いやはや…これまたもう…」と、オヤジクサいため息が無意識のうちに口から漏れてしまいます。４年前に来た時は、お母さんの腕に抱かれた、小さな赤ん坊だった店の子どもが、すっかり大きくなっていました。人なつこい笑顔に、「ああ、最後にここに来れてよかった」と心の底から思いました。バスでバンコクに戻り、街の中心地のなじみの食堂で晩餐を済まる。見上げると、そこには色鮮やかなイルミネーションに彩られた摩天楼。通り過ぎる猥雑な人の群れ高層ビルとボロい民家排ガスと食べ物の混じった独特の匂いクラクションと街の喧噪エネルギッシュカオス人はそこを「クルンテープ」＝「天使の都」と呼ぶ「やっぱ、俺、この街が好きだな」そう改めて思うと、いても立ってもいられなくなり、少し離れた場所までBTS(モノレール)で行って、そこでバイクタクシーを捕まえ、街のど真ん中を突っ切って、宿のあるカオサンまでブッ飛ばしてもらいました。夜風を切り裂きながら眺める街並は、クリスマスのイルミネーションも相まって、正におもちゃ箱をひっくりかえしたよう。それを片付ける者も、片付けようとする者もいない、メチャメチャな秩序に彩られた、最高で最低の街。次、ここに帰ってくるのはいつだろう。また来るよ、ここに。カオサンまでもう少し、民主記念塔の前の直線で、シートの後ろで「アアアァァァアアアアアアーーーーーーー!!!!!!」と無駄に叫び声を上げた。一瞬振り返った若い運転手が、同じように「アアアァァァアアアアアアアアアアーーーーーーー!!!!!!」と叫んで、信号待ちでニヤリとした。にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.12.21

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  みゃんまー写真館

  さてさて、全19回(今回を含めると20回)に渡りお送りしました、ミャンマーでの滞在記、楽しんで頂けましたでしょうか？今までの日記で掲載した写真と、半分程重複していますが、ミャンマー写真のアルバムを制作しました。　　↓　　↓ミャンマー写真館スミマセン、今回諸事情により、写真にタイトルがついておりません。数だけはやたらとあります(笑)。あと、地味に地図も更新しています。　　↓　　↓世界一周足跡地図ページ左下の部分を一番したまでスクロールして、２ページ目をクリックして下さい。今回、20日間に渡って滞在した、アジア最後の秘境、ミャンマー。現在の軍部の独裁政権により、つい最近まで鎖国同然の状態であったこの国は、時が止まってしまったかのような人々の暮らしが今尚続き、皮肉にも結果的には、古き良き時代のアジアの風景と、まだ旅行者に対してあまり摺れていない、素朴で純粋な人々(もちろん、摺れてる人や悪人も中にはいますが)を目の当たりに出来る、我々旅行者にとっては興味深い場所を作り出しています。以前の日記でも書いたかと思いますが、「ずっとこのまま、この国には変らずにいてほしい」と思ってしまう、先進国からやって来た旅人としてのエゴ的な部分と、「この国がもっと発展して、この国の人たちが自由に、　そしてもっと幸せになって欲しい」と思う人間的な感情の部分、二つの複雑な思いが混じり合い、改めて、色んな意味で「民主主義と政治」「国が豊かになる」「人としての幸せ」「外国の文化の流入」「観光と経済と人々の暮らし」等の事柄を考えさせられました。私はジャーナリストでもなければ、民族や経済の学者でもない、「ただの一旅行者」としての視点でこのブログを書いているつもりなので、あまり政治的な話しはここではしないし、したとしても、にわか知識のバカっぷりが露呈して恥をかくだけなので、あえて込み入ったことを書きません(書けません)が、とりあえず、そう遠くない将来、現在の軍事政権が崩壊し、スーチー女史が解放され、ミャンマーが民主国家として無事に歩み出すことが出来たとすれば、恐らく、あっという間に周辺諸国を追い抜き、アジアでも有数の経済大国として台頭出来ることでしょう。確かな経済基盤は確立されていませんが、豊富な資源と土壌、そして、勤勉で真面目で心優しい人々がいます。これから先、この国がどういった方向へ舵を取るのか。目を離すことが出来ない国だと思います。外国の資本や文化がなだれ込めば、少なからず国の状態は変るでしょうし、国民性も変ってくることでしょう。何が幸せで、何が不幸なのか。私の物差しの尺度では、それを計ることは出来ませんが、ミャンマーの人々ならきっと、自分たちが今まで大切にしてきたものを上手く切り取りながら、上手に変化に付いていってくれるだろうと思います。どうぞ、ミャンマーに住む全ての人々が、この先も変らず笑顔でありますように。ありがとう、ミャンマー。にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.12.19

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  嗚呼巡礼のイバラ道

  マンダレーより快適な夜行バスで15時間。３日の出国予定に合わせて、２日の朝、旧首都ヤンゴンに帰って来ると、タイのソムチャイ政権に対する市民団体の抗議運動の為、バンコクのスワナンプーム空港が閉鎖されていました。帰れないじゃん…。…まぁ、慌てたところで仕方あるめぇ。「ヤンゴンで飲んだくれているよかマシだろ」ということで、急遽、全ミャンマー人たちにとって憧れの聖地、落っこちそうになっている金ピカの岩こと「チャイティーヨ」に行くことにしました。あまりのんびりするわけにもいかないので、申し込んだ約$10のツアーは、「０泊２日、ミャンマー人たちと行く聖地巡礼の旅」。夜９時にヤンゴンを出発し、３時前にバス会社と提携する聖山麓のレストラン到着、併設の座敷で仮眠、早朝チャイティーヨ巡礼、12時聖山を出発、途中２つほど、霊験あらたかな寺院に立ち寄り、夜７時頃ヤンゴン到着という、22時間の弾丸ツアーです。流石は聖地巡礼。気合いが必要なのです。天井から水滴の滴る極寒バスに５時間揺られ、吐く息も白い、隙間だらけのレストランの座敷牢のような板の間でミャンマーオヤジたちに四方を囲まれながらちっとも快適じゃない３時間程の睡眠をむさぼり、笑ってしまうほどショボイ朝食(ご飯と豆。以上)を取り、チャイティーヨのある登山道まで巡礼者たちを運ぶバスに乗り込みました。さて、このバスが非常に難物。４tトラックの荷台に板きれを渡しただけの、スラム街級に粗末なイスが数列設置されており、みんなそれに乗って参道までいくわけなのですが、その人口密度が半端ではありません。クソ狭い荷台に女性子ども含めて、推定60人程の人間が、体操座りのような状態で詰め込まれます。モチロン、身動きなんて取れません。流石は巡礼。忍耐も必要なのです。しかもこのトラック、「政府運営」の独占商売。故に、こんな劇的に不快な乗り物でも2000K(約160円モヒンガー４杯分)も取られます。流石は聖地巡礼。金も必要なのです。中国からの不法入国船並みの人口密度のトラックは、山道を「峠の狼」なスピードで、遠心力をグワングワンいわせながらブッ飛ばし、30分程でチャイティーヨの登山道入り口に到着します。難民号から降りて、伸びをしながら山の方を見れば、遥か尾根の向こうに金色に輝く梅干しのような物体が!!あれぞ目指す聖地!!ここから３km程の距離にあるかと思われる黄金梅干しを目指して、ミャンマー人たちとアスファルトで舗装された巡礼道を登ります。意外と急です。家族連れで来ているミャンマー人たちはだいたい、「何をしに来たんだ？」と思ってしまう程の、鬼のような量の荷物を持って来ており、そんな彼らの為に荷物持ちのポーターがいたるところで待ち構えています。当然、彼らは鬼のような量の荷物を背負わされるわけです。参道に沿って休憩所や軽食を食べさせる食堂が立ち並んでおり、参拝者は休み休み、ゆっくりと山頂を目指します。そして、お年寄りや子ども、登れないヘタレの為に、人間リフトも営業中です。乗っている連中の凄まじいデブ率(推定90％)には驚かされました。ゆっくりと１時間程かけて山を登っていき、やがて山頂域の尾根に到達すると、両側にびっしりと土産物や軽食を売る店、怪しい露店商が軒を連ね、日本の寺内町や、門前町のような雰囲気。多くの地元人の参拝者でごった返し、みんな楽しそうに店を物色したり、お菓子を頬張ったりしてです。巨大ムカデの甘露煮も販売中。いったい、誰が食うのでしょうか？そんなにぎやかな門前町を通り過ぎるといよいよ２頭の白亜の獅子に見守られた聖地の入り口に到着します。入り口で靴を脱ぎ、境内へと足を踏み入れます。寒!!敷地内は豪華に全て大理石で敷き詰められているのですが、早朝の上に、標高1000m近い山の上なので、大理石の床が氷のように冷たく、みるみる体温が奪われていきます。そして、体温が下がると、条件反射的に催す尿意。さらに、こういったシチュエーションでのお約束。べべべべべ…便所はどこだぁぁあああああああ!!!!!便所が本気で見つかりません。いつもなら男子の特権、そこいらの適当な場所で用を足してしまうのですが、流石に聖地の敷地内で、立ちションをする気にはなりません。その後下山するまでの約１時間半、寒いのに何故か脂汗を流しながら我慢しなければならなかったとは思いもよりませんでした。しかし、境内から眺める景色は最高です。もやのかかった青白い山々は、凛とした朝の訪れを演出し、陽が高くなるにつれて次第にハッキリとしてくる景色は、正に大地そのものが目覚めの時を迎えているかのようです。そして見えるは聖地チャイティーヨ!!…何か、形が少し違うような。って、これじゃねぇ!!紛らわしく敷地内にあるチッチャイティーヨでした。改めまして、ついに見えたる聖地。近づいてみました。これが正真正銘、聖地チャイティーヨ。岩の直径は８m程。下から見上げてみると、本当に落っこちそうなのがわかります。この絶妙なバランスで巨体を留める岩には仏陀の聖髪が納められており、その力により、岩はここに留まっていられると人々には信じられています。巡礼に訪れた人々は金箔を岩に貼付けて祈りを捧げます。ちなみに、岩に直接触ることが出来るのは男性のみ。女性は近くにある展望台や、専用の巡礼用のテラスで祈りを捧げます。座り込み、読経をする老人。走り回る子どもたち。遠くの景色を見つめながら寄り添うカップル。輪になって楽しそうにおしゃべりにふける若者たち。朝のお弁当を広げて、にぎやかに食事をする家族連れ。「聖地」ではありますが、そこにはミャンマー人たちののんびりとした素の顔があり、穏やかなじか…本気で小便が我慢できなくなってきたので感傷中断。膀胱が爆発寸前なので、急いで山を降りました。その後、脱力系の仏像や坊主像がかわいい寺(一応、聖地らしい)とバゴーのミャンマーで一番高い仏塔を見物して、聖地巡礼の旅は無事終了しました。ミャンマーの人々の心の支えとして息づく仏教。そんな彼らの聖地を、彼らとともに訪れて目にした真実は、チベット仏教の五体倒地やムスリムのメッカ巡礼のようなストイックなものではなく、ある意味ミャンマーらしい純粋でおだ…スミマセン、今こうしてブログを更新している間にも膀胱が満タンで爆死寸前なので、ここいらで今日の日記は打ち切らせて頂こうかと思います。毎度、キタナくてスミマセン。便所便所!!にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.12.19

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  アマラプラの大漁節

  「楽園」インレイ湖より、子どもが車内でウ○コを漏らした、悲惨極まりないゲロバスに揺られて10時間。訪れたのはミャンマー第二の都市、マンダレー。ミャンマー最後の王都として栄えた由緒正しい街で、街の北側には外周だけでも２km四方の規模を誇る王宮が今尚残ります。王宮の更に北側には、街の象徴でもあり、ミャンマーの聖地のひとつである「マンダレーヒル」という小高い山が聳え、山頂の寺からは、マンダレーの街を一望することが出来ます。ここから眺める夕日もまた壮大で美しいことで知られています。私が訪れた日は、オレンジのようなまん丸い夕日を見ることが出来ました。山頂の寺に座り込み、何となく夕日を待っていると、坊主見習いの男の子と、絵はがき売りの女の子と仲良くなりました。２人とも英語がとっても流暢で、聞くと、もう２人とも５年以上勉強しているとのこと。学校や寺以外でも、ここにこうやってやってきては、外国人を捕まえて英語の練習をしているそうです。はーや、わざわざ外人捕まえて英語の勉強な!?でーじやっさ!!オッサン感動しちゃったよ!!東南アジアでは、ミャンマー人が一番勤勉だという話しをよく耳にしますが、実際にそう実感させられる一面でした。ただ、よりによって、捕まえてしまったのが俺だというのは、ちょっと選択ミスだったかもな～。彼らの為にももっと、学校で真面目に英語勉強しておけばよかった…。山の中腹にはミャンマーでも有数の信仰を集める高さ８mの「予言を与える仏陀」の像を納めた寺があります。翻ったマントと、遠くを刺す指が「マグマ太子」みたいでカッコイイと思うのは私だけでしょうか？気分はみうらじゅん＆いとうせいこうの「見仏紀」です。街を走るバスやタクシーは、ミャンマーのどの地区よりも気合いの入ったポンコツっぷり。今から30年、40年以上昔に製造されたオンボロが当たり前のように、現役で人を満載して走ります。走行距離は平気で10万kmを越え、走っている最中に「パスン、ポスン」と情けない音を立てて路上で停止してしまうこともしばしば。その度に、運転手のオヤジがエンジンを小突いたり、水を掛けたりして、無理矢理修理(写真はその現場)。再び始動するエンジンが「嫌嫌嫌嫌…」と言っているように聞こえます。さて、そんなオンボロ号に揺られて、マンダレーから南へ10km程下ったところにあるのが、「アマラプラ」という小さな町です。嘗てはここも、王都として栄えた輝かしい歴史を持つ町ですが、今ではミャンマー最大の規模を誇る僧院がある以外はこじんまりとした田舎町です。そんなアマラプラですが、町の東側にはタウンタマン湖という湖があり、湖の中にある島と町を結ぶ、1.2kmの長さを誇るチーク材の橋、ウーベイン橋が風光明媚な観光地として人気を集めています。橋が作られたのは今から100年以上も昔の話しですが、頑丈なチーク材で作られた橋は、今でも現役で地元の人たちの重要な交通手段として現役で活躍中。雨期になると完全に沈んでしまうそうですが、橋の途中の中州は乾季～暑季に掛けて、肥沃な畑として利用されています。なので、橋の上からミャンマーだからこそ残っているこんな風景を見ることも出来ます。天気も上々。ときおり牛の「んもぉ～」と嘶く声を耳にしながらのんびり橋を渡っていると、対岸で何やら歓声を含んだ人だかりが。気になって近寄ってみると、漁だった!!真っ黒に日に焼けた屈強な男たちが、底引き網を徐々に範囲を狭めながら囲っているところで、中では鯉のような、ソウギョのような、大きな生きのいい魚が何匹も飛び跳ねては暴れています。網の中身。キモチワルイ…。「この中に素っ裸で飛び込め」って言われたら、俺は絶対にショックでホモになってしまうな～と、その気持ち悪さを想像してみるのもまた、アジアならではの趣があります。周辺では、村の女性やこどもたちがわんさと集まり、ニコニコしながら男たちの働く様子を眺めたり、網に残った小魚を袋に集めて回っています。きっと今晩のおかずは、小魚のカレーか唐揚げなのでしょう。小魚マニアとしては羨ましい。あれよあれよと、十数人の男たちにより魚が網の中央に追い詰められると、それを巨大な網で掬ってはバケツや木桶に入れて、岸に停めてあるトラックの荷台へと地道に運んでいきます。所詮蓋もないただのバケツや桶なので、たまにポロリもあります。その度に、周辺にいる人々みんなが、濁った水の中に手を突っ込み、逃げた獲物を総出で真剣に捕まえようとしている姿が何とも微笑ましくありました。ちなみに、屈強な男たちのポロリは見れませんでした。…いや、一応報告までに。そんなカンジで、腰まで水に浸かって必至に突撃取材した写真、楽しんで頂けましたでしょうか？楽しんで頂けたのなら幸いです。帰りがけ、ズブ濡れ＆泥だらけの日本人(私)を「どこのバカモンじゃぁ～？」と好奇の視線を集中砲火させるミャンマー人たちの純朴な仕打ちが、何ともいわれぬ程恥ずかしかったです。宿に戻りシャワーを浴びたら、老舗「ナイロンカフェ」のタロイモのアイスクリームで癒されましょう。たった３日間の滞在中で、５回も食べてしまった逸品です。そういえば、何かお祭りかお祝い事でもあったのか、湖の畔で、もの凄いメイクを施した子どもに会いました。お猿みたいでかわいかったですよ。にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.12.18

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  Myanmarうまいもの歳時記

  曰く、「油濃過ぎる」曰く、「ソッコーで腹が下る」曰く、「アジアで一番不味い」そんな不名誉な罵声を各国の旅人から浴びせかけられているミャンマー料理ですが、オマエら、一体ミャンマーのどこでメシを食っていたんだ!?とんでもない!!確かに、油は過剰に使い過ぎだし、東南アジアの中でも、衛生面に関しては恐らく一番遅れているだろうとは思いますが、ミャンマーの料理は美味いですよ!!嘗て、奇才西原理恵子が「ミャンマーの野菜は味がもの凄く強い。カレーに入っていても、野菜の味がカレーに負けていない」といった趣旨の文章を書いて、ミャンマーの料理を絶賛していましたが、野菜に限らず、日本や他の先進諸国のように下手に人間の手を加えずに作られる食材は贅沢の極みともいうべき、新鮮さと美味しさを誇ると言っても、私は決して過言ではないかと思います。料理のバリエーションは残念ながら、ほぼ麺orカレーの二者択一ですが。ということで、本日はミャンマーの庶民の味をご紹介。・モヒンガーまず、名前からしてインパクトのデカイ、合体ロボットのような食べ物です。「ミャンマーの国民食」ともいうべき麺類。米を原材料としたトコロテンのような押し出し式で作る柔らかい麺に、ナマズや川魚で出汁を取り、ココナッツで伸ばしたスープをかけて食べる料理です。１杯300～500K(約20～35円)で、路上の屋台から町の食堂、とりあえず、どこでも食べることが出来ます。他の国では絶対に味わえない独特の風味の、シチューのような濃厚なスープが大変美味。いつも２杯は食っちゃいます。・ジョン・カオスエ素麺のような米の麺を味の濃いタレに絡めて食べる、いわゆる和えソバ。中華風の小麦粉の麺で作ることもあります。とっても味が濃いので、ビールにもよく合います。・モンディ太めの米の麺を、鶏ガラベースの出汁にくぐらせて、数種類のスパイスを絡めて食べる麺。一味唐辛子を多めに入れて、辛口で食べるの美味。地元では朝食として人気のメニューです。・ミシ食の都、マンダレーの名物。ミャンマーでは珍しい弾力のある米の太麺を、ラー油のようなスパイシーなタレに絡めて食べます。「唐辛子少なくして!!」と言わないと、かなり手加減なく激辛にされるので、注意して下さい。これもまた、ビールとの相性が…。・千切りキャベツのモンディ路上でこじんまりと営業する麺類の屋台の中には、数種類の麺が用意されており、自分の好きなものを選べるというスタイルの店がよくあるのですが、麺だけでなく、ミャンマー風の豆腐や、千切りキャベツでも、同じように作ってくれます。小腹が空いたとき、サラダ感覚で食べられます。・ワッター・カオスエ・チョ要するに、焼きそばです。困ったことに、ミャンマーでは「油をたくさん使ったほうが高級」という、我々日本人には大変迷惑な風習が息づいているので、焼きそばもだいたい何処で注文しても油でギトギトです。ちなみに、炒飯も同様。普通の焼きそばが見つけられたら、それは幸運以外の何者でもありません。・セッター・ヒン米の麺と並んで、ミャンマーの国民食とも言うべきものが「ヒン」日本でいうところのカレーです。写真のコレはヤギのカレー。スパイスよりも、ニンニクとショウガをたくさん使い、水分を少なめに作るのが特徴です。そして、例によって油の量がスゴい。普通は「カレーに油が浮いている」ものだと思うのですが、「油にカレーが沈んでいる」と言った方が正しいような外見です。しかし、油濃いですが、インドカレーのように鼻につくようなスパイスや、タイカレーのような酸味がないので、日本人には食べやすい味ではないかと思います。少なくとも私は大好きです。このミャンマーカレーの面白いところは、カレーを注文すると、カレーとご飯の他に、スープをはじめ、必ず数種類のオカズが付いて来るところです。レモンの葉の炒め物、唐辛子たっぷりの漬け物、ピーナッツベースのドレッシングのサラダ、高菜のスープ、ガピ(エビを発酵させて作る味噌)を使った漬け物、生野菜等々…。場所によっては、上の写真のように、10種類以上のオカズが並び、何とも豪華な気分にさせてくれます。しかも、全て食べ放題。ミャンマー人は優しい上に、大変気が利くので、油断していると、空いた皿は片っ端から、バンバンおかわりを盛られてしまいます。バガンの食堂では、一食で米を３合程食わされました。ちなみに、お値段は1000～1500K(約80～130円)程度。素晴らしいです。・パラチャイコチラはちょっと珍しい、いわゆる「茹で野菜の味噌和え」です。数種類の野菜と、四川料理でいうところの「涼粉」のような透明の幅の広い麺を湯通しして、豆板醤のような辛味噌をあえた料理です。緑黄色野菜が不足しがちな東南アジアの食生活では、貴重な存在です。コイツがまた、夕暮れ時なんかに飲むビールにピッタリで…。・シャン料理ミャンマーに住むタイ系民族「シャン族」の料理です。名前はよくわかりませんが、どちらかというと、タイ料理や中華に近いような、あっさりとした油も少なめの食べやすい料理が多いので、疲れた胃袋に駆け込み寺として便利です。・淡水ハゼの唐揚げマンダレーから南に10km程下った場所にアマラプラという村のタウンタマン湖という舌を噛みそうになる名前の湖の名物。カンボジア以来密かな小魚マニアとして、各地の小魚料理を食い続けている私ですが、ここの淡水ハゼは絶品です。酸味の利いた辛口のタレで食べます。ご飯にも合いますが、これまたどうして、ビールと共に食するには、最上級のツマミでもあります。・インダー族の家庭料理「水の民」インダー族の淡水魚と新鮮な野菜を使った家庭料理。インレイ湖で獲れた鮒のような魚の醤油風味の煮付けは、我々には馴染みやすい味です。ニャウンシェのゲストハウスで満月の晩に御馳走になりました。美味。・チキン・ビルヤニインドスタイルの味鶏のピラフ。もちろん、カレー味。嘗て、インドと共にイギリスの植民地支配を受けていた影響で、ミャンマーでは多くのインド人が暮らしています。その影響で、町のいたるところで、本格的なインド料理を食べることが出来るのも、ミャンマーの食の魅力的なところのひとつです。・ラペッ・トゥッとタ・ニェッ通常、お茶は飲むものですが、ミャンマーでは「食べるお茶」も庶民の間で広く親しまれています(写真左)。壷の中で発酵させたお茶を、揚げニンニクや豆類と混ぜてスナック的な感覚で楽しみます。ヤシの実から作る砂糖(写真下)も、お茶請けに人気。素朴な味わいです。他にも、サモサや春巻き等の揚げ物、トマトやピータンのサラダ、路上で切り分けで売られている黄身の風味が濃厚なカスタードプリン等、食欲をそそる美味しいものが、ミャンマーの町中には溢れかえっており、歩いているだけで楽しい気分になってきます。皆さんもぜひ一度、他のどのアジア地域にも似ていない、独自の料理を味わいに、ミャンマーに足を運んでみては如何でしょうか？にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.12.17

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  世界オロロン滞在記

  ♪娘さん～よく聞～けよ♪山男にゃ惚れるなよ～♪…おっと、今、アンタ…オイラに惚れちまったね？♪山の男ぉ～はぁ～よ♪荒くぅ～れ～もぉ～のだよぉ～♪♪だけどときにはね♪花をぉ～摘むダンチョネェ～♪そんなカンジで鼻歌をフンフン歌いながら、背の高い唐辛子やインゲンの木が覆い茂る畑に両側を挟まれた山道を登る私の直ぐ前方では、ガイドのMr.タンゲが息をゼーゼーと切らしながら、たまに、私の買った水を勝手にグビグビと飲んで一息つています。ニャウンシェでのとある縁で、トレッキングをすることになり、紹介されたのガイドがこの男、Mr.タンゲ。料理上手で、基本的にはいいヤツなんですが、困ったことに英語が下手なのと、体力が私よりもないのが欠点の、正直あまり頼りがいのない男です。人に「７時半に集合場所に来てくれ」といっておきながら、本人は男らしくミャンマータイムな８時半にやってくるという朝っぱらからファンキーなことをしでかしてくれる、ブッ飛ばしてやりたくなるほど楽しい男でもあります。更に後方では、同行した「ここ17年間、食べたものはフルーツのみ」というクレイジーベジタリアンなスロベニア人ジャーナリストが、死にそうになりながらも斜面にへばりついています。そんな愉快な仲間たちと行った１泊２日、山奥に住む少数民族を訪ねる旅。簡単なトレッキング中のエピソードについては、先にコチラ↓をご覧下さい。　　　　「2008.11.26　辺境の山村に「乾杯」が響き渡る」今日の日記は、トレッキング中に出会った人々や風景を、写真でご紹介。緩やかな山道を麓から30分程登っていくと現れる、茅葺き屋根の村。タイ人と同形の祖を持つ民族、シャン族の村です。一見すると粗末な造りの家ですが、何気に村の中を流れる川を塞き止めて、小さいながらも水力発電で村内の電力を賄っていたりする、近代的な側面を持った村でもあります。村の水力発電機。村の子どもたちに飴やクッキーをあげて、写真を撮らせて貰います。…が、こっちが笑いかけても何故かみんな、あまり笑ってくれない…。村の家族たち。外国人に対して良からぬ感情を持っているのか、それとも、「飴やクッキーがギャラだと!?ざけんなやこのボケナスども!!」とでも思っているのか。複雑な気分になります。村から更に20分程山登った場所にある、瞑想で有名な洞窟寺院。ここで私は見事にコケて、腕時計とカメラのレンズフードを壊しました。洞窟の外の水場で一人空しく泥にまみれた壊れた腕時計を洗っていると、頭にブーゲンビリアの花を刺した、かわいらしい地元の女の子が、「写真撮って～!!」みたいなカンジで寄って来たので、カメラを向けてやると、一丁前に見事なポーズを決めてくれました。洞窟寺院を後にして、絵はがきのような景色が広がる山道をずんずんと登っていきます。途中ですれ違った人々。タバコの葉を摘んで、村へ帰る途中のオッサン。タバコを吸い続けて60年になるという、75歳の婆さん。みんな日に焼けた、精悍且つ、どことなくのんびりとした雰囲気を持つ、ステキな顔をしています。やっといい顔が見れてホッとしました。途中、峠で休憩をしていると、フンコロガシが牛糞を転がしていました。珍奇!!猫面クモも発見!!そんなカンジで休み休みゆっくりと山を登っていき、夕闇差し迫る頃、ようやく、標高2000m付近の山間に暮らすパオ族の村に到着しました。切るように冷たい山からの湧き水がこんこんと流れ出る水場で顔を洗うと、一日の汚れや疲れが山の彼方に吹っ飛んでいくような、爽快な気分です。この日我々が泊まったのは、ニッパ椰子の屋根に、竹と木を組んで作った骨組みと床を持つ２階建ての村の中では立派なお家。１階部分には、タバコの葉の水分を飛ばす為の専用の釜や、トウモロコシの加工場、庭に牛小屋まで持つ村一番の豪農の家庭でした。お世話になった村一番の家長のモンクーおじさん。聞くと、息子、娘、孫合わせて16人という大家族で、裏手の家とこの家の２つに別れて住んでいるとのことです。その息子の内のひとり、サッカー少年。電気もガスも水道もない村ですが、子どもたちにサッカーは大人気だそうです。この日の晩メシはMr.タンゲ特製の牛肉のカレーと野菜炒め、野菜のスープ。そして、これがウワサの「マウンテンライス」!!筆舌しがたい程の美味!!詳しくは11月26日の日記で。食事も終わり、地焼酎とビールのチャンポンという恐ろしいものが回ってきて、スッカリ出来上がってしまった頃、何故か村で流行っている長渕剛の「乾杯」をリクエストされたので、転がっていたオンボロギターを借りて熱唱。コチラの模様も、!詳しくは11月26日の日記で。楽しい夜の過ぎ去るのは早いもの。標高も高いので酔い潰れる寸前で潜り込んだ寝袋は、快適で深く気持ちの良い睡眠をプレゼントしてくれました。次の日は帰りがけに、山のてっぺんに立つ、ＮＧＯが運営する小学校へ。好奇心に目をキラキラさせた子どもたちが、ドドドっと群がってきます。カメラを向けるとみんなキャーキャー言いながら逃げ回り、写真を撮るだけでも一苦労。でも、一度慣れれば、みんな子どもらしいステキな表情をしてくれます。残っていたお菓子を先生に全部渡して、ニャウンシェの町へ下山します。最後に見送ってくれたたくさんのこどもたちの笑顔が忘れられません。もともと素朴で、とても人間らしい表情を見せてくれるミャンマー人ですが、山奥の人々は、みんな垢まみれの貧しい身なりをしていますが、更に純朴でほのぼのとした顔を我々に見せてくれました。下山する段階になって、Mr.タンゲの足取りは行きの３倍程軽やかになっていました。もうコイツは二度と雇わない。そう固く誓った帰り道でした。にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.12.16

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  Thailandうまいもん歳時記Part.2

  バンコクより、南へ下ること約１時間半。行ってきました、人呼んで「タイ人海水浴場」バンセーン。思っていたよりもリゾートっぽい、きれいな街に溢れる看板は、ほぼ全てがタイ語のみ。土日だったせいか、タイ人の家族連れや、観光バスでやってきた学校の生徒たちでビーチは終日賑わっていました。何処の「ビーチ」に行っても湧いて出て、鬱陶しい程絡んで来る土産屋、マニキュア屋、マッサージ屋の代わりに、綿菓子、揚げ物、地元で取れるシーフード、トイレットペーパー等の歩き売りや、お貰いさんたちが元気に営業中。非常にのんびりした雰囲気です。ビーチいたるところで浮き輪のレンタルをしているのですが、その全てに「ドラえもん」が描かれています。しかも、妙に不細工。モチロン、無許可だと思われます。正直、海はキタナいのでとても泳ぐ気にはなれませんでしたが、西側に面した水平線に沈む夕焼けは、ため息が出る程きれいです。地元ではパラグライダーのメッカということでも名が知られているらしく、夕闇迫る海岸には何人もの空の散歩を楽しむ人々を見ることも出来ます。ちなみに、タイ人のファミリースポットということなので、家族での行楽地の定番、地獄寺も街には完備されています。さて、前回の日記にも書いた通り、私の最大の目的は、海水浴でも、地獄寺でも、水族館(小さいけど)でもなく、2004年度のタイ料理コンテストで、見事世界一の栄冠を勝ち取ったトム・ヤム・クンと、ホーモックを食べるためです。街からソンテウ(乗り合いトラック)で、15分程外れに行った、海に面した辺鄙な峠道にひっそりと佇むシーフードレストラン…というか、どちらかというと、「ドライブイン」と言った方がしっくりとくる外観の店に、ウワサの逸品はあります。これがその世界一のトム・ヤム・クン!!唐辛子とチリペーストは別皿でサーブされ、好みに合わせて自分で調節出来るので、辛いものが苦手な日本人でも安心です。私はプリック(緑色の激辛唐辛子)以外は全入れで丁度良い辛さ加減でした。肝心のお味はというと…一口啜ると「ん？…特別『美味い!!』ってわけでもないじゃん」と思ってしまう程、普通な味。ところが、これが飽きずにいくらでも飲めてしまう。酸味が強いわりに、後味がさっぱりしていて、しかも、油が少ない薄味なので、我々日本人の下にはピッタリです。海に面した街だけあって、エビはモチロンプリプリ。食べているうちに「ナルホド～」と思える世界一のトム・ヤム・クンです。続いて、2005年度の世界一に輝いたホーモック。ホーモックとは、魚や豚肉のすり身に味を付けを、バトゥーイ(月桃だったかな？)の葉っぱに包んで蒸したものです。これもまたあっさり味で日本人好み。中には柔らかいキャベツがいっぱいです。…が、正直これは、「もっと美味いのを食ったことがある」という感想。まろやかで食べやすいところは◎でした。ついでに、ここのレストランの名物料理。スミマセン、タイ語の名前を忘れてしまいました。「子持ちイカのマナウ(タイのライム)煮込み」とでもいうべき料理。ねっとりと濃厚なイカの卵が舌に絡み付きますが、そんなしつこさをマナウの爽やかな酸味が程よく引き締めてくれます。イカはバンセーンの名産品だそうで、新鮮そのもの。プリプリで柔らかいイカにビールが…と言いたいのですが、このレストラン、非常に残念なことに、ビールは愚か、アルコール類が一切ないのです!!Why!?何故!?何？この生殺しは!?俺の至福のひとときは何処？犯罪ッスよ、この場面に酒がないなんて!!野球をやってるのに、グローブがないようなもんですよ!!ウォォォオオオオオオオオオ、酒ぇぇぇええええええええ!!!!!!!といったカンジで、非常に後味の物足りないまま、至福のシーフードを堪能した夕暮れ時でした。ちなみに、ここバンセーンは先述のイカをはじめ、シーフードの名産地ということで、他にも様々な海の幸を堪能することが出来ます。クイティアオ・ナームタイだったら何処にでもある定番中の定番の麺ですが、バンセーンのクイティアオはひと味違う。具のイカやルークチン(さつま揚げ)の味もさることながら、イカと干しえびと豚骨で取った出汁は、他の場所では味わうことの出来ない独特の風味。ホイ・トードコチラもタイの定番庶民派シーフードの代表格、牡蠣のオムレツ。しかし、牡蠣の大きさ(倍くらいデカイ)とプリプリ感が別格です。奥にあるのは、ちょっと珍しいワタリガニのフライ。こちらも美味。柑橘系の甘めのソースに付けて食べます。シーフードではないですが、バンセーンで食った美味いもの。コームーヤーンとソムタムタイの東北地方、イサーン料理の代表格。豚トロの炙り焼きとパパイヤサラダ。餅米と一緒に食べます。地獄寺の入り口の、外国人なんか絶対に来ない超庶民派の店で食べることが出来ます。特に豚トロは、今まで食べた中でも一番!!ビールが昼間から進んで進んで、しょうがありません。ちなみに、どの店でもソムタムは注文の際、「辛くしないで」と言わないと、死ぬ程激辛のものが出てくるので注意して下さい。ついでなので、最近くった美味いものもご紹介。イサーン料理の数々。定番、ガイ・ヤーン(焼き鳥)、イサーン風のソーセージ、パッタイ・コラート(コラート風辛口焼きそば)。先日女子高潜入したコラートで現役女子高生たちに連れて行ってもらった食堂にて。いつもより倍くらい美味い気がしたのは気のせいでしょうか？プー・パッ・ポンカリーワタリガニのカレー卵とじ。色んな店で見掛けることができますが、絶対にバンコクの老舗「ソンブーン」で食べて下さい!!タイ料理にしては少し高いのですが(２人前250B)、バンコクに来たら、必ず食べに行ってしまう絶品。これをおかずにご飯がいくらでも食えます。奥は空芯菜の炒め物「パッ・プン・ファイディーン」。こちらも美味。さて、食後の散歩や観光の途中で、鉄板の前に立つインドオヤジを見つけることが出来たアナタはラッキー。食後のデザート(には少々重いかもしれませんが)や、オヤツにはぜひ、バナナロティーを。もともとは南インドやマレーシアの定番お菓子なのですが、ここタイでもちょくちょく見掛けることが出来ます。モチモチしたクレープのような皮の中に、バナナがたっぷり!!コンデンスミルクを親の敵程掛けまくって、激甘で食べるのがツウのオキテ。熱々のうちに食べてしまいましょう。さて、書いている自分が腹が減ってきてしまってしょうがないので、そろそろお開きにするとしましょう。タイには本当に美味しいものがいっぱいです。この調子だといつまでたっても痩せられる気がしないので、来週の月曜日、腹痛＆下痢大国、インドに旅立ちます。我ながら「ようやく」って気がしてなりませんが。彼の国は残念ながらビールも不味いそうなので、今のうちに悔いがないように、しっかり堪能しておきたいと思います。にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.12.15

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  ミャンマー山岳紀行…のつもりだったのですが。

  行ってきました標高2000m山岳地帯の旅!!…のお話しを書く予定だったのですが。「ビーチと海水浴場の違いって知ってる？簡単さ。　ビーチには外国人がいるんだ。そして外国人相手の商売をする人々もね」先日手に取った、タイの日本語フリーペーパー「DACO」に書いてあったこの一節を読んだ瞬間、電撃的衝撃を受けてしまった私は、このタイの「海水浴場」にどうしても行くってみたくて、たまらなくなってしまったので、今から行くことにしました。なので、ミャンマー日記の続きはまた明日。今からバスに乗って、バンコクから100km程南に下った、どんなガイドブックにも載っていないタイ人の為の海水浴場、バンセーンに１泊２日で足を伸ばしてきます。しかもこの町には、2004年度の料理コンテストで、世界一の栄冠を手にしたトム・ヤム・クンと2005年度の同コンテストで、同じく世界一に輝いたホーモック(魚のすり身の蒸し物)が食える食堂(レストランではない)があるそうです。それは行かんとダメっしょ!!鼻息荒く興奮してしまいます。というか、実はこちらがメインだという説もあります。そうそう、そういえば報告をひとつ。バンコクは怖い街です。何がどう怖いかって、誘惑が多過ぎて怖い街です。何を血迷ったのか、買っちゃいました。…えっ!?何を買ったのかって？新しいカメラっす。NikonのＤ９０。買っちゃった。テヘッ。いやいや。当初は本当に全く買う予定なんてなかったんですよ。バンコクのPCオタクの殿堂「パンティッププラザ」に先日ミャンマーで破損したカメラの部品を買いに行った折りに、「あ、Nikonの最新モデルだ…」と思って見せて貰ったら、気付いたらATM行って、金を引き出していました。いやいやいやいや、私はただ～、より良いクオリティーの写真を～皆さんに提供したいが一心で、少ない自己資金の中から捻出してぇ～ってことにしておいて下さい(笑)うん。バンコクは怖い街だ。皆さんもお気をつけを。そういえば、日中は半袖サンダルで過ごしているので、全く気付かなかったのですが、もうすぐクリスマスですね。バンコクの巨大ショッピングセンターでイルミネーションがやっていました。少し早いですが、皆様、メリークリスマス!!にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.12.13

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  インレイ湖の水の民

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  2008.12.12

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  歴史浪漫、嘗ての栄華

  にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今を遡ること964年前、ミャンマー最古の王朝が産声を上げた街、それがパガンです。今となっては、嘗ての王国も夢の後。乾いた赤土と畑、雑木林に囲まれた平原に、大きな蟻塚のようにポコポコと突き出た赤銅色の仏塔を残すのみで、人々は、そこから５km程はなれたニャンウーという町を中心に暮らしています。我々旅行者はこの町を拠点に世界遺産であるパガンの遺跡群を観光します。私は自転車を借りて(700K(約60円)。豪天號と命名)、燦々と陽の照る中を、汗をかきかき巡りましたが、「豪天號とダマヤンヂー寺院」(未完成で放置された巨大寺。地元では「幽霊が出る」ということで有名)風情もあるし快適な馬車を１日チャーターして(10000K($８くらい)、パカポコと遺跡を回ってみるのも良いかと思います。ちなみに、ここミャンマーに於いて、馬車は決して観光客用の乗り物ではなく、未だに現役で庶民の足として普通に利用されているのに驚きます。ペットボトルの水を１、２本持って、１日掛けてゆっくり回るとよいでしょう。嘗ての王都、バガン。当時、この地方にあった仏教施設の総数は一説によると440万を越えていたそうです。その中から印象に残った遺跡を、ダイジェストでご紹介。・アーナンダ寺院周囲63m、高さ50mの堂々とした、今から約900年前に建てられた寺です。中には、「ミャンマーで一番美しい」と言われる仏像が安置されています。それに対抗するかのように、寺院入り口には、全然美しくない、ファンキーなポーズの坊主の像が安置されています。日焼けの具合から見て、坊主ではなく、ブラザーの像ではないでしょうか？ちなみに、そこからほど近いティーローミンロー寺院、外の美しく細密なレリーフにが多施されていますが、それに対抗するかのように、中には、やたらとデコッパチな黄金仏が鎮座しています。高さ65m、バガンで一番の高さを誇るタビィニュ寺院。「寺院」というより、「城」と言った方がしっくりくるようなドッシリとした重厚な造りです。夕暮れに映えるシェルエットが、大変に美しい寺でもあります。インドの聖地、ブッダガヤの寺院を模して作ったといわれるマハーボディー・パヤー。いくら世界遺産とはいっても、やはり田舎。こんな牧歌的な風景を見ることも出来ます。さて、太陽が傾き出したら、ビルマ語で「聖髪」という意味を表す、シュエサンドーパヤーへ行きましょう。数少ない、「登れる遺跡」です。ここから眺める夕日は最高です!!目の前には、悠久の時を越えて今尚聳える遺跡の数々。大河エヤワディー川のこうこうとしたコーヒー色の濁流の向こうの山に、オレンジ色に輝く太陽がゆっくりと沈んでいきます。オレンジから赤、赤から紫、紫から群青色、そして黒へ。徐々にグラデーションしながら衣を替える原色の空の贅沢なイリュージョン!!歴史という渦に飲み込まれ、遺物と化した無人の建造物を恐らく、何百年もの昔から変わること無くここに降り注ぐ、柔らかな夕焼けが、優しく包み込みます。こうして、夕日に照らし出された遺跡を見下ろしながら、嘗て、多くの庶民や僧侶が、この時間に街を埋め尽くしていた姿を想像して歴史のロマンに浸ってみるのも、またオツなものです。他にも、１日ではとても回りきれないほどの遺跡が、このバガンには点在しています。ぜひ一度、この地を訪れて、アジアの帝国として栄えたバガン王朝の盛衰に思いを馳せてみることをオススメします。ちなみに、１年で一番暑い４月前後は、気温も45度を越え、毎年死人が出るとのことなので、十分に注意して下さい。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.12.10

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  恐るべきミャンマーの呪い

  にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　ヤンゴンより、窓と武蔵丸級のデブにプレスされ、16時間掛けて辿り着いた、世界遺産「バガン仏教遺跡群」に接する村、ニャンウー。そこから更に、ケツが浮く程の穴ぼこだらけの道を、クーラーさえも付いていないポンコツワゴン車で途中の休憩所で子どもや牛をからかいつつ、揺られて行くこと約２時間。標高1500mの死火山の直ぐ隣りに、忽然と現れる巨大な岩の塊。標高は約750m。断崖絶壁の上には「どうやって建てたんだ？」と思わずにいられない寺が黄金と白を称えて青空に映えます。これが、ここバガン周辺の人々にとっての聖地ポッパ山です。頂上の寺は、仏閣であると同時に、この山に住む「ナッ神(ミャンマーの土着信仰のひとつ。日本でいう『八百万の神』のような存在で、人々は仏陀同様に熱心にその存在を信じ、国中色んな所に祭られています)」を祭る為に建立されたものでもあります。ほぼ垂直に切り立った山を取り巻くように、屋根の付いた何百段かの傾斜のキツい階段が整備されていて、人々はそれを息を切らしながらヒーヒー登っていくわけです。で、ここミャンマーでは、仏閣に立ち入る際は、回廊から靴も靴下も脱ぎ捨て裸足になるのが原則です。勿論、このポッパ山も例外ではなく、この日頃の運動不足な体には拷問のように堪える階段を裸足で登らなくてはなりません。一応、階段ではありますが流石はミャンマー。その行程の殆どの部分は大理石のタイルが敷き詰められており、足の裏から、大理石のひんやりとした感覚が伝わり、登るに連れて火照る体をやんわりと冷ましてくれます。が、只ひとつ。この参道には、もの凄く大きな問題があります。いくら仏閣とはいえども、山は山。当たり前ですが、元は自然の一部。故に、人間以上に幅を利かす住人がこの山には大量に住んでいます。猿です。参道、頂上の寺、売店、お土産屋、山の周囲にある施設全てに、所構わず出没し我が物顔でのさばっては、喧嘩をしたり、メシを食ったり、交尾をしたり、やりたい放題です。まさに、正真正銘の猿山と化しています。登山道の入り口から既に猿だらけ。で、何が一番困るかというと、心臓破りの階段参道の、もう、本当にそこいら中に、地雷の如く猿のコウンが落ちていることです。場所によっては足の踏み場も無い程の新旧様々なコウンに埋もれた内戦直後のカンボジア並みの危険地帯さえ存在します。一見掃除されてきれいそうに見える場所でも、実は、水とモップでコウンが引き延ばされただけという場所も多々あります。そして、それらの障害を切り抜けていかないと、当然頂上には辿り着けない、言ってみれば、正に聖地巡礼の試練です。というか、コウンを踏まずに頂上に辿り着くことは、ほぼ100％不可能です。しかも裸足。「フォォォオオオオオオオオオ!!!!何じゃこりゃぁぁあああああ!!!!!」山間に悲壮な叫び声が響き渡ります。程よく足の裏が茶色くなった頃、ようやく辿り着いた山頂からの眺めは試練のあとだけあって、それはもう素晴らしいものがあります。見渡す限りの深い緑。人工物なんて殆ど見えやしません。遠くの方ではミャンマーを縦断する大河、エヤワディ川が見えますそのコーヒー色の雄大な流れは、まるで大地に寝そべる竜のようです。日本では絶対に感じることの出来ない、大陸サイズの自然のパノラマが、視界いっぱいに広がっています。ミャンマーといえば、チャイティーヨのゴールデンロックですが、それのミニチュア版のような金ぴかの落っこちそうな岩が、ここポッパ山にもあります。ちっちゃいチャイティーヨ＝チッチャイティーヨと勝手に名付けました。５人くらいで掛かれば、本当にそのまま落とせそうな気がするのは気のせいでしょうか？さて、先述の通り、この山には「ナッ神」が祭られており、一説に寄ると、この地方で一番力の強い神様だそうです。山頂の寺に、それらしき像を発見しました。地球の上に、馬とともに君臨する神。カッコイイ。金八先生似のオヤジですが。さて、この山の「ナッ神」。ガイドブックに寄ると「黒い服が嫌い」とのことで、「山に入はするが、出来れば黒系の暗い色はさけた方がいい」そうです。で、深くにもそんなことをすっかり忘れていた私は、黒いTシャツを着て来てしまったわけなのです。幸い、最初のニャンウーの集合場所でそのことに気付いたので、近くにいたミャンマー人に、「そういえば、ポッパ山って黒い服装って良くないんだよね？ちょっと着替えきたほうがいいよね？」と聞いてみたところ、「うーん…その服なら大丈夫だよ～」と返事が返ってきたので、「じゃー、地元の人がいうのなら大丈夫だろう」と鵜呑みにして、そのままの服装で山を登ったのですが、どうもそれがいけなかったようで。12月３日の日記にも書きましたが、ミャンマーに入って以来、カメラや三線をはじめ、私の所有する様々な備品が破損したり、紛失したり、異常をきたしたりしてるのですが、思い返してみれば、ポッパ山に登った後から、全てが雪崩のように起こっているのです。どうやら、このポッパ山の「ナッ神」の逆鱗に触れてしまったようです。そりゃー、色んなろくでもないことが起こるわけだ。いやいや、言い伝えや迷信って、本当にバカに出来ないですね。「ナッ神」恐るべし。皆さんも、聖地に立ち入る際は、用法用量をよく読んで、正しく入域するように注意下さい。でないと、痛い目にあいますよ。全然関係ないですが、最後に参道の途中で見掛けたミャンマーの民族衣装を身に纏う黄金に輝く麻生内閣総理大臣をご覧下さい。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.12.09

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  ミャンマー写真紀行＜ヤンゴン編＞

  にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　デモやら空港封鎖やら、何だかんだとトラブルに見舞われてしまいましたが、一昨日、ようやく吾がアジアのホームグラウンド、バンコクに帰ってきました。色々な意味で書きたいことはたくさんあるのですが、とりあえず、写真によるダイジェストで、今から数回に渡り、ミャンマーでの日々を紹介していきたいと思います。第１回目の今日は、首都ヤンゴンです。嘗ては「ラングーン」と呼ばれたこの街。街の西から南に掛けて流れる巨大なヤンゴン川に抱かれたこの街は、250万人以上の人口を擁するミャンマー第一の都市でもあります。嘗てイギリスの植民地であったこの国は、国の至る所にその頃の面影を見ることが出来るのですが、特にここヤンゴンは街の建築物の多くに、西洋的で重厚、かつ歴史的に厚みのあるビルが立ち並び、独特且つ、不思議な景観を作り出しています。そして、建物と比例するかのように、走っている車もクラシック。ちなみに日本の市バスも、引退して第二の人生(車生？)をここヤンゴンで送っています。そして、重々しい建物の下には、もうもうと湯気を立てる麺類の屋台や、食欲を刺激する香ばしい匂いをムンムンと漂わせる焼き鳥の屋台、安価な中国製の衣類や化粧品を山積みした露店が歩道と車道の隙間を鬩ぎあうようにビッシリと立ち並び、夕方ともなれば、ロンジーと呼ばれる腰巻きを巻いた男たちや、タナカーという木の粉を顔に塗った女や子どもたちが街中に溢れかえり、大変なにぎわいを見せています。ロンジー姿の男。これがその「タナカー」。ちなみに、左下の子は、ムッシュかまやつではありません。あしからず。さて、人口の９割近くが上座部仏教を信じるここミャンマー。ヤンゴンに限らずどこの街でも至る所寺だらけ。すこし見晴らしのいい場所に行けば、金色の仏塔が、そこらじゅうからニョキニョキとはえているのを確認することが出来ます。「世界最貧民国のひとつ」ともいわれ、実際、タイ等の近隣諸国に比べると遥かに貧しいように思われるミャンマーですが、寺の規模だけは、他のどんな仏教国をも凌駕します。数ある寺の中でも、ここヤンゴンの寺の中心であり、巨大で絢爛豪華の最たるものともいえるのが、ミャンマーの３パゴダ(仏塔)のひとつといわれ、多くの人々の信仰を集めている、このシェダゴン・パヤーです。中心に聳える仏塔の高さは実に99m!!しかも、その仏塔の頂点は、75カラットの巨大なダイヤモンドを中心に、無数の宝石がちりばめられているそうです。そんな巨大な仏塔を建立する寺は小高い山を丸々ひとつ使った広大な敷地を誇り、その姿は街の外れからでも確認出来る程の巨大さです。東西南北それぞれの方向に、屋根付きの幅約20m、高さ約10m、長さ200m以上の精密なレリーフを施した巨大且つ、長大な回廊からなる参道を擁し、大理石を敷き詰めた敷地の中には更に大小無数の仏塔が立ち並び、周辺を伽藍堂や多くの仏像、パーリ語(仏教言語)が細密に掘られた巨大な鐘楼、金箔で覆われた仏足石などが立ち並びます。熱心に祈りを捧げる善男善女。仏像の前で度胸をする僧侶。インドかネパールから巡礼に来たと思われるサドゥー。ビデオカメラを一心に廻す白人観光客。多くの人々で終日ごった返します。そんな人並みを何とはなしに眺めていると、「コンニチハ～!! Are you Japanese?」と声を掛けられました。振り返ると、小豆色の袈裟を身につけた坊さんが一人、ニコリと微笑みながら立っていました。彼の名前は東京の某所を彷彿とさせるMr.オクタマ。「ヘタクソな日本語で話しかけて来るヤツの95％は詐欺師かろくでなし」というのがアジアの常識ですが、彼は生真面目そうな坊主です。話してみると、この近くの寺で５年前から出家して仏門に入り、現在、仏教の主要言語であるパーリ語を習得するべく日々勉強に励んでいうという好青年です。日本語は「コンニチハ」しか知らないようですが、訛りの少ない流量な英語からすると、ミャンマー人にしては相当教養もあるようです。暫く話して打ち解けてくると、彼がこの寺を説明付きで案内してくれるというので、言葉に甘えることにしました。仏足石での祈りの捧げ方、仏塔の由来、鐘の打ち方とその歴史、ミャンマーでの参拝の仕方等を分かりやすい英語で説明してくれます。最後に、私の生誕曜日である月曜日の仏陀(上座部仏教では、産まれた曜日に合わせて月、火、水曜日の午前、水曜日の午後、木、金、土、日の８種類の仏陀があり、それぞれ、自分の産まれた曜日の仏陀に祈りを捧げる)に手を合わせ、それに合わせて読経をしてもらい、さぁ、それではここいらでおいとまします…という段階で事件は起こりました。坊主に何かをしてもらった場合、「少々の施しをするというのがミャンマーの常識」というのを事前に聞いていたので、お堂の裏手側の少し人通りも少ない場所に行き、では、心付けにと1000K(約100円、汁麺２～３杯分くらい)を財布から取り出し、「ありがとう!!とても勉強になったよ!!」と差し出すと、彼はそれを無言で受け取ろうとしません。「おぉ、何て遠慮深く欲の無いヤツだ!!流石高僧を目指す坊さんだ!!」と、聞きしに勝るミャンマーの善良な国民性に感動をしていたのですが、ひと呼吸おいて、彼の口から出た言葉はとんでもないものでした。「少ない!!これでは袈裟も買えやしない!!US$10よこせ!!」我ながら、人を見る目のなさにビックリです。感動、２秒で崩壊。今まで色んな国の色んな坊さんと話しをしてきましたが、「金をよこせ」と言われたのも初めてなら、具体的金額を提示してきたのも初めてだし、しかも、ボッタクってきたのもはじめてです。さっきまでの澄んだ目の優しい表情は一転、俯き気味で暗く陰気な顔で、斜め下から拗ねたガキのような卑屈な視線を投げ掛けてきます。何て俗物で分かりやすいMr.オクタマ。へ～、ヘ～、そ～ッスか。オマエはそういうヤツなんだ。じゃあ、容赦しねぇ。「施しをするのはこの国では当たり前のことだ。さぁ、$10!!」「オマエ、ミャンマー人なら、$10って金額が如何に大きいか分かるだろ？　３日分の俺の食費より高いぜ!!ボッタクってんじゃねーよ」「わかった、じゃあ＄５でいい。さあ!!」「施しってのは、気持ちだろ？オマエの説明は1000Kが妥当だ」「いや、これも私の仕事だ。ガイド料で＄５だ。ＯＫ？」「何が「ＯＫ？」だ!!ＯＫじゃねーよ!!オマエ坊主だろ？　仏様が見てるぜ？いいのか？」「……＄５!!」「じゃあ、オマエ、坊主辞めてガイドに転職しちまえ!!」「マネー!!」流石に、坊主に向かって「ファック!!」とはいえないので、捨て台詞なしですが、後ろで何事かわめく坊主を無視して、無言で振り返ること無くその場を後にしました。ちなみに、ミャンマーでボってきたのは、後にも先にもこれっきりで、悪人の代名詞みたいなタクシーでさえ、この国ではボラれることはありませんでした(ボッてくるのもいるみたいですが)。貧乏が行けないのか、世間がいけないのか。と思って一瞬寂しい気分になりましたが、ふと思い出すと、彼が説明の際鞄から取り出したボールペンは、頭の所に「モンブラン」の白い星のロゴが入っていました。まぁ、偽物だとは思いますが。何だアイツ、ボンボンじゃん。修行が足らん!!喝!!私も、人を見分ける目の修行が、まだまだ足りないようです。別の寺で「オクタマが坊主を辞めてガイドになりますように」と拝んでおいたのは言うまでもありません。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.12.07

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  落っこちそうな金ピカ岩へは棘の道也。

  にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　ミャンマーに滞在すること20日余り。先程まで、缶ビールよりも何故か値段の安いミャンマービアの生ビールを片手に、この国での最後の晩餐を満喫しておりました。ちなみにこのミャンマービア、ドイツのビールコンテストでも何度となく入賞を果たしている実力派だそうで、確かに、物凄く旨い。ドライでスッキリとした喉越しが、暑い暑いこの国の気候にピッタリで、下手をすると何倍でも飲めそうで、危険な香りのするビールです。ちなみに、私が勝手に決める、東南アジア旨いビールランキング。１位　ビア・ラオ(ラオス)２位　ビア・チャン(タイ)３位　ミャンマービア(ミャンマー)断言します。ビールが旨い国＝良い国です。ベトナムのように、メシは美味いのに、ビールがちっとも旨くない国は、滞在していて何となく物足りない気分になってしまいます。さて、そんな話しは置いといて。行ってきました、ミャンマー人憧れの地、ゴールデンロックこと、「金ピカの崖から落っこちそうな岩」で有名なチャイテーヨ!!今回、運良く同じ宿の日本人から、「ミャンマー人の巡礼ツアーがあり、それに参加することが出来る」という情報を貰ったので、出発当日の昼、ヤンゴン市内の代理店で、そのツアーに申し込んで「０泊２日　ミャンマー人たちと行く聖地巡礼弾丸ツアー」に便乗参加してきました。「は？０泊２日とは、どういうことだ？」と思う方が大半だと思うので、その概要を簡単に説明します。・夜８時、ツアー代理店集合→バスの集合場所へ・夜９時出発・夜中２時、山の麓の町キンプン到着　→ツアー会社と提携している食堂で２、３時間ザコ寝・早朝起床、各自勝手にチャイティーヨまで登り参拝・昼12時、ヤンゴンに向けて出発・途中、どっかの寺と、バゴーの巨大仏塔に巡礼・夜７時、ヤンゴン着という仮眠程度の睡眠時間しかない、強行スケジュールを以って行われる忙しい(かどうかは今ひとつ疑問だけど)ヤンゴン市民のためのツアーです。６日にバンコク行きのチケットを取っており、且つ、体力だけが取り柄の私には、打ってつけのツアーというわけです。さて、再三このブログでも書いている通り、南アジアの夜間の長距離バスは、押しなべてクレイジーに冷房が効き過ぎの傾向がありますが、ここミャンマーはその中でも特に寒く、基本的に車内は常に冬のニューヨークと同じくらいの気温に保たれているように思われます。が、この弾丸ツアーのバスの冷房は、更に上行く極寒地獄。Ｔシャツの上に長袖のシャツを着て、その上にウィンドブレーカーを羽織り、首までジッパーを閉め、帽子を被り、ジーンズの上にタオルを置いて、さらに、ロンジーをブランケット代わりに被っているというのに、寒くて耐え切れない。しかも、あまりにも冷房が効きすぎている為か、私の頭上のエアコンが結露して、容赦なく冷たい水滴が、頭に、体に、降り注いでくるという、八甲田山のような状況と化していました。唇までド紫になり、死んだおじーちゃんの幻覚が見え始めた頃、バスは漸くキンプンの町に到着。レストランに着くと、光の速さでカバンから寝袋を引っ張り出し、震えながら短い仮眠を取りました。そんなカンジの地獄バスですが、この後、更に恐ろしい乗り物に乗ることになろうとは…。まだ夜も明けやらぬ早朝５時半。軽く朝食を済ませ、近くの山の頂上にあるチャイティーヨの登山口まで、政府が経営する乗り合いトラックに乗っていくのですが、このトラック。今まで、本当に色々「最低」と言われる乗り物に乗ってきました。台風直後の沖縄本島→石垣島の18時間フェリー。夜の摩天楼を殺人的なスピードで疾走する香港の赤バス。信号無視、逆走お構いないの、バンコクのトゥクトゥク。しかし、このトラック。数ある交通機関の中でも、間違いなく東南アジア史上最低の乗り物に、間違いないと思います。まず、乗客の密度が凄い。４tトラックに板切れを数枚渡して「座席」とする粗末な作りの荷台に、推定子どもを含めて60人程がすし詰め状態になります。ここまでくると、「苦しい」とか「暑苦しい」とかいうよりも「どうやってこんなにも人間を詰め込んだんだ？」という思考のほうが先立ちます。それ程の密度。モチロン、身動きなんて取れません。ちなみに、私は最後尾に座っていたのですが、ケツを入れるスペースが無かった為、簡易的に作られた荷物置き場で、人様の荷物に体操座りを強要されて、非常に不安定な状態です。そして、山道です。基本的にアジアの人々はのんびりしており、特にミャンマーの人々はその傾向が強いと思われるのですが、何故か、車に乗ると人が豹変。ハイド氏、若しくはハンドルを握った瞬間に「峠の狼」と化します。中国からの密入国船並みの人口密度のトラックは、そんなことを意に介する…というか、「人命」なんぞは全く無視して、猛スピードでクランク、ヘアピン急な下りを、遠心力を楽しむかのようにグワングワンと攻めていきます。しかも、たいたい２台、３台とトラックが連なるのですが、お互いにクラクションをバンバカ鳴らし、牽制しまっりながら、チキンレースを繰り広げるのはお約束。多分、毎年乗客の１人や２人や50人くらいは転落して死んでいるのではないかと思われます。モチロン対向車も、互いにメンチ切り合い、目を逸らした方が道を空けるといったレベルでの譲り合いです。正に満員電車とジェットコースターを足して２で割ったような史上最低の乗り物。登り始める前にすっかりクタクタです。が、ふと思いました。このチャイティーヨは、ミャンマー人にとって憧れの、仏教の聖地。実は、登り始める前から、巡礼は始まっている!!即ち。「死ぬかもしれない」程のトラックのなかで、死なないように必死になって御仏に「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」と唱えさせる為の、いってみれば、試練みたいなものなのではないのでしょうか？そうして、無事試練を乗り切る頃にには、皆一様に仏様に感謝、嗚呼、やはり素晴らしき南無阿弥陀仏…流石は、経験なる仏教国ミャンマー。やることが他の国とは違います。更にそこから、山道を登ること約40分。苦労の果てにたどり着いた落っこちそうな金ピカ岩は、予想していたよりもずっと荘厳で神々しく見えました。さて、こんなカンジで無事楽しく滞在を終えることの出来たミャンマー。明日、朝一の飛行機で今何かと話題のバンコクへ帰ります。ミャンマーでの詳しい(？)写真付き滞在記は、改めてバンコクから更新させて頂きます。こうご期待!!さらば、美しき国ミャンマー!!必ずまた、この国には訪れるだろうかと思います。さて、もう１杯飲みに行こうかね？　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.12.05

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  神々の呪い

  にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊さっき気が付きました。アクセス数が20000人突破しているじゃないですか!!いや～、嬉しいな～!!皆さん、本当にありがとうございます。今後とも、世界各国より新鮮なおバカ話しをお届けしていきたいと思いますので、どうぞ、引き続きご愛読宜しくお願いします。さて、何だかんだでここミャンマーに滞在して、本日で18日目を迎えています。東南アジアの中でも、特別に緩やかな空気が流れるこの国の居心地の良さは、最悪な道路事情や電力事情を考慮しても、随一ではないかと思います。さて、この国の国民は基本熱心な仏教徒であると同時に、仏陀の他に、日本でいうところの「八百万の神」のような、様々な形を持つ神、「ナッ」神を同時に熱心に信仰しており、タイの「ピー」と同様様々なところに、この「ナッ」神を祭った、小さな祠を目にすることが出来ます。で、どうもやはり、私はこの国に住む「ナッ」神様に嫌われているようで。ミャンマーに来てからというもの、私の様々な所持品が次から次へと破損、若しくは喪失しています。以下、そのリストです。・三線→バスの走行中、荷物棚より落下。からくい(糸巻き)が折れる。・腕時計→洞窟寺院でコケて、バンドを破損。・カメラのレンズフード→同じく、洞窟寺院でコケて、割れる。・カメラのレンズキャップ→マンダレーヒルの頂上に建つ寺院の　　　　　　　　　　　　　断崖絶壁にあるテラスから落下。・カメラのファインダーのフード→いつの間にか喪失。・２ＧのSDカード→バガンの宿に忘れる。・ジーンズ→股間に巨大なセクシーホール(穴)ができる。・ザックのレインカバー→どっかに引っ掛けて少し破れる。・靴下→洗濯屋に渡したら、片方喪失。・PC→最近すぐフリーズする。バスの振動のせいか？旅初日に香港から持参したPCが壊れ、ボルネオの宿で帽子を盗まれた以外は、ここまで何一つ破損したり壊れたりすることなく旅をしてきただけに、どう考えても呪われているとしか思えません。タイのデモも、一応収束はしましたが、飛行機が果たして６日に飛ぶかどうか怪しいところだし、５日にヴィザ切れてオーバーステイで罰金(US$３だけだけど)払わないといけないし。初めて食あたりにもなったし、バス酔いもしたし。今日、ゴールデンロックに行こうと思ってたのに、起きたら昼だし。でも、ミャンマーは素晴らしいところです!!無数の遺跡を眼下に望む、歴史の荘厳さを感じるバガンの夕焼け。正に「スカイブルー」という言葉がピッタリの、インレイ湖の空。「となりのトトロ」のような世界を作る、ニャウンシェの街外れの道。何百年も昔にタイムスリップしてしまったかのような、アマラプラの橋。全て忘れがたい、心から「美しい」と言える風景です。そして、子どもたちの屈託のない、はじけるような笑顔。親切で、正直で、ホスピタリティー溢れる人々。この国に来てから何度「あぁ、やられた」って思ったことか。胸がキュっと締め付けられるようなノスタルジーと素朴な暖かさが詰まった、そんな素晴らしい場所です。あぁ、早く写真をアップしたい!!去年のあの事件(すみません、あえて伏せさせて頂きます)、そして今年のサイクロンに伴う、一時的な鎖国以来、日本人をはじめ、海外からの観光客が激減して、観光業に携わっている人はみんな、大変な苦境に立たされていると同時に、「お客さんが少なくて、とても寂しいよ」と口を揃えて言います。日本のマスコミの一方的な報道のせいで、あまり良いイメージのないミャンマーですが、本当に、心の底から「いい国だ!!」と言っても、決して過言ではないかと思います。治安もすこぶるいいです。英語もわりと通じるし、日本語を話す人も少なくないので、そういった意味でも、とても旅行のしやすい国だと思います。皆さんも、機会があればぜひ一度、この国を訪れてみて下さい。こんなに色んな厄災に見舞われているのは、たぶん俺だけです!!きっと、素晴らしい出会いが待っていると思いますよ!!明日、どっかの「ナッ」神様んとこに、お布施に行こうかね。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.12.03

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  お釣りがありません。

  にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊マンダレーよりバスで15時間。今朝、再びミャンマーの首都ヤンゴンに戻ってきました。思えば苦節３回。それはそれは、語るも涙の辛い道のりでした。皆様、俺、ついにやりましたよ!!普通のバスに乗れたぁぁああああああああ!!!!!!オメデトウ、俺!!アリガトウ、俺!!もう、この機会をどんなに待ち望んでいたことか!!隣りがデブじゃない!!ビックフットじゃない!!ドラえもんじゃない!!道がオフロードじゃない!!車内で子どもがウ○コを漏らしてない!!「普通にバスに乗れる」ということの、何と素晴らしいことか!!やっと解かれたミャンマーの呪いに、晴れ渡った５月の空のように清清しい気分でバスを降りました。んが。またしても、一難去って、また一難。予定では明日の朝一の便でホームグラウンドのバンコクに戻る予定だったのですが、依然として空港は閉鎖されたままのようで。一応、いくつかの航空会社は臨時便を飛ばしてたりするということで、私がチケットを予約しているエア・エイジアのオフィスに眠い目を擦りながら状況を確認しにいってきました。「あ～、３日ね。飛ばないネ。５日からしか飛ばないネ。　でも、５日の便、予約いっぱいネ。変更ネ。６日でいいか？」と、あっさりとフライトの強制変更を余儀なくされ、最低、６日までの足止めが確定となりました。安宿に戻り、何人かの旅行者に話しを聞くと、実はけっこうみんな、「27からフライトを待ってる」「30から待っている」といった足止め組み。悔しいので、朝っぱらから「サマック(現タイ首相)のアホ～!!」「俺たちの為に退陣しちまえ～!!」と届かぬシュプレヒコールをあげていたら、さっきニュースを見てビックリ。タイで政権崩壊して、サマック失脚しちゃってるじゃないですか!!我々の声が天に届いたのでしょうか？とりあえず、今晩は帰れる兆しが見えたということで、みんなで祝杯をあげたいと思います。さて、話しは打って変わって。この国で食事をしたり、買い物をしたりしていると、何故かしょっちゅう「お釣りがない」という状況に出くわします。最初は「もっと細かい紙幣はないのか？」と聞かれて「ない」というと、「ちょっと待っててくれ」と、隣りの屋台と両替したり、借りたり、スタッフ同士でワイワイ話し合った上、誰か一人がどこかにすっ飛んで行って、暫くすると、どこかから釣り銭を持ってくるといった按配で、どうも、最初から十分な額の釣銭を用意していないようです。で、それでも釣り銭が調達出来ない場合があります。例えば、ヤンゴンからバガンへ向かう長距離バスの道中、休憩で立ち寄ったレストランでのこと。食中り明けで、ミャンマー料理なんてとても食べる気になれなかった私は、水と菓子パン、それにみかんを２つを手に取り、店員の女の子に渡しました。お会計は全部で800K(約70円)。1000K札を渡して、さぁ、200Kを返してくれるのかと思っていたら、困ったかのような表情でそれを受け取り、「うーん」と何か一瞬思案していました。そしておもむろに、手元に山積みになっていたみかんをもうひとつ差し出し、「O.K？」と言いながらニコリとしました。どうも、「お釣りの代わりにみかんもう１コで手を打って」ということらしいです。別に３つもみかんを食いたかないし、「sorry」か、それに順ずる言葉を何一つ言っていないので、「何オマエ？ちょっとカワイイからって、客をナメてんのか？ん？」と、一瞬ムッとして彼女の方を見ましたが、あまりにも毒気のない顔でこっちを見ているので、何だかこんなことに腹を立てた自分の方がアホらしくなってしまい、「オーケーオーケー。しょうがねーなー」とみかんをもうひとつ受け取り、袋に詰め込みました。「うーん、流石はミャンマー」と複雑な気分で食べたみかんはあまり甘くなくて美味しくなかったので、ますます複雑な気分になりました。また、マンダレーでのこと。私の宿泊していた安宿の向かいに、同系列の老舗アイスクリーム屋があり、ここがまた、安い割にはいい仕事をしているので、たった３日の間に５回も行ってしまったのですが、滞在最終日(要するに、昨日)、700Kのアイスを食べたとのこと。例によって1000K札を店員に渡して釣り銭を待っていたのですが、返ってきた釣り銭は200K札１枚と、何故か、５枚入りの板ガム１コ。店員のオニーチャンは満面の笑みで「サンキュー」と言っています。「200K札が１枚しかないから、不足分はガムで勘弁しろや」ということらしいです。流石に２回目ともなると、もう慣れてしまったので、「オーケー、サンクス」と大人しくガムを受け取って、席を立ちました。確かに、釣り銭の不足分を、他のもので補うというアイディアは悪い考えではないと思うのですが、一言の断りもなく、いきなり釣り銭代わりにものをよこすなんて…。かと思ったら、逆に「2100K」「3200K」といった会計のとき、半端分の紙幣がないので「3000K」「4000K」と渡すと、「小銭ないの？あー、じゃあ2000でいいよ」と1000K札を返してくれたりします。基本的に、東南アジアの中でも、ミャンマー人は群を抜いておっとりしていると思うのですが、どうも、金銭的にもだいぶおっとりしているようです。日本の常識だけでは測れないことがあると同時に、アジアの常識でも測れないことがたくさんある、ここミャンマー。我々が普段大事に抱えてきたものなんて、ちょっと外に出てしまえば、一瞬にして崩れ去り、何の意味も持たないことなんて多々あります。これだからこそ、旅は面白い。そう思いませんか？さて、余分な時間が出来てしまったので、明日か明後日から、「ゴールデンロック」こと聖地「チャイティーヨ」に行ってきます。あの、「ミャンマーといえば!?」の代名詞であるかのような、テレビや雑誌でもよく目にする「崖の上から落っこちそうな、キンピカの岩」です。そして、またバスに乗ります。そして、ヴィザ切れ決定でオーバーステイです。罰金払わなきゃ。嗚呼…。握手した＆夢聞いた人昨日８人　合計116人　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.12.02

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  バッドトリップ・パラダイス

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  2008.11.29

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  うりひゃー!!でーじなとーん!!

  にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊本日もミャンマーのあくびが出るほど平和な田舎町、インレイ湖湖畔のニャウンシェに滞在中です。この街の西の外れには、ウワサによると日本でいう弥生時代頃から庶民の足として使われているという、木のトンネルに覆われた古い並木道があり、今日はそこをのんびりと２時間ほどかけて散歩をしたり、お手頃価格で、本場ボローニア地方仕込みの手打ちイタリアンパスタを食べられる店を発見して、美味しいタリアッテレに舌鼓を打ったりして、後は最近溜め込んでいた本を読んだりして、のんびりと過ごしながら久々に何も予定のない滞在を満喫していました。で、そんなこんなで只今何となくネットカフェにいるわけなのですが、久々にyahooのニュースを開いてみてビックリ!!バンコク、今エライことになってるじゃないですか!!アンタ、空港封鎖って…。旅をスタートした直後に市民団体による首相府占拠で、非常事態宣言が発令されて、大変なことになっていましたが、今回はもっと非常事態っぽい予感が…。事件が起こったのは一昨日25日のようですが、そんなことはどこ吹く風。至って穏やかに緩やかに時間の流れるこの街では、そんなことを口にする人間は誰もいないよう。今泊まっている安宿にも、スタッフの他にさまざまな国籍の約10名程の旅行者が居ますが、誰の口からも話題に上らなかったところからすると、たぶん、私同様、みんなこの町の平和な雰囲気につい流されて、誰もニュースなんて確認していなかったのでしょう。殆どの外国人はバンコクから入国していると思うのですが…。しかも、インドのムンバイでもテロで邦人の方が亡くなって、かなり大変な状況になっているみたいですね。来月インドなんですが…。ビザ取れるかな…。最近油断していましたが、やはり日頃からの情報収集は大切ですね。ちなみに、私が初めての海外でタイを旅行している最中、2001年９月のあのアメリカでの同時多発テロが発生。手持ちの米ドルをソッコーで全額タイバーツに両替しに行ったり、同じ宿の人間同士、交代でネット屋に足を運んで、逐一状況を確認しに行ったりで、ナカナカ大変なことになりました。俺、もしかして旅行運ないのかな…。ミャンマーを発つのは来月３日。それまでに状況が進展しないと、シンガポールか、マレーシアか、はたまた中国か…とにかく、バンコク以外の場所に出国しなくてはなりません。果たして無事、ミャンマーを出国出来るのでしょうか。途中で現金、及び貴重品を全て盗まれ、このまま出国できず、ビザも期限切れ、仕方がないので剃髪して仏門に入り…「水島ーーーーーーー!!!!日本に帰ろーーーーーーーー!!!!」ややもすると、ビルマの竪琴。なんてこともありえなくもないわけです。どうにかなりますように。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。 香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.11.27

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  辺境の山村に「乾杯」が響き渡る

  にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊♪はぁ～テレビもねぇ♪電話もねぇ♪ガスもねぇ♪オラの村には電気がねぇ♪流石に現在の日本ではどんなに山奥へ行こうが、こんな村を見ることは出来なくなってしまいましたが、ここミャンマーではまだまだ健在。「♪朝起きて♪ベコ(牛)連れて♪２時間ちょっとの散歩道♪」を地で行くような村が少し山に入ればまだまだたくさん残っています。そんな素朴な山村まで、１泊２日でトレッキングに行ってきました。先に結論から言わせていただくと、正直、トレッキング自体は期待していた程面白いものではありませんでした。2000ｍ級の山々に囲まれたこの街で「トレッキング」というからには落ちたら絶対に命はないような断崖絶壁を飛び越えたり、来るもの全てを拒絶するようなすさまじい滝を登ったり、さぞ、「ファイトーーーー!!!!」「いっぱぁぁぁああああつ!!!!」なストイックな世界が待っているのだろうと勝手に思い込み、また、それを期待していたのですが、我々が登ったコースは周囲をトウモロコシやタバコ、トウガラシの畑に囲まれた、のどかな山道。桑や籠を抱えた山岳民族や、坊さん、水牛などとすれ違いながら、ゆっくりと「ピクニック」のような感覚で登っていきます。しいて「危険」といえば、コブラと遭遇した(すぐ逃げちゃったけど)ことと、そこかしこに地雷の如く牛糞が落ちていることくらいです。かなりのハードコースになるだろうと思い込み、朝メシにトースト４枚と、目玉焼き２つ、シャン族スタイルのラーメンに、バナナとスイカとリンゴ、オレンジジュース２杯とコーヒー３杯を腹に無理やり詰め込んできてしまった私にはダイエットにすらなりやしません。そんな不完全燃焼なトレッキングでしたが、初日の晩に滞在した山岳民族「パオ族」の村は本当に素晴らしいものでした。標高2200ｍ程に位置する、電気も水道もガスも通っていない、超が付くほどの山奥の、素朴な村です。我々が滞在したのは、一応村の中でも一番裕福であろうと思われる、トウモロコシとタバコの葉、それとサフランと米の栽培で生計を立てている２階建ての家です。居間の中央に囲炉裏があり、夜はみんなでそれを囲んで食事をしたり、酒を飲んだりして過ごします。ちなみに、この村で飲む酒は、沖縄駐屯の米兵たちがいうところの「イエローサブマリン」。即ち、地元で作っている30度程の米焼酎を、それをタイから密輸したビールと半々くらいで割って飲むという、大変凶悪な飲みもので、高度が高いせいもあり、あっという間にベロンベロンになります。そんな中、今回の旅で一番忘れられない「味」を食することが出来ました。この家で振舞って貰った「米」です。ガイド曰く「マウンテンライス」という名前の水田ではなく、山の斜面に直接植えて育てる米なんですが、これが本当に美味かった!!赤飯と玄米の中間のような、少し赤み掛かった米なのですが、日本の米のように少し粘り気があり、独特の、麦に近いような香ばしさを併せ持っています。今まで米に関しては日本米以外で「美味い!!」と心から思ったことは１度もありませんでしたが、この「マウンテンライス」だけは本当に別格。塩だけでも十分に美味しく味わうことが出来ます。「うめーうめー」とガッついていたら、ニコニコしながら家長のオッサンが「そうかそうか、じゃあもっと食え!!」と、米をドカドカ盛ってくれて、多分、一人で３合近くの米を食ってしまいました。ところで、何故か村では長渕剛の「乾杯」が流行っており、腹も膨れて、酔いもまわってきたところで、顔を真っ赤にしたガイドが、「オマエ、日本人だろ!?歌ってくれ!!」と大いに迫ってきました。そこで、部屋に転がっていた埃まみれのギターを片手に歌ったら、ヤンヤヤンヤの大喝采を受けてしまい、気が付くと、近所の家族までやってきて20人以上のオーディエンスに囲まれてしまいました。「いいぞ!!もっと歌え!!」みたいやヤジが飛んでくるので、「上を向いて歩こう」「花」などを歌い盛り上がってくると、そのうち、オーディエンスの中からギターを弾ける男たちが登場、１本のギターを１曲ずつ回しながら、さながらギター耐久レースみたいになってきました。最後にもう一度、「乾杯」を歌ってお開き。ビルマ語と日本語の混じった不思議な合唱が谷間の村に響き渡りました。美味しい食事と、楽しい酒と音楽、素朴でやさしい人々。これだけでも来た甲斐があったというものです。小便をしに外に出ると、そこには空を埋め尽くす程の星たちが煌々と輝き、そんな夜空に天の川が穏やかに流れていました。気温は恐らく一桁。吐く息が白くなるのも何年ぶりか。鳥肌が全身に浮き立つほど寒かったですが、心だけはホカホカでした。他にも、ユニセフが作った小学校を訪問したり、山寺で坊さんに食事攻めにあったり、書きたいことまだまだあるのですが、また後日、写真と一緒に改めて書かせていただこうと思います。村を出るとき見送ってくれたオッサンの笑顔がステキでした。え!?三線はどうしたって？フッフッフ、野暮なこと聞かねぇで下せぇ。只今、からくい(糸巻き)が折れて休業中です。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。 香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.11.26

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  ミャンマー地獄バス紀行＜後編＞

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  2008.11.24

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  ミャンマー地獄バス紀行＜前編＞

  にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊皆様お久しぶりです。ご機嫌いかがでしょうか？お待たせしてすみません、気がついたら４日振りの日記ですね。さて、「ミャンマーの油フードに屈して便器と密な交際をしている」という内容で前回の日記を書いたのですが、あれから、ちっとも病状が回復しないので、おかしいと思い病院に行ったところ、見事に「アメーバ赤痢」というナウい病気と診断されて、即座に隔離病棟に入院、あまりの高熱と幻覚に魘されること３日間…。というのは全くのウソで、ただ単純に、ヤンゴンの後に訪れたバガンという町に、日本語環境の整ったPCがなかっただけです。お騒がせしてすみません。病も気から。食あたりは、例によって単純さと丈夫さだけがウリの私は、朝食後に日本の正しい胃腸薬「正露丸」を大量の水と一緒に摂取して「オーケーマイ胃腸ベイベー。オマエはやれば出来る子だろ？ダッドは信じてるぜ」と、自らの胃腸に言い聞かせてやり、その日の昼過ぎにはバッチリ回復するに至りました。今私は、標高1300ｍ程の高地にあるインレイ湖という湖のほとりにあるニャウン・シェというかわいらしい名前の町に来ています。ヤンゴンをスタートしてここに至るまで、移動手段としてずっとバスを利用してきたのですが、どうも、私はこの国ではバスという乗り物に相当嫌われているらしく、ヤンゴンからバガンを経由してここに至るまでの道のりで、数々の試練が私を襲い、正に「いばらの道」と呼ぶに相応しい道のりとなっています。まずヤンゴン市内からバスターミナルへ向かうまでのローカルバス。１時間ほどの道のりの途中、何故か途中から同じ番号のバスが３台並んでしまったのですが、その瞬、バス同士による戦いのゴングが鳴り響きました。「譲り合い精神」「交通安全」という単語をブッチギリで無視した地獄のようなデッドヒートの開始です。というのも、同じ番号なら、当然一番最初にバス停に着いたバスが、より多くの乗客を獲得出来るのということで、３台とも死ぬほど必死。アクセルベタ踏み、クラクション鳴らしまくりのジャッキー・チェンもビックリの猛烈なカーチェイスを街中で繰り広げます。無理な追い越しは当たり前だし、車掌同士で怒鳴りあってるし、しかも、ガキは飛び出してくるは、坊さんは飛び出してくるは、じぃさんは飛び出してくるは、自転車は飛び出してくるは、犬は飛び出してくるは、豚は飛び出してくるは、とにかく色んな物が飛び出してきて、大変に危険です。私は一番前に立って乗っていたのですが、本当に、生きた心地がしませんでした。車内の３人くらいがバス酔いで吐き、10人くらいが失禁し、人の１人や２人や５人くらいを跳ね飛ばしたところで、バスは漸く地方へ向かうバスが集まる巨大なバスターミナルに着きます。「東京交通」「富士観光」「JRバス」と書かれた日本の中古バスの群れの中から、予約したバガン行きのバスを探し出し、無事乗り込むことが出来たのはいいのですが…全席指定のエアコンバス。乗り込むまではよかったのですが、私の隣に座ったのは、推定110kgはあろうかというファットな兄貴。>私の座るべき席を３分の１程、デブが領海侵犯しています。「俺、座るとこねーじゃん!!」何とか体をネジ込んでみたのですが、窓とファット兄貴に挟まれて、サンドイッチのハムになったような気分です。これからこの状態で16時間…大人しく寝台列車にしなかったことを死ぬほど後悔しました。程なくしてバスは発車したのですが、猛烈な西日に照らされた車内はエアコンなんてあってもなくても大差はない灼熱地獄。モチロン、カーテンなんて洒落たものはついていません。しかも、隣はスモウレスラー。暑苦しさが100倍くらいになって私を襲います。加えて、この武蔵丸、私に話しかけてくるのはいいのですが、英語が出来ない上に体をやたらとこちらに寄せてくるので、ただでさえ狭い私のスペースが益々狭くなって、圧死しそうです。カレーな吐息が鼻腔をくすぐります。「熱死がいいか、圧死がいいか、さぁ、選べ!!」耳元で小さい閻魔大王が囁きだして来ました。心なしか意識が遠のきだし、嗚呼、もう少しでお迎えが来る…というそのとき、ふと武蔵丸の隣りを見ると、おお、何と、流石日本の中古観光バスだけあって、補助席があるではないですか!!助かった!!すかさず補助席に移動し、武蔵丸からも強烈な日差しからも逃れることが出来、寸でのところで一命は取り留めたのですが、更なる試練が私を襲うことになろうとは、このときはまだ知る由もありませんでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。 香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.11.23

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  鋼鉄の消化器系、ミャンマーの大地で華と散る

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  2008.11.18

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  巻きスカート悪戦苦闘記

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  2008.11.17

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  ミャンマー問題

  にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊皆さんこんばんは。私は今、ようやく進んだ８カ国目、ミャンマーは首都、ヤンゴンに居ます。我々が普段、ニュースやテレビで目にする、耳に聞くミャンマーは、諸事情によりこの紙面では書けませんが、様々な理由から、どちらかといえば暗い雰囲気が伴う、貧民国というイメージが付き纏っています。しかし、こうして実際にその国の土を踏んでみると、そんな雰囲気は何処へやら。30年前で時を止めてしまったかのような街並みに、所狭しと露天や商店がひしめき合い、食べ物や衣類、雑貨が所狭しと並べられ、その狭い隙間を、たくさんの人々、しかもビルマ系、中華系、インド系、様々な顔をした人々でごった返しています。みな一様に、穏やかな顔つきで、目が合うとにこやかに微笑み返してくれ、屋台に座れば、言葉は全く通じませんが、隣の席のオッサンがお茶を注いでくれたり、ティッシュを取ってくれたり、「旨いか!?」と親指を立てながら首をかしげたり、とにかく、色々と気を使ってくれます。非常にフレンドリー、且つ、穏やかな空気に満ち満ちた雰囲気のこの町は、夜一人歩きをしていても、全く危険な気配を感じません。道行く車はトヨタ、日産、マツダなどの車が中心。ですが、どれも、間違いなく20年以上昔の車種であろう走っていることさえ不思議な化石同然のシロモノ。バスも殆ど、日本からの中古車で、社内には「停車の際にはブザーを押してください」というシールとブザーのスイッチがそのまま残されていたりもします。そんな中を、インド製のタタや、超がつくほどのオンボロいジープがパスンパスンいいながら、わっせわっせと角を曲がっていく姿はなんだか、昆虫のようで見ていて微笑ましくもあります。困ったことに、食べ物も非常に美味しい。最近バンコクのぐーたら生活で明らかに太ってしまい、「よし、ミャンマーでダイエット再開だ!!」と思っていたのですが、街を1分歩くだけでそこいら中から美味しそうな匂いが鼻腔をくすぐり、気づくと、1日に４食５食…。ちなみに私、沖縄にいた頃より、かなりの麺狂で、沖縄そば通算120軒食べ歩きに始まり、香港では坦坦麺の誘惑にもだえ苦しみ、先月麺類王国ベトナムに潜入していらい、もはや1日1麺の生活がすっかり板に付いてしまったのですが、ここミャンマーも相当な麺食い大国のようで、「モヒンガー」という、何だか強そうな名前のココナッツがベースのスープに、そうめんをブチ込んだものを中心に、十種類以上の麺料理があり、これまたいたるところで麺屋台がもうもうと湯気をあげていたりするわけです。そんなものを見せ付けられて、我慢できるはずがありません。ミャンマーでもダイエットの道は、長く険しいようです。こんなかんじで、前評判とは裏腹に、非常に快適且つ、魅力的な国、ミャンマー。私にとってはボルネオ島と並び、今のところ最高に居心地のいい国になりそうなけはいなのですが、ただひとつ、最低なところが。とりあえず、この国。ネット環境が最悪。どれくらい最悪かというと、参考までに、ブログを更新するため、このページに行き着くまでに、２時間を要しました。とにかく、遅い。そしてすぐにネットワークが遮断される。フリーズする、店員はきわめてのんびり、自分のPCは使えない。ネットに関しては、いいことなんて何一つありません。なので、残念ながら写真をアップするのも絶望的です。タイに戻るまで、暫し、文章のみのブログとなっていまうと思いますが、どうぞ、ご理解くださいませ。…さて、目下一番の問題は、ここまで書いたブログが無事にアップできるかということです。癒し系国家ミャンマー。地元の人々に倣って、ゆっくりのんびいり、穏やかに廻って行きたいと思います。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。 香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.11.16

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  後出しとお知らせ。

  にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊はい、というわけで皆様、「究極異次元動物園血みどろ地獄寺」「究極異次元動物園血みどろ地獄寺」楽しんで頂けましたでしょうか？実は、本当にあんなものではなく、脳内麻薬分泌しまくりの素晴らしくやる気のない地獄絵図、及び動物園の写真が、まだまだ腐る程あります。まぁ、いずれ機会があれば、公開させて頂きたいと思います。さて、今私はバンコクの空港のベンチでこの日記を書いてます。朝一の飛行機で、８カ国目、ミャンマーの首都ヤンゴンに飛びます。さて、遡ること数ヶ月前、ミャンマーでデモに絡んだ暴動が起きて、日本人記者の方が亡くなった事件があったことは、皆様の記憶にも新しいと思いますが、あのデモ以来、軍事政権下のミャンマーでは、一斉にインターネットに対する規制が敷かれ、街のネット屋は軒並み強制的に潰されて、今、街ではネットが一切使えなくなっているかもしれないという情報を小耳に挟みました。なので、次回再びバンコクに帰省する12月の３日まで、ブログが更新出来ない可能性もありますので、もし、そうなってしまった場合の為に、先にここでお断りさせて頂こうかと思い、この日記を書かせて頂きました。ミャンマー、実は私は昔からずっと行きたかった国のひとつです。一体何が待ち受けているのでしょうか？久々の飛行機移動で、超ワクワクしています。それでは皆さん、良い週末を!!行ってきます!!　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。 香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.11.15

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  究極異次元動物園血みどろ地獄寺＜後編＞

  にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊さてさて、前回の日記でご紹介したノーンタイの異次元寺こと、「ワット・パーラックローイ」(読んでない方は先にをお読み下さい)。爆発する理解不能な芸術センスと、溢れ出るバカバカしさ、人知を越えた造形レベルの低さに度肝を抜かれて半ば放心状態と化していた私ですが、実は今まで見て来たものなんぞ、これから始まる異次元空間の大スペクタクルショーのほんの序曲に過ぎなかったことをイヤと言う程思い知らされることになります。謎の巨大虎がある正面入り口から更に奥へ進んで行くと、何やらエラくスプラッターな雰囲気のオブジェが現れます。そう、ここからは仏教観念では一番の恐怖の対象となる場所、「地獄」が、それはもう、広大な敷地いっぱいに「これでもか!!」という程立体的に再現されているのです。見上げると正面には、男女一対の巨大な鬼…なのかな？が、立ています。とりあえず、両方とも舌がやたらと長いです。そして、何故かケツを槍でカンチョーされています。さあ、更なるパラノイア的センスがキラリと輝く門を抜け、いよいよ、地獄巡りを始めましょう!!まずは、門を抜けると、地獄の門番が暖かく出迎えてくれます。「押忍、ご苦労様であります!!」もう、説明するのも面倒なので、ここからはダイジェストでご覧下さい。うどん製麺マシーンみたいなので潰されます。うーん、痛そうですね。見るも恐ろしい風景の数々。子泣きじじぃも参加中。男はコチンを犬に噛まれています。女は乳を噛まれます。「痛そう」とか、「血が」という問題よりも、パイオツの形が左右非対称な上に、あまりにも変なのが気になるのは私だけでしょうか？オヤジの表情もイケてます。犬が、西原理恵子の漫画よりも雑なのも外すことの出来ないポイントです。生首、はじめました。トゲトゲの木を登らされる人々。コチンを斧で真っ二つにされちゃっているオジさんもいます。スナックのママと浮気していることでもバレたのでしょうか？地獄と定番、釜茹で地獄…っつーかごった煮。周囲で呑んだくれている全裸＆ハゲのどう見ても変態なオヤジどもは、具なのでしょうか、それともギャラリーなのでしょうか？牛にバイクでひかれる地獄。よーく見ると、牛のバイクのタンクの部分に、へたくそな手書きで「ＨＯＮＤＡ」と書かれている芸の細かさは必見です。コイツは、鬼の仲間なのでしょうか？それとも、ただのアトムヘアーの肉体労働者オヤジなのでしょうか？「美女がなる木」があったんだから、「生首がなる木」だってあります。あっ!!あそこで腐敗役人が買収されているよ!!あまりのヘタクソっぷりに感動すら覚えます。地獄内で、何かの授業をやっていました。生徒は全員同じ顔、しかもオッサン。地獄の中にも天国あり。美女たちによる、歌謡ショー!!よく見ると、全員、ノーブラなのは何故でしょう？さぁ、そしてお待ちかね!!５Bコインを投入すると動く、地獄ならではの創意工夫をこらしたアトラクションの数々!!阿鼻叫喚!!舌を抜かれる罪人たち!!ＢＧＭのイサーンの農村風景を思い浮かべるようなのどかな民謡が、目の前の光景に大変にミスマッチです。恐怖!!水面を走りながらにじり寄る骸骨!!うははははははは、うははははははは!!!!!!あーーー、もうヤメてくれ!!このままだと、地獄の連中より先に、俺が笑い死ぬ!!気付くと、あたりは既に夕方のオレンジが暖かく差し込んでいました。そして、知らない間に200枚以上の写真を撮りまくっていました。本当に、一体誰が、何の為、誰の為にこういった寺をこさえたのか、そして、この随所から過剰な程溢れ出る、我々日本人の理解を遥かに越えた芸術センスの持ち主、即ち、これの作者は、一体どういう人間なのでしょうか？暑さで脳みそから直接花が咲いちゃっているような人なのでしょうか？敬虔なる仏教国、タイ。我々旅行者では知ることの出来ない深淵が、まだまだあるようです。帰りに、寺のゴミ捨て場を発見しました。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。 香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.11.14

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  究極異次元動物園血みどろ地獄寺＜前編＞

  にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。　　　　＊　　　　＊　　　　＊　　　　＊　　　　＊敬虔なる仏教国、タイ。国民の殆どが熱く仏教を信仰するこの国では、街に限らず、国中の至る所で仏教寺院を目にすることが出来ます。色々な形はありますが、とりあえず共通していてることは、押し並べてきらびやか…というか、果てしなく派手だということです。どんなに田舎の寺でも、意外と寺だけは金で塗ったくった上に、絢爛豪華な装飾を施し、キンキラのギンギラだったりすることはよくあります。が、タイの懐は深い。ガイドブックには決して載ることのないところにこそ、その国の真実がある。派手できらびやかなばかりがタイの寺ではありません。コラートのバスターミナルより、ローカルバスで北へ向かうこと30分。田んぼと木以外は何も無い、果てしなく田舎なT字路にぽつねんと放り出され、そこから更に牛の鳴くのどかな道を歩くこと20～30分。ノーンタイ県の小さいな村の奥にその寺はあります。寺の名前は「ワット・パーラックローイ」。畏敬の念を込めて「地獄寺」と人々は言います…。そんな恐怖寺に、先日突撃取材を敢行してきました。寺の門構え。既に、普通の寺と比べてただならぬ雰囲気が漂っています。そして、一歩寺の敷地内に足を踏み入れると、そこには想像を絶する世界が爆発するかのように広がっていました。コンクリで出来た柵の上に乗った無数の怪しげな猿たちが来訪者をお出迎え。酒瓶とか持ってるヤツもいるし、パンツを履いているのもいます。反対側を見ると、それに対抗するかのように、多数の軍人が!!正面には、巨大な虎と、それに乗った坊さん、デブ過ぎる仏陀が、午後の日差しの下、堂々鎮座しています。ここは一体、何の施設なんでしょう？あまりにもパンチの効きすぎた歓迎に思考回路が停止しそうになります。ふと、左手側を見ると、鍬を持ったオヤジが、やって来る者をたちを熱烈歓迎!!「よう、よく来たなオマエら!!」そのままオヤジの脇を通り過ぎて、敷地内に入ってみましょう。今時、吉本新喜劇のお笑い芸人でさえも着ないであろう、ナイスなスーツのビジネスマンたちが、白人を神輿で担ぎ上げています。何のお祭り、或は何の接待なんでしょうか？巨大チラムをくわえたジィさん。あっ!!電撃ネットワーク発見!!スカートを履いたマリオブラザーズが頭突き対決中。ちなみに、こんなのはごくごく一部。とりあえず、展示物の全てがとにかく、雑。小学生の紙粘土工作がそのまま等身大サイズになっただけという、果てしなく技術的にレベルの低い像がと心狭しと林立しています。そのまま奥に進みましょう。やがて出来損ないの人間像に変り、怪しい動物たちが皆さんを出迎えてくれます。「やぁ、ようこそ僕たちの楽園へ!!」目が遠い世界に行ってしまっている子ライオン。パンダと同じ模様の、新種のほ乳類。更に奥には恐竜までいました。下のカエルたちはお付きの者でしょうか？「お賽銭も忘れずにね!!」その他、牛や鹿など、数えきれない程のコンクリ動物がひしめいており、さながら動物園のようでもあります。モチロン、みんな動きませんが。そんな脱力系動物園の中心に何故か突然「美女のなる木」が!!「木の又から産まれた」という話しは聞いても、木の枝から直接産まれた人は流石に初めて見ました。しかし、葉っぱヌーブラで乳は隠していても、何故股間は隠していないのでしょうか？そして、そんな木の周りに動物たちが群がっているのですが、どういうわけか、全部がオス。その証拠に、動物自体は雑な作りのわりには、そこだけは精巧で立派なコチンがついていました。一応、放送倫理の為にボカシをかけてかなければならないほどリアルです。そして、そんな彼ら、彼女らを見守るようにステージがあるのですが、その上では、色とりどりの衣装を着た犬や猿たちが、マイクを持って整列しています。目の前には賽銭箱。タイ語で「５Bか10Bのコインを入れてね」らしきことが書いてあります。賽銭箱からステージに向かって伸びるケーブルが気になります。試しに５Bコインを投入してみると、おぉ!!猿ダンサーズがセクシーダンスを披露!!タッピング奏法が光る早弾きのメタルにのせて、犬ダンサーズもセクシーダンス!!猿に比べて腰つきが滑らかなのがポイントです。少し離れたところに、バックバンドらしき、メタルな猿がいました。ギターに書かれた「Rock and Roll」の文字と金髪が、彼のアイデンティティーを主張しています。数々の謎のコンクリ像に、あまりにもショボ過ぎるアトラクション。脳みそが半分くらい解けかかったところで、ひとつの疑問が過ります。「ここって、本当に寺なのか？」と思っていたら、そんなパラレルワールドの中に坊さん登場。やはり、一応寺らしいです。トイレに行こうと敷地の裏手側に回ると、ジジババの量り売り真っ最中。グラム30Bくらいでしょうか？「どうだ、ここイカシてるだろ？」首の鎖はともかく、タンクトップを前後ろ逆に着てしまっているのは何故でしょう？両乳首がバッチリはみ出ています。あまりのバカバカしいパワーにスッカリ意識が3000万光年彼方まで飛ばされてしまいましたが、実はこれらの展示物は、まだ軽いジャブ程度のものでしかなかったとは、まさか、このときは知る由もありませんでした…。続きは次回の日記で。「よし、次見てってくれや!!」　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。 香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ ありがとうございます!!

  2008.11.14

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  満月ロマンチック祭り

  夜になると秋風が涼しく吹き渡る、タイ東北地方の玄関口、コラート。ここ数日は、流石のタイでも夕方頃から半袖一枚では辛くなってきました。長い長い雨期も終わって空気の澄み渡った乾いた空に、昨日は大きくて立派な満月が輝いていました。日本でも、昨晩はちょうど三重県伊勢市の夫婦岩の中心から月が昇るということで、多くの観光客がその自然の造形美を一目見ようと、夫婦岩に訪れたとyahooのニュースでやっていましたが、ここタイでも、毎年11月の満月の夜には、タイ人にとって重要なお祭り、「ローイ・クラトン」が行われます。バナナの木の幹を芯に、バナナの葉っぱやジャスミンや蘭の花を美しく飾り付けた灯籠を作り、中に小銭や自分の切った爪を入れ、中心に蝋燭と線香を立て、川や池、湖に流すという行事で、１年の厄を川に流すという意味合いを込めて行われます。今から数百年前にスコータイ王朝の王女様が、水の女神に感謝を込めて最初に灯籠を流したのが始まりといわれ、今ではタイ全土に11月の風物詩として広まっています。ちなみに、これがその灯籠、「クラトン」展示専用ですが、巨大なのもあります。最近では流したクラトンが、環境破壊やゴミの投棄になるとして問題となり、パンで作られたクラトンや、むしろ、普通のパンに蝋燭と線香を刺して流したりすることもあるそうです。水面に浮かぶ、蝋燭を刺したあんぱん…何のご利益があるのでしょうか…。それはさて置き、何百という灯籠が、水面に浮かんで風に吹かれて揺られる姿は、それはもう、幻想的、かつ大変ロマンチックな風景。で、先ほど「タイ人にとって重要なお祭り」と書きましたが、誰にとって一番重要かというと、中学生や高校生のカップルたちにとってです。タイ人にとって、クリスマスよりも、バレンタインよりも、１年で一番ロマンチックなイベントが「ローイ・クラトン」であり、タイの青少年たちの大半はこのイベントで童貞を捨てるというウワサもある、それはもう、自分の青春を賭けた一世一代の大勝負の日でもあるわけです。そんな彼らの生態を観察すべく…というのはウソですが、幻想的な秋の風物詩を見に行こうということで、昨日お世話になったY先生と、日本語教員として教育実習中のタイ人の大学生らと一緒に、この街の中で一番人が集まって来るという、コラートの中心地、旧市街を囲む堀が公園のように整備されているエリアに行ってきました。タイ人らしく、キッチリ１時間半遅刻してきた彼らに連れらて、まずは腹ごしらえ。晩メシに美味しいイサーン料理(東北地方の料理)を食べ、車を走らせ会場へ。車を駐車場に止めるのですが、既にスゴい人だかりです。公園前には食べ物やお菓子、雑貨、古着等を並べた屋台や出店が多数出展し、大きなステージで映画が上映されていたり、イベントなどが執り行われており、その間を家族連れや友達同士で集まった地元の人たちがのんびりと、でも、お祭り特有の熱気を含んだ雰囲気で歩き回っています。街の英雄、タイのジャンヌ・ダルクこと「ヤー・モー」を祭った像の前に設営された一番大きなステージでは、どうやらミスコンらしきものが開催されており、きらびやかな衣装を纏った女性たちの前に大勢の人々が集まり、大いに賑わっていました。しかし、どうも普通のミスコンにしては何か違和感が。遠目なのでハッキリとは確認出来ないのですが、何だか、心なしか、皆さん何となくある程度お年を召された方特有の体型というか、雰囲気というか…。何だか、そんな物を感じるのです。「あ～、アレはミスコンのオバァさんの部ですね」「はっ!?オバァさん!?」写真が遠過ぎて撮れなかったのが大変残念。流石、女神に感謝の意を捧げる祭りだけあって、この祭りはタイ全土でミスコンが盛んだという話しは事前に知っていたのですが、まさか、老女のミスコンなどというマニアックなイベントまで開催されるとは…。ふと、横を見てみると、「子どもの部」のタイの民族衣装を着て、お化粧を施したお嬢ちゃんたちが出番はまだかと待機しているところでした。お子様から老女まで、何でもござれのミスコンに、タイの懐の深さを思い知らされました。やがて、街の中心部に作られた堀の前へ。たくさんの蝋燭の炎がゆらゆらと揺られてながら、まるで夜空に瞬く星のように水面に漂っています。小さい子どもを連れた家族や、大学生とおぼしきカップル、たくさんの人々がそれぞれ手にしたクラトンに火を付け、頭上に合掌をするようなポーズで掲げ祈りを込めた後、ゆっくりと水の上に灯籠を放っています。それぞれの想いを乗せて、ゆらゆらとたより無さげに揺れる灯籠は１年分の「つまんない」と来年への「楽しい」を風の吹く方向へ水の流れる方向へ流れ流れて…地元のコジキッズが中に仕込まれた小銭目当てに灯籠を片っ端から回収している姿を発見して、感傷中断。せっかくなので、10Bの小さい物を購入して、私もやってみました。蝋燭を目の前にすると、変な顔をしたくなるのは人間の本能です。想いを込めて、流します。「来年こそは中日ドラゴンズが優勝しますように」実際、野球には殆ど興味が無いんですがね。水面に浮かべて沖(？)の方へ送り出してやります。15秒程で蝋燭消灯。さようなら、僕の１年分の厄災と、中日優勝。まぁ、基本何も考えずテキトーに生きている私の不幸なんてこんなもんです。夜空を見上げると、水面と同じようなオレンジ色の光がフワフワと風に乗って流されて行くのが見えます。実は、ローイ・クラトンでは灯籠だけではなく、紙で作った気球を蝋燭を使って揚げる習慣もあるのです。そんな気球が、出来損ないのUFO、或は火の玉のように、満月の夜空を昇っていく風景もまた、何ともいえない程ロマンチック。「あの気球は、たまにイサーンだと、畑や田んぼに落ちて、火事になります。家に落ちることもあります。他の人の１年の不幸が空から降ってきます。落ちて来た人はカーワイソーですねー」人がしみじみしていたら、頼んでもいないのに、大変心温まるエピソードを耳元でおしえてくれました。ほのかな明かりと、人々のささやかな願いの祭典、ローイ・クラトン。ミスコンやあまりきれいではないエピソードはさて置き、噂に違わぬ、実に幻想的でロマンチックな伝統行事でした。肝心のバカップルたちの姿は、何故かあまり見掛けることが出来ませんでした。恐らく、既にホテルに直行したか、そこいらの暗がりにシケコンでしまったか、どちらかでしょう。彼女のいない童貞少年たちはきっと爆死寸前ですね。代わりに、トム・ボーイこと、オナベでレズなカップルさんたちが、そこいらで愛を語らい合っている姿をたくさん見掛けることができました。　　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。 香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑１日１回、クリックして下さると狂喜乱舞します。ありがとうございます!!

  2008.11.13

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  秘密の花園潜入記＠コラート

  女子高校…。そこには、我々が立ち入ることのできない未知の領域。嘗て「男子」だった人種は、その明かされることなき壁の向こうの世界に浪漫と妄想で、夢や希望や色んなところを膨らませたことでしょう。予告通り行ってきました、タイの女子高校!!厳密に言うと、タイの女子高生の日本語の授業で三線を弾きに行ってきました。私の香港時代から知人のYさんが、現在コラートのその女子高校で日本語教師をしているということで、「コラートに来るなら、ぜひウチの高校の授業にも遊びに来て」と誘って頂いたのが事の発端です。「え～、でも俺みたいないい加減日本人がなんかじゃ…」「あ～、大丈夫だよ!!ちなみにウチは女子高なんだけど」「行きます!!」と光の早さで即答し、コラート＆女子高校行きが決定しました。とりあえず、「お昼を生徒たちと食べよう!!」ということで、Yさんに12時過ぎに待ち合わせ場所まで来て頂き、いよいよ花園に潜入です。Yさんによると、中学＆高校が一体になった、県内随一の進学校だそうで、日本の高校の３倍くらいの敷地(三線マン調べ)に約4400人の女子が学ぶマンモス学校だそうで、ちょうどお昼休みに入ったところらしく、敷地内のいたるところに女子中学＆高校生がわんさわんさといます。流石進学校らしく、みんなスカートの丈は膝丈か、それより長いか。ルーズソックス(古い？)もモチロンおらず、化粧っけも無し、そのせいか、随分と幼く見えて、全員中学生かと思っていたくらいです。超ミニスカート＆厚化粧で、鞄の中には財布とコンドーム３ダースしか入っていない、昨今の日本の女子高生とはエラい違いです。ちなみに、中学生は全員、強制的に「ワカメちゃんカット」。襟足まで見事に剃られた100人以上のワカメちゃんは圧巻です。腹ごしらえの為に、学内の一番奥にある学食へ。当然ですが、見渡す限りの女子!!視線のやり場に困ります。タイなので、当然メニューもタイ料理。先生のオススメのタイ料理で昼食。牛挽肉と、野菜の炒め物20B。流石はタイの学食、安くて美味いです。それにしても…やはり視界に入るのは全員女子。ハッキリ言って俺、死ぬ程浮いてます。で、向こうも突然の怪しい異邦人、私のことが死ぬ程気になるらしく、視線の集中砲火。中には指を刺しながら「何アレ？」みたいなカンジで失礼極まりない好奇心剥き出し爆笑しています。いや～、オマエら～、失礼って言葉知ってっか？俺の顔はそんなにヘンか～？気分は動物園のパンダかコアラ。或は、美ら海水族館のジンベイザメ。いや、正直、あまりいいもんじゃないですよ。そりゃー、こんな視線に四六時中さらされていたら、パンダだって十円ハゲが出来るというものです。メシを食い終えて「♪セ～キセントリッ～ク♪ジャパーン!!」と呟きながら、終止億千万の瞳に晒されつつ、食堂を後にしました。スッカリ精神的にレイプされた気分で、とりあえず、職員室に避難。１時20分から始まる１時間の授業で三線を弾いてほしい、後は質問タイムなどで、生徒たちと日本語で会話をしてほしい、等と打ち合わせ。ちなみに、他の先生たちも興味津々のご様子で、「何処から来た？」「タイは何回目だ？」「それは何だ？」と質問攻め。飲み屋台の酔っ払いオヤジ並みにフレンドリーです。あ、でもとっても親切でいい人たちでしたよ。懐かしの「♪キーンコーンカーンコーン♪」というチャイムが鳴ったので、授業が始まるというので教室へ。お座敷に座布団を敷いたスタイルのちょっと変った日本語専用の教室に高校３年生の女子高生がキャーキャーいいながらひしめいていました。そして、やはり視線の集中砲火。うっ…よし、とりあえず、営業スマイル営業スマイル…。日本語の授業らしく、正座で両手を手前につく純和風の作法で礼をして、たおやかに授業が始まりました。「はい、今日は新しい先生を紹介します!!」えっ!?そんないきなり!?やべぇ、何も考えてないよ!!え～と、え～っと…「は～い、良い子のみんな!!早くドロップアウトしないと、人生棒に振っちゃうぞ!!」と旅行家ロバート・ハリスの名言を声高らかに提唱して生徒＆先生ドン引き!!…というのは嘘で、月並みにつまんない、普通に自己紹介をして、質問を受け付けて、生徒さんたちと日本語でコミニュケーション。打ち解けてきたところで三線を弾いて…授業はことの外スムーズに進んで行きます。流石は進学校、生徒さんたち、もの凄く真剣です。でも、とっても素直で純粋。楽しく歌えば、手拍子なんかして返してくれます。……うわっ、オッサン、眩しくてキミたちのことが直視出来ないよ!!あまりにも素直な反応に、自分が如何に人汚れてしまっていることか!!「イヤン、人として恥ずかしい!!」と叫びながら両手で顔面を覆って、ダッシュで逃げ出してしまいたいくらいです。そんなカンジで楽しい１時間は過ぎていきました。授業も終えて、Yさんに学内を案内して頂きました。給食室。オバちゃんたちがとってもフレンドリー。学校を終えた子どもが手伝いに来ていました。流石はマンモス学校。給食用の炊飯器も巨大です。続いて、何とこの学校、学内で自家製パン焼いてます。民族楽器の並ぶ、音楽室へお邪魔。そこにいた民族音楽の先生がエラいことサービス精神旺盛。女子高に来たのに、オヤジ５連発なんかでスミマセン。他にも数種類、手元にあった楽器全部を演奏してくれました。そんなカンジで学内を一通り案内して頂いき、その後もう１時間、高校１年生の授業で三線を弾いて、その日の授業を無事、終えることが出来ました。初めて潜入した秘密の花園、女子高校。穴があく程見てやるつもりが、逆に格好の視姦プレーの的になるという貴重な体験をさせて頂き来ました。そして、汚れちまったあっしにゃー、娘さんたちの後光が射すようなピュアな姿は眩し過ぎでぃ。心が洗われるような交流に、嗚呼、明日から悔い改めよう…と何かを反省しました。しかし、本当にタイの女子高生は純粋です。ある生徒に「アナタの夢は何ですか？」と聞き、「ケーキ屋さん!!」という答えが返ってきたときには、もう、「誰か、頼むから、ココで深い穴を掘って、俺を埋めてしまってくれ!!」と懇願したくなる程でした。いや、でもホント楽しかったですよ。生徒の皆さん、そして誘ってくれたY先生、本当にありがとうございます!!最後に、女子高生に囲まれてアホ面丸出しの私でもお楽しみ下さい。握手した＆夢聞いた人昨日５人　合計98人　　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。 香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑１日１回、クリックして下さると狂喜乱舞します。ありがとうございます!!

  2008.11.12

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  少し肌寒い道端より、ホットな予告編

  皆さんこんばんは。只今私は、バンコクよりバスで４時間程のところにある、ナーコン・ラチャシーマこと、通称「コラート」という街にいます。何故私がこんなところにいるかというと…フッフッフ…聞いて驚け、諸君。明日、タイの女子高校に潜入取材しにいくことになったからです!!スミマセン、無線LANの電波が死ぬ程悪い上に、今こうしてキーボードを叩いている場所が、人通りも殆どないただの道ばたなので、治安的にも少々不安なので、詳しくは明日の日記で書かせて頂こうかと思います。次回予告!!「秘密の花園記」請うご期待!!　　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。 香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑１日１回、クリックして下さると狂喜乱舞します。ありがとうございます!!

  2008.11.10

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  両替ブルース

  上の写真は、バンコクは某歓楽街に存在する、某有名牛丼チェーンのソックリさんです。ちなみに、今日の日記には何の関係もありません。今日の話題は暗いので、せめて写真だけでも笑って下さい。毎度、日本人なのに、円高の恩恵が何も無い三線マンです!!正直、ちょっと凹んでます。何故突然そんなことを言い出したかというと、いよいよ今週の土曜日、重い腰を上げてミャンマーに行くことにしたのですが、困ったことにこの国、国際規格のＡＴＭが無い上に、通用する通貨がミャンマーの独自通貨「チャット」かUS$のみ。例えば、日本円や香港ドルを現地通貨に両替することも不可能に近いそうです。と、いうことで、今手元にある資金にはUS$が１セントも無いので、ここバンコクである程度の金額のUS$を予め用意しなければなりません。で、困ったことに、例えばカンボジアだったら、ＡＴＭから直接US$を引き出すことも可能なのですが、タイは自国通貨の「バーツ」が国際的に強いため、ＡＴＭではUS$を引き出すことが出来ません。従って、タイでUS$を作る為には、私の香港ドルの口座から、まずＡＴＭでタイバーツを引き出し、それを両替所や銀行で更にUS$に両替をしないといけません。ＡＴＭでタイバーツを引き出すのに、自動的に手数料が差し引かれて、そしてUS$と相場の連動する香港ドルは、現在通貨価値が非常に安くなっており、尚かつ、タイバーツをUS$に両替するのに、＄１あたり、国際レートに少々の手数料を上乗せしたレートでドルを買わなければなりません。しかも、US$も弱いし。現在、100円＝約35B　１US$＝約34B　10HK$＝約44B。日本円がダントツ強いんですよね。ニュースなどで「円高円高」と騒いでいますが、改めて円高を実感します。ビールが高くて飲めないので、最近はもっぱら貧乏人の味方、「サヤーム・サトー」という偽物白ワインでクダを巻く日々です。災難は続くものです。最近、アジアのガタガタ道をひたすらバスでストイックに進んで来たせいか、PCの調子も絶不調。ちょくちょくオチャメにフリーズします。何者かが俺の旅を妨害しようとしているとしか思えない!!くっそ～、負けへんで～!!今日は、死ぬ程ツマンナイ日記でスミマセン。ネタを探しに、明日から３、４日、ちょいと近場に旅に出ます。さ～、笑いの神様、降りて来い!!　　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。 香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑１日１回、クリックして下さると狂喜乱舞します。ありがとうございます!!

  2008.11.09

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  タイ警察新入隊員募集中

  さぁ～、良い子のみんな、元気かな!?皆さんお待ちかね!!タイと言えばホモ、ホモといえばタイ。今日は久しぶりのホモネタだよ!!チャンネルはそのままね～!!先日チャイナタウンの周辺をウロウロしていたときのこと。何やら黒い制服を身に着けた団体が、一人の男性に向かって「きをつけ」の姿勢を取ったまま、何事か怒鳴られてるところに出くわしました。しかも、よく見てみると全員が女性です。何をやっているのかと暫く観察していたのですが、どうやら全員警察官のようで、新人研修か何か式典の訓練のようです。指揮官らしき男の号令で、一糸乱れぬ呼吸で体制を変えたり、隊列を変えたりしています。暇だったので近くの屋台でローストダックを乗っけた汁なしの中華麺を買い、３杯も飲めばガンになってしまいそうな、蛍光ピンクのイチゴミルクと一緒に植木の下のベンチでズルズル、チューチューメシを食いながら、何となくその様子を見ていると、近くで地元のおじいちゃんたちとしゃべっていた、同じ警察の制服を着た初老のガタイのいい男が、こっちへやってきました。「ハ～イ!!オマエさんは日本人かい？」上手な英語を話します。「そうですよ、アレは何をしているところなんですか？「おお、アレはな、今度のローイ・クラトン(灯籠祭り)で王宮で行われる式典の為に練習をしているところだ。どうだい、タイの警察も中々やるもんだろ？」「そうですね、カッコイイですね～」「カッカッカ、だろ？ところでオマエさん、いい体しとるのぅ」以前より何度も書かせて頂いていますが、タイという国はどういうわけか、他の国に比べてホモやオカマの生息率が圧倒的に高い。そして、困ったことに、私は何故かそういった方々にモテます。むしろ、今回旅が始まって３ヶ月になろうとしていますが、今までホモ＆オカマ関係の事件が特に無かったというのは、返って奇跡的なんじゃないかと思える程、タイにいると何かとそっち系の事件が多発します。「いい体しとるのぅ」なんて言いながら、私の体を値踏みするよな、ネチっこい目付きで見つめるオッサン。テッパンでホモです。「いやいや、ビールばっか飲んでて腹が出ちゃって、もうダメですよ～」「いんや、いい胸筋しとるじゃないか!!」「いやいや、もうこんな物は過去の遺産ですよ～。今じゃ全然…」オッサンの獣のような視線を交わしつつ、会話をするのも一苦労です。「いんや、大丈夫だ!!オマエさん、警察で働かないか!?」「…はぁ？」今まで、色んなものに勧誘をされたり、ホモから「一緒にゲイバー行こ」とか、オカマから「私と踊りに行かない？」とか、色んな誘惑をされたりしましたが、流石に「警察で働かないか？」という誘惑の仕方をされたのは初めてです。「カッカッカ、大丈夫、ビザなら俺が何とかしてやるから、タイの警察に来ないか!?　給料は安いがのぅ、どうだ!?カッカッカ!!」私の方をバンバン叩きながら、オッサン、しきりに誘いをかけてきます。このままでは、本当に常にピチピチのタイ警察の制服を着させられた上に、オッサンの慰み者にされてしまいかねません。「いやいやいや、私はまだ旅の途中だし、根性ないから無理ですよ～!!」「大丈夫、警察はいいぞ～!!体もあっという間に引き締まるぞ～!!」「いやいや、もう次の国ミャンマーのビザも申告しちゃってるから、遠慮しときますよ!!」「そうか～、残念だ。…カッカッカ、冗談だ。じゃーな、若造!!!!」一人で手を振りながらまたもとの地元のじいさんの集団の中に戻って行きました。あのオッサンは本当にホモだったのか、どうなのか？今となっては真相は闇の中ですが、とりあえず無事に難を逃れることは出来ました。ちなみに、先ほどもちらりと書きましたが、タイの警察の制服はどういうわけか、やたらとジャストフィットしまくりで基本的にピチピチです。そして、それを見たタイのホモの方々はどうも興奮するらしく、一時期、タイの警察署には無言電話や、「男が受話器の受け口で吐息をハァハァしている」といった迷惑電話があまりにも多いので問題になったそうが、それに対して「これといった対策柵は打ち出していない」とのことだったので、今の現状はどうなっているのか、気になるところです。どうでもいいですが、帰りに道を歩いていたら、人山のできた露店を発見したのですが、どう見ても、売っているものがガラクタか、それ以下。半分くらい削った色鉛筆や、使い古しのボールペン、錆に埋もれた携帯の充電器、100年くらい一度洗濯してなさそうなぬいぐるみ、等々。何でこんなものに人が山をなしているのか、理解が出来ません。並びの店では酒が売っている…お、タンカレーの10年じゃん(写真には写ってません)!!と思いきや、全部空でした。一体、誰が買って、何に使うのでしょか？よく見たら、我が国の芋焼酎「黒霧島」も売られていました。当然空ですが。やっぱり、タイは面白い。　　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。 香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑１日１回、クリックして下さると狂喜乱舞します。ありがとうございます!!

  2008.11.08

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  バンコクマニアックストリート

  先月末、出張ついでにバンコクに遊びに来て下った「ひでおじ」さんが、またしても、タイミング良く来タイ。前回同様、私の為に豪華ホテルを取って下さり、夕方からホテルのバーで飲んじゃって、日本人経営の居酒屋で日本食食っちゃって、〆には手打ちうどんも食べちゃって、次の日10時過ぎまで爆睡の上、昼メシに激ウマ天津麺まで食べちゃって、ついでに迎え酒とばかりに飲んじゃって、久々に豪遊させて頂きました。いやいや、日本食は本当に最高ですね。「ひでおじ」さん、毎度毎度、ホント～～～～～～～～に、ありがとうございます。ご馳走様です。香港時代からお世話になりっぱなしで、申し訳ないです。ちなみに、居酒屋で「好きな物頼んでいいよ」といわれ、狂喜乱舞して私が選んだメニュー。・牛タンシチュー・里芋の煮っ転がし・ニシンの昆布巻き・イカの沖漬け・このわた我ながら、見事なまでにオッサンクサい選択にビックリです。いや、単純に「好きな物」選んだだけなんですがね…。さてさて、美味いもの食って、ぐっすり休んで、身も心もリフレッシュしたところで、あとは運動!!体を十分動かしてエクセサイズが大切です。お金も掛けず、且つ楽しく運動をするには、ここバンコクでは散歩が一番!!どれだけゆっくり歩いても、年中クソ暑いこの街では、滝のような汗が流れること請け合い、食後の運動には最適です。ただ、普通の道や、一般的なショッピング街を歩いていたのでは、飽きてしまうし、異常な程の車の排気ガスで５秒で喘息か鼻炎に掛かり、１週間以内に呼吸困難で死んでしまうこと間違いなしなので、今日は、あまり車も多くなく、且つ、視覚的にも十分楽しめる、バンコクでもある種のマニアが集まるマニアックなストリートをご紹介します。バックパッカーの掃き溜め、カオサン通りより、王宮へ向う道の途中。ロイヤルホテル脇の運河に沿った道が、正にその場所です。運河沿いにずらりと並ぶ建物のほぼ全てが、何かしらの商店。そして、その商店の殆どが、楽器屋か、警察公式グッズ販売所、そして、軍隊公式グッズ販売所。制服やガンベルトは勿論、腕章や、階級章、帽子のエンブレム、カフスボタン、その他、陸、海、空軍の公式マスコットフィギアまで何でもあり。その手のマニアの方々にはたまらない品揃えになっています。幸い、私は軍隊や警察オタクではなかったので、こちらは難なく切り抜けることが出来ましたが、これまた林立する楽器屋を片っ端から覗いてしまい、上質なハワイ製のウクレレを発見。危うく、三線を質に入れて買いそうになりました。前々回の日記でもご紹介した「華徳善堂」のパトロールカーも発見!!普通のパトカーよりも、随分族車っぽいところがポイントです。しかも、ナンバーが「４４４」であるところもニクい演出です。流石は華徳善堂。数々の誘惑をかわし、やがて少し大きめな交差点に辿り着きます。そしたら、そこを左折して下さい。小さなロータリーを過ぎると、そこは仏具＆仏像ストリート!!大小様々な仏像や、仏教関連グッズが通りいっぱいに、ところ狭しと並んでいます。一本路地を入れば、仏像制作所もあります。色黒の上半身裸のオヤジたちが、汗だくになりながら暑苦しく仏像を制作している姿をタダで見学することができます。仏像の運搬風景。お釈迦様がまるでドナドナです。こんな車がバンバン行き交うのもまた、この通りの魅力です。魅力的なのは、何も仏像だけではありません。「招き猫」ならぬ、「招きタイおねーさん」単三電池で、彼女の右手が動きます。チョコエッグに入っていそうな大きさで、海○堂顔負けのホモ絶叫!!セクシー坊さんフィギア。全13種類。恐らく内１種類はシークレットだと思われます。どいつもこいつも、異様にマッスルなのがチャームポイントです。精巧さだったら、コイツはスゴい!!等身大、坊さんフィギア!!手や顔の細かい皺やシミまで、超精巧に、まるで生きている坊さんのように作り込まれています。間違いなく、夜中に動き出します。絶対家には置いておきたくない逸品です。誰が買うんでしょうか…。リアルさはそのままにコンパクトになった、超精密坊さんフィギアもあります。こちらはバリエーションも豊富です。サイズもまだ鞄に入りそうな大きさなので、イヤなアイツや、うるさい上司へのお土産に、ぜひ如何でしょうか？さて、こんなものを見ながら通りを抜けて、カオサンに引き返せば、随分といい運動を既にしていることになると思います。さぁ、動いた後は冷えたビールが美味いぞ!!って、台無しじゃん!!お後がよろしいようで。　　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。 香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑１日１回、クリックして下さると狂喜乱舞します。ありがとうございます!!

  2008.11.06

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  祝!!

  ……………いっ……い…………………いち……………一位だぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!皆様、ありがとうございます!!やっと念願のトップに立つことが出来ました!!本当に、毎日このしょうもない酔っ払い旅行記を読んで下さって、そしてクリックして下さる皆さんのお陰です。ありがとうございます。今宵は、１位を祝して、いつもなら地元のビール「ビァ・チャン」しか飲まないところを、アサヒのスーパードライにカーストアップして、祝杯をあげさせて頂こうかと思います。次は頑張って首位を維持、そして、ブログ村総合ランキングでの１位奪取を目標にブログを更新して行きたいと思います。さ～、降りて来いネタの神様!!と、いいつつ、今日は普通の日記で。スミマセン、入りきらなかったので、今日の日記本編はコチラちなみに、地味に地図も更新しています。世界一周地図左下のメニューを下方へ進んで行くと「次へ」と表示されているので、それをクリックすると、一番最新の地図を見ることが出来ます。こちらもどうぞ、ヨロシクです。　　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。 香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑１日１回、クリックして下さると狂喜乱舞します。ありがとうございます!!

  2008.11.05

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  ３ヶ月目、旅のススメ

  早いもので、バンコクに戻って来てからそろそろ１週間が経とうとしています。そして、香港をスタートして、早くも丸３ヶ月が経ってしまいました。早く次の国に進まなければならないのですが、ナンダカンダと理由を付けて(自分に言い訳して)、ダラダラと心地の良いバンコク空気に首までどっぷりと浸かってしまっています。夕暮れ時に屋台に腰をおろし、ビールや安酒片手に焼き鳥と生野菜なんかをポリポリやりながら活気に湧く雑踏を日が暮れて、あたりが夜に支配されるまで飽きること無く眺める。バスを待つ学生の群れ、博打将棋に興じる怪しいオヤジたち、買い物袋を両手に抱えたオバちゃんの隣りを子どもたちがキャッキャいいながら走り回り、若い坊さんが３、４人連れ立って、通り沿いの携帯電話を物色する。家路につく人々や、これから自分の時間を満喫しようとしている人々を見ているのは中々いいものです。昔は路線が多い上にアナウンスも何も無いので、恐ろしくて乗れなかったバスも、流石に何度も通っていれば、ある程度は自由に乗りこなせるようになります。エアコンなしの赤色のバス。いつも私が利用するバスです。初めて来た時は確か、2.5B(約10円以下)という、タダ同然の値段だったのが、物価の高騰と、原油高で、今では7.5B(23円くらい)に値上がり。でも、見たところ、バンコクっこの生活水準もここ数年で随分向上したようで、街ではブラ、ンドものの洋服を身に着けたお洒落な若者や、ベンツやレクサスなどの高級車が随分と増えてきたような気がします。そんな町中を強引に疾走するボロバスの中で、ipodでボブ・ディランを聞きながら、嘗て「ヒッピーやボヘミアンのバイブル」と言われたジャック・ケアルックの「On The Road」のページを捲り、まだ見ぬアメリカ大陸に思いを馳せる。これぞ、旅情!!窓から入ってくる風に身を当てていると、一瞬、ここは50年代の西アメリカで、バスの外は風来坊がたむろするデンバーの街であるような錯覚にとらわれ、自分が何者で、何処に向かっているのか、わからなくなるから不思議なものです。旅情と言えば、先日２回目の予防接種を赤十字で受けてきました。今回はコレラと破傷風。破傷風は注射でしたが、コレラの方は飲み薬。ソーダ水に薬を溶かして、それを「さぁ、飲め!!」と渡されるのですが、これがまた、恐ろしい程不味い。ポカリスエットと半ゲル状にして、炭酸を加えて、それを３日間くらい放置した味とでもいいましょうか。あまりの不味さに「うげぇぇぇえええええ」と顔をしかめていると、注射を打ってくれた熊のような体格のオッサン先生が「ガッハッハ、どうだい、ウチの特製ビールは？」とジョークを飛ばします。「今まで人生で最低の味のビールですよ!!」と答えると、また「ガッハッハ」と豪快に笑います。「これから何処に行く？」と聞いてくるので、「世界一周です。次はミャンマーですね」というと、「そうか、そうか。若いうちはいっぱい色んな物を見た方がいい。Good luck young guy!!ガッハッハ!!」と手を降りながら見送ってくれました。ちなみに、何が辛かったって、それから１時間は一切飲食禁止。口の中いっぱいに広がったイヤな感触を払拭しきれないまま過ごす１時間。この１時間の長かったこと、長かったこと…。眉毛はつり上がって、こめかみに青筋がピクピクと痙攣し、触れるモノ皆傷つけて、盗んだバイクで走り出して、校舎の窓ガラスを割って回る…。今まで、色んな日本の唄、例えば「キロロ」や、「中島みゆき」などのタイ語バージョンを聞いてきましたが、先日尾崎豊の「卒業」をショッピングセンター前の広場で行われていたイベントで、タイ人んのバンドがタイ語で歌っていたのにはビックリしました。タイの中学生たちも、盗んだバイクで走り回って、校舎の窓ガラスを割って、校舎裏でタバコを吸って、「やべぇ、先公だ!!バックれっぺ!!」といって逃げ出し、万引きをして捕まり、親に「謝りなさい」と言われて「肛門見せろや」と言ったりするのでしょうか？話しがそれましたが、その苦しみから解放された１時間後。「耐え抜いた俺への褒美だ!!」と、スリウォン通りにある本場香川の手打ちうどんの店へ直行。冷たいおろしうどんが、打ちひしがれたようになっていた胃袋と舌に優しく染み渡ります。激辛料理も大好きなら、香辛料＆ハーブも大好き、パクチーも平気、しかも、丈夫な胃腸で腹も壊さない、基本何でも食える私ですが、やはり、一番食ってて「うまいな～」と思えるのは故郷の味、日本食です。余分な雑味を一切排し、素材の持ち味を生かして調理することにかけては、恐らく和食が世界で一番洗練されているのではないかと思います。味の素と香辛料で彩られたこっちの料理も、うまいはうまいのですが、やはり長く食べ続けているとだんだんと飽きてくるというのも、正直な感想です。旅が長くなればなる程、日本食が恋しくなります。以前の日記でも何度か書きましたが、海外に来ると、日本に居たとき以上に、自分が「日本人」であることを意識します。上記のように、例えば、日本食がたまらなく恋しくなって、「あぁ、やっぱり何処まで来ても俺は日本人だ」と痛感したり、客観的に、自分が今いる国と、日本とを比べて、価値観の違いや習慣を通して、日本の素晴らしさや、逆に貧しさというのが分かってくる気がします。将来の夢は「金持ち」といって、株式投資にお年玉をつぎ込む子どもと、言葉は通じませんが、カメラを向けただけで、好奇心に満ち溢れた目で、「僕も撮って!!私も撮って!!」と、人山を作る貧しい身なりのこどもたち。どっちがかわいいかと言えば、そりゃ後者の方がかわいいに決まっています。経済と便利さを手に入れた代わりに、夢や希望を無くしてしまった日本。前を向いても、そこには重たい「現実」が横たわり、我々は幼少の頃から「安定」をちらつかせた大人たちから教育を受け、じわじわと色んな夢に満ちあふれていたはずの「将来」を削ぎ取られていき、そして、当たり前のように社会から与えられた「レール」の上を何の疑問も持たずに走って行き、いつの頃からか、「脱線すること」さえままならない状態になっています。熊のオッサン医者が言ってたように「若いうちに色んな物を見た方がいい」。好奇心が旺盛なうちに色んなものを見ておいた方が、色んな物を純粋に吸収できるはずです。だがしかし、口にするのは簡単ですが、実際、行動に移すのにはちょっとした決断と勇気が必要です。勿論、恐怖心もあります。単純に、海外に行くことの恐怖だったり、場合によっては、それまで築いていたもの(たとえば、仕事とかバイト)を、捨て泣ければいけない恐怖もあります。しかし、その恐怖心を少しでも上回る好奇心があるのであれば、思い切って外に出てみてもいいのではないでしょうか？色んなことが待ち受けていることでしょう。詐欺に遭うかもしれない、スリにあうかもしれない、強盗にあうかもしれない、ボッタクられるかもしれない、脱がしてみたら「オカマだった」なんてこともあるかもしれない、でも、必ず行って「無駄足だった」と思うことはないはずです。英語なんか出来なくたって、何とかなることを知るでしょう。何処にいたって、きちんとその日に寝る場所を確保出来ている自分に関心するでしょう。行きたい場所に、とりあえずは行けるこていることに驚くでしょう。自分が大切にしていた価値観や考え方なんて、何の約にもたたないことを知るでしょう。そして、自分が今まで抱いていた悩みなんて、下らないことだったと思えることでしょう。困っていても、必ず救いの手を差し伸べてくれる誰かに、人の温かさを知ることでしょう。そして、自分で「何とかしよう」としていれば、必ず「何とかなる」ことを知って、自分の人生自体も、自分次第で「何とかしよう」と思っていれば「何だって出来る」ということ知ることが出来ると思います。日本で「俺はダメだ～」とか、「将来何したらいいかわからない」とか、「自分は何の為に生きているんだ」といって悶々と毎日を無駄に消化しているくらいなら、一度くらい、思い切って「自分の周りだけの日本」から飛び出してみてもいいのではないでしょうか？そうすれば、「日本」が「自分の周りだけの日本」ではなくなると思います。小銭と勇気とリュックに入るだけのものを持って、旅に出てみよう。ブフッ、カッコ付け過ぎですね。恥ずかし!!よし、小難しいことはやめて、飲もう、飲もう!!　　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。 香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑１日１回、クリックして下さると狂喜乱舞します。ありがとうございます!!

  2008.11.05

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  それ行け!!みんなの華徳善堂

  本文に入るその前に…日本ブログ村、世界一周ブログランキング、現在４位から２位に急浮上!!猿効果か、はたまた、仏教国で坊主頭にしたご利益か、いやいやいやいや、これも偏に、読んで下さっている皆さんのお陰です。本当にありがとうございます。この調子で、今週は王者に君臨してやりたいと思います。皆様、今後とも何とぞ宜しく、そしてクリックも宜しくお願いします!!目指せ１位!!さて、今日は爽やかな方向にベクトルを向けて、素晴らしいタイの文化を皆さんに御紹介したいと思います。タイの人々は死体が大好きです。フッフッフ、今全国でコーヒーを口から「ブフッ」と吹き出してしまった、あるいは納豆が鼻から出てきてしまった人が何人いるでしょうか…。世界には多種多様な民族があり、それぞれが異なった文化を持ち、我々の常識では考えられないような文化が、それこそ星の数程あり、お互いそれらを理解し、互いを尊重し合い、お互いを認め合うこと、これが即ち「相互理解」であり、平和への第一歩です。頭じゃ分かっちゃいます。が、どうしても私には解せないのが、タイ人の死体好き文化。どれくらい「死体」が庶民生活に浸透しているかと言うと、例えば、夕方にニュースを見ていると、「今日のわ○こ」ならぬ、「今日の死体」のコーナーあり、新鮮フレッシュな死体が、お亡くなりになった現場とともに映し出されます。モザイクやボヤも一応掛かっているのですが、エグい部分じゃなくて、何故か被害者の目の周辺だけで、スプラッターな部分はバッチリフレームインしまくっているのがポイントです。非常にデロリンで、暮れ行くチャオプラヤ川にそのまま身投げしたくなる程のショッキン映像が満載です。で、そんなものを１週間分集めて本にしたのが、「アチャカム」という雑誌。要するに「週刊死体」です。オフィス街の屋台なんかでメシを食っていると、エグ画像満載の雑誌を、美人なＯＬおねーさんが、焼きそばを突きながら嬉しそうに雑誌に見入っている姿を見掛けることが出来ます。何でよりによって、そんな本を見ながらメシが食うのでしょうか。わけが分かりません。余談ですが、死体にはモザイクが掛からないクセに、「拳銃」が出てくると、どんな映画だろうが手首から先は全てモザイクが掛かってしまいます。もっと他に、かけるべきとこがあると思うのですが…。さて、そんなタイっ子たちの生活の潤い、死体写真＆映像。それらの主な供給源となっているのが、コチラの組織です。「華徳善堂」というこの団体、他の国で言うところのいわゆるレスキューです。どこかで事件や事故があると、通報を受けた華徳善堂のスタッフが、特性の救急車に乗って現場にスッ飛んで行きます。その際ミハエル・シューマッハ並みにあまりにもスピードを出し過ぎるので、レスキュー車が事故ってレスキューされることもしばしばあるというのはまた、タイならではの心和む朗らか話しもあります。さて、問題はこの後です。残念ながら、ラーマ４世通りの華徳善堂バンコク支部では無くなってしまったのですが、他の地域の華徳善堂前に行くと、事務所前には必ず掲示板が設置されており、その掲示板には、その日のフレッシュな死体写真が次々と張り出されています。黒く変色した腐乱死体、顔の上半分が吹き飛んでしまった死体、鼻から黄色い泡を吹いて白目を剥いた死体、土左衛門、何でもあります。しかも、死体だけならまだしも、ものによっては華徳善堂スタッフのオヤジが死体のそばに寄り添ったり、死体を運びながら満面の笑みをカメラに向けている写真も数枚混じっています。えーっと、アレだ。よく釣り雑誌でオッサンが30kgオーバーとかの巨大なクエとかカンパチ釣ったりすると、魚をドデンと地面や船のデッキに直に置いて、隣りで最高に気持ち良さそうな笑顔で写ってる写真をたまに見掛けますが、まさにあんなカンジ、死体をそばにしたオヤジたちは、デカイ獲物を仕留めたオヤジと同じ、実に満足そうな怪しい笑みを浮かべています。モチロン、モザイクや目線なんて無粋な物は一切ありません。何故こんな悪趣味なことを平然とやっているのかと言うと、この華徳善堂という団体。もとは中華系仏教の団体のようなのですが、この団体の運営は一般市民からの寄付金によって賄われているからです。市民の皆さんに如何に自分たちが活躍しているのかというのを分かりやすく公表する為のフレッシュな死体写真の一般公開。そうしてアピールすることによって、より多くの寄付金を集めようという話しです。遺族感情なんて全くブッチギリでぃ!!近所のおじーちゃんや、学校帰りの女子大生たちが、「うわー、すごいねー」「気持ち悪のぅ～」「危ないね～、怖いね～」みたいなカンジで口々に感想を述べながら、わいわい楽しそうにこれらの写真を眺めている姿を目にすることも出来ます。見ているのが死体写真であるということを除けば、実に、平和で穏やかな風景です。敬虔な仏教国で、まともなエロ本さえ出版出来ないような厳しい出版規制が敷かれているタイ。死体はアリかい!!何がタブーで、何がタブーでないか。国によってその基準は本当に様々ですが、タイ程基準のわけが分からない国が他にあるでしょうか。タイの懐は我々の想像を超えて深いようです。　　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。 香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑１日１回、クリックして下さると狂喜乱舞します。ありがとうございます!!

  2008.11.03

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  猿の惑星

  首都バンコクから列車で２時間半～３時間(タイの列車は非常にルーズ)。東南アジア随一の大都市と、こんな至近距離でありながら、とある動物に支配されてしまった、悲劇の街があります。その街の名は、ロッブリー。そして、その動物とは、猿です。列車が駅に入ると早速、我々はこの街の支配者である猿の巨大な像を見ることになります。人類の長い歴史の中で、時の支配者たちは己の像や肖像画を街に作りたがる傾向があるようですが、猿もそのようです。街を歩いていると、早速出くわしました。電線や水道管の上を、金色の毛の猿たちが、スイスイと渡っていきます。あまりに非日常的な風景に、一瞬、あれがどんな生き物だったか混乱します。それにしても、本当に何処にでもいます、猿。道路標識の上にも、商店の前にも。ってか、むしろ、商店にたかっていたり、疾走するトラックの荷台にも消防署の前でサカってたり、鳩のようにビルに群れていたり、鳩…というよりは、動きや仕草を見ていると、クリスマス映画の代表格、「グレムリン」の世界そのままです。もちろん、キタナい方の。クメール様式の美しい、街の観光名所の古寺が、そんな彼らの総本山。佃煮に出来そうな程の猿が群れています。お釈迦様も、何だかか楽しげです。この街では、猿は人よりもエラい。子どもだって泣かしちゃいます。ちなみに、食べ物を持っていると、冗談抜きで平気で飛びかかってきます。白人が何人か襲われていました。本気でお気をつけ下さい。寺の腋に踏切があるのですが、モチロン、彼らの支配下にあります。そして線路では、猿が「スタンド・バイ・ミー」しています。沖縄のうるま市に「ゴリラの花束」という名前のラブホテルがありますが、ここでは、猿が花束持ってます。以上、猿に支配された悲劇の街、ロッブリーよりリポート報告でした。　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は　fund@hopewill.com　まで。 香港、ファンドの魅力をお伝えします。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋ にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!!　↑　↑１日１回、クリックして下さると狂喜乱舞します。ありがとうございます!!

  2008.11.02

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