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カテゴリ:読書
昨日の日記の続きです。村上春樹「1Q84」この本を読んだ感想。まず疲労感~。読むのが遅いので10時間くらいかかってしまったと思います。(途中で寝たりしながら。)
不思議なテーマなので、何が起こるのか引き込まれるところはあります。でも、最後がなんだかあっけないって思いました。 この主人公の「天吾」は、母の不倫の記憶をひきずり無気力な生き方をしているわけですが、最後まで初恋の「青豆」(←マメでなく人間)のことを忘れられなかった。 「青豆」も普通でない生き方をしながらも「天吾」のことを忘れられない。 この2人の物語が並行していくのですが、最後、2人は急接近しながらもすれ違ってしまうのです。 その接近の仕方が実にまわりくどい。 2人はリトルピープルが支配する不思議な世界に入っていくのです。 物語のパーツには明らかにノンフィクションをモデルにしたものがあり、リアリティーがあります。 たとえば、 ○証人会=エホバの証人(キリスト教系の終末思想を説く暗黒団体、輸血や祭り行事の参加を禁じている) ○さきがけ=オウム真理教(修行して解脱を目的とするが、暴力革命を肯定しているので、テロを起こし社会問題をまきおこした。) ○ふかえり=綿矢りさ(芥川賞をとった美少女高校生) じゃリトルピープルは何だろう? 白雪姫と7人の小人を思い起こさせます。 とにかく不可解です。 物語の冒頭から出てくる音楽 ↓ 【送料無料選択可!】バルトーク: 管弦楽のための協奏曲/ヤナーチェク: シンフォニエッタ / ジ... 1,995 円 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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