新旧対決 外食編
日本初の流れ鮨?水の上を皿が流れてくる回転寿司かと思いました。沼津の有名店、魚がし鮨で始めた新しい形態。タッチパネルで注文します。現在の注文履歴と金額を確認することも出来ます。鮨が出されると注文履歴のその鮨の文字の色が変わります。見込みで握った鮨は回っていませんので受注生産です 私が座った席は板前さんが直接手渡しで鮨を出してくれましたが、席によってはベルトが回っていて、自動的にその人の前でベルトからテーブルにはじき出されるようです。回転寿司ではないので器はこんな感じに様々なものが使われていました。 回転寿司でも回っていないものは、口頭で注文して握ってもらい多少の会話はありますが、ここでは全てタッチパネルのコンピュータ管理なので、インプットしないことには注文が成立しません。極端な話、店が丸ごとタッチパネル式の自動販売機みたいなもののようなものです。年寄りの愚痴になりそうなのでいろいろ言いませんが、折角の美味しい鮨もタッチパネルと会話しながらではね~。 帰りに寄ったのは河口湖と甲府をむすぶ御坂峠の旧道、天下茶屋。太宰治が井伏鱒二に誘われて滞在し、小説富岳百景の舞台にもなった峠の茶屋でほうとうや甘酒などを出しています。 2階には太宰が使用した机や火鉢をはじめ、ゆかりの物が展示されています。 昭和9年に創業して、多くの文人に愛されながら今も店を発展させているのに感心します。 コンピュタシステムにコントロールされている流れ鮨よりも、歴史の匂いが色濃いこちらの店のほうが落ち着くのは私だけではないと思いますが、あなたはどっち?