カテゴリ:思い出
夾竹桃と照ちゃんのはなし (1) 昔、小学校の校庭に肋木(ろくぼく)という体育のどうぐがあった。 体育の授業の時、よじ登る訓練などしたように思う。 ある日曜日、いつものように照ちゃんと二人で遊びに行った。 肋木のそばには夾竹桃が大きく茂って、あたりはうすぐらかった。 そのころ皇后さまの作られたお歌として先生から教えていただいた 「夾竹桃の花咲けば蝶やとんぼがとんでくる」とくちずさみながら 蝶になったようにとびまわっていた。 その時突然照ちゃんは肋木にとりついて、鉄棒のように逆上がりをはじめた。 あしたへつづく 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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