たちあおい
烏骨鶏を飼ったとき (1) にわとりを描きたくて知人にたのんだ その頃高価なたまごを産むということで 話題になっていたうこっけいを一羽もってきてくれた これが鶏かと疑いたくなるような、薄汚れた 老いぼれたとりにがっかりして 「こんな汚いとり絵にならない」というと 「好きな色に塗ったらよい」といわれた まだ小屋の用意ができていないので とりあえず家と家との間の土間に置いた ちょっと目をはなしたすきに、ぎゃーと悲鳴が聞こえた 見に行くと脱兎の如くというのはおかしいが 目にもとまらぬはやさで猫が飛び出してきた にわとりにひっかかれたのだろう 彼は野良猫より獰猛である (つづく) 人気blogランキングへ ご訪問ありがとうございます。