[短歌]の記事一覧 | さっちゃんのお気楽ブログ

個展をおえて五首

　　　　　スポットライト　　　　　　　　　個展おえてくつろぎの朝秋晴れの　　　　　　　　　　　　　小さなバラが花びらひらく　　　　　　　　　花篭を胸に抱えて少女二人　　　　　　　　　　　　　個展会場に笑顔溢れる　　　　　　　　　お祝いとて心づくしの盛り花に　　　　　　　　　　　　　溢れるシクラメンの紅　　　　　　　　　旧交を温め絵画教室のなかまたち　　　　　　　　　　　　　個展会場に老いの華やぎ　　　　　　　　　オレンジ色のスポットライトの光り受け　　　　　　　　　　　　　紫陽花の彩やわらぎ見せる　　　人気blogランキングへ　ご訪問ありがとうございます。

2009年10月21日

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かぼちゃうりば

　　　　　　　　　　短歌　　　　　　　　青虫がパセリ一株食べ尽くし　　　　　　　　　　　　そ知らぬ顔で蛹に化ける　　　　　　　スーパーのかぼちゃ売り場で立ち話　　　　　　　　　　　　どいてといえず買わずに帰る　　　　　　　ひまわりは紙をはみだし描き切れず　　　　　　　　　　　　バランスに悩むお絵描きなかま　　　　　　　　　　　紅ほのかレモンイエローのバラいちりん　　　　　　　　　　　　ちひろの描く幼の表情　　　　人気blogランキングへ　ご訪問ありがとうございます。

2009年07月20日

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秋

　　　　　　短歌３首　　　　　秋祭り市長選挙と重なりて　　　　　　　　　太鼓の音も聞かれず暮れる　　　　　赤　白　きいろ　大輪の菊鉢並べる呉服店　　　　　　　　　寂れる町に輝きともす　　　　　ウインドウに七五三の赤き被布　　　　　　　　　老舗の秋は晴れやかに見ゆ　　　人気blogランキングへ　ご訪問ありがとうございます。

2008年11月05日

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auｔumnの歌

ＡＵＴＵＭＮ　のうた　　　　　　　　りんごの香ふわーと広がる紅茶の朝　　　　　　　　　　　　雨に潤う空気が甘い　　　　　　　　秋の陽にカラーペンがぬくもりて　　　　　　　　　　　　紫苑の花描く指先にやさし　　　　　　　　夕顔の種カラカラと風に鳴り　　　　　　　　　　　　ナスターチュウムの芽を覚ます　　　人気blogランキングへ　ご訪問ありがとうございます。

2008年10月15日

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思い出

公園前のお菓子屋さん　（２）　　　お花見時公園前のお菓子屋は　　　　　　　晴れ着の人で賑わった　　　　　新しい機械をすえて回展焼き　　　　　　　美味しかったのに一年でやめた　　　おばさんは美郷そだちのちょいデブで　　　　　　　お茶請けは時々たくあん　　　人気blogランキングへ　ご訪問ありがとうございます。

2008年09月26日

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思い出

　　　　　公園前のお菓子屋さん　　（１）　　　　　　　　　いろいろなおまけにつられてグリコは売れた　　　　　　　　一粒３００メートルのランナーの絵　　　　　干しぶどうの箱には西洋の女の顔　　　　　　　　五銭で買えない幼のあきらめ　　　　　一番欲しいのは落花生　　　　　　　　ネットにつめて十銭だった　　　　　夏になれば「氷」の旗を軒に吊り　　　　　　　　　手回しのかき氷に汗が噴く　　　　　昭和一桁の頃の思い出です　　人気blogランキングへ　ご訪問ありがとうございます。

2008年09月25日

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つゆくさ

　　　　　　　　側溝のすのこの隙間に萌え出でて　　　　　　　　たくましきつゆくさの藍色　　　　　　キャンバスの少女の胸に抱かせたく　　　　　　　　白き桔梗の開花待たれる　　　　　　立秋という意味ありそうでなにもなく　　　　　　　　雨の降らない猛暑はつづく　　　　　　エアコンのかすかな風に揺らぎつつ　　　　　　　　しゅうかいどうはぽとりと落ちる　　　人気blogランキングへ　ご訪問ありがとうございます。

2008年08月21日

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大川原高原の風車

　　　　風車のうた　　先日　６月９日　大川原高原へ行きました　　車で２９キロ　紫陽花が咲いていると期待して　　蕾はまだ固くみどり一色でした　　　あじさいの見ごろと思いはるばると山頂に来て蕾まだ固く　　　山頂の休憩所閉ざしてアイスクリームののぼり一基風受けて立つ　　　風車建てる工事車両にヘルの男たち緑一色の紫陽花の山に　　　人気blogランキングへ　ご訪問ありがとうございます。

2008年06月29日

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パットライス

菜の花畑をみてきました　　　　　こんな山の中で菜の花畑を見るのは初めてです　　　昨年は隣の山の段々畑を写生しました　　　３月で梅が満開でした　　　段々畑には何も植えていなかったと思います　　　短いたんぽぽが咲いていました　　　「梅っ子」というコーヒー店で　　　友達の個展をみてパットライスを買いました　　　　　　　　　そこで一首　　　　山里に爆発音をひびかせて　　　　真白きパットライスのとびだせり　　　　森林公園のさくらはまだ蕾が堅そうでした　　　　山すそへおりてくると５分咲きぐらいでした　　　　６日の日曜日が見ごろになりそうですが　　　　残念ながら雨予報です　　　人気blogランキングへ　ご訪問ありがとうございます。

2008年04月02日

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白梅の香り

　　　　華道展　　　短歌３首　　　百花繚乱の華道展見て帰る　　　　　　白梅の清しき香り胸に抱き　　　華道展華麗なる花木の並ぶかげ　　　　　　ポピースイトピーの暖かき彩　　　南天の実も熟れごろか庭先に　　　　　　四五つぶ残し食べられたるか　　　人気blogランキングへ　ご訪問ありがとうございます。

2008年02月11日

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オーレオリン

　　　　　　　　　　　　　　　　オーレオリン　　　　短歌３首　　　　　　　バラ描けば　もっと光よふりそそげ　　　　オレンジ色の花びらが叫ぶ　　　　オーレオリン　オーレオリンは絵の具の名前　　　　午後のアトリエに睡魔の訪れ　　　　昼下がりラジオが話すシェクスピア　　　　抑揚のリズムにのりて快よき　　　人気blogランキングへ　ご訪問ありがとうございます。

2008年02月08日

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冬景色

　　　　　　　　　初冬の風景--３首　　　山茶花の日ごと咲きつぎ小春日の　　　　　ひかりを浴びて燃える木となる　　　水引草庭のあちこちさきのこり　　　　　置忘れたる未完のアルバム　　　　　　レンズの向こうに揺れるカレンダー　　　　　あと一枚の日々を惜しまん人気blogランキングへランキングへやさしい一票をお願いします　

2007年12月11日

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アンスリュウムは何時咲くの？

　　　　　　　きょうは百円ショップへいきました　　　品物がいっぱいあってどこになにがあるのかわかりません　　　棚がぎっしり詰まっていて身動きも出来ません　　　すれ違うひとによけてあげたり、じゃましたり　　　思うようには欲しいものをみつけるのは大変です　　　　　　短歌２首つくりました　　　ロビーには髪長き女客２人　　　　　　葉先枯れそむるアンソリュウム　　　「ゆこう」とう果汁豊かな凸凹みかん　　　　　　情こまやかな女の作れる　　人気blogランキングへご訪問ありがとうございます　　

2007年11月23日

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あひるをみつけた

　　　　　ペン差しのカップにあひるがいるのをみつけた　　１０年も机の上において使っていたのに　　アヒルが２羽いるのに気づかなっかった　　わたしの目はなにを見ていたのかしら　　いまカップを描きはじめて「あれーあひるだ」　　「ごめんね、こんなところにいたの？」　　きょうのうた　　おしろい花一株残さず抜きしあと　　　　　水仙のみどりすくすく育つ　　桜草の幼き苗をみつけたり　　　　　真白きはちにそっと移植す　　隣家には大菊小菊庭いっぱい　　　　　わが食卓に薫る一枝　　　　おそまつでした人気blogランキングへご訪問有難うございます　　

2007年11月17日

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踊りの提灯がまちのムードをもりあげています

阿波踊りの町　　　季節はずれの感じですが　　　　先日「おどる国文祭」といって大イベントがありました　　　　徳島県内の伝統芸能などにスポットをあてて　　　　多くの人が特技の技を発表する機会があたえられて　　　　　　みなさん力いっぱいがんばりました　　　　新聞によると１４億もかかったようです　　　　もったいないねえ！　　　　昨年　わたしの税金３倍にあがったよね人気blogランキングへ　　　ご訪問いただき有難うございます　

2007年11月08日

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桃の実は青い

　　　　　　　短歌４首　　　桃の実はいつまでも青く小さくて　　　　　八月の庭は緑すこやか　　　布ぞうり紅い鼻緒の懐かしさ　　　　　素足に覚えし夏の日のこと　　　うっすらと埃かぶりて色あせし　　　　　去年の鬼灯（ほうずき）カラカラ鳴らす　　　食器棚のガラスに透ける紅い色　　　　　もう使わないレモン絞り器　　　さきほどから台風５号の風雨が激しくなってきました　　　でも郵便屋さんは葉書１枚もってきてくれました人気blogランキングへよろしくお願いします。

2007年08月02日

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貴重な一日を大切にしたい

４月投稿の短歌より　初蝶の黄色眩しき朝の庭ゆっくり遊んでいてほしいのに　古き地図を幾度も拡げたしかむるスケッチにゆく過疎の山里　キーボードの感触のこる指先でレーズンパンをちぎりつつ食ぶ　貝殻を拾いし浜辺思いいづ万華鏡の彩ゆっくり変わる　　　きのう短歌誌７月号がきた。１５日までに今月の分を　　　考えなければならない。こうやって、すけぢゅーるに　　　　　追いかけられて、一日また一日と貴重な時間がなくなって行く。　　　　　人気blogランキングへ　　　よろしくお願いします　Thank　you，

2007年07月12日

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家中紫陽花だらけです

　　　　　　　　　赤い紫陽花　青い紫陽花　　　このひと月ブルーの空気を吸っていた　　　　　あじさいの妖精に包まれて　　　ガラス戸を透かしてレモンイエロウさわやかに　　　　　胡瓜の花に青春匂う　　　カスミソウはカサブランカの引き立て役　　　　　主役になれぬ寂しさ漂う　　　　　　人気blogランキングへ

2007年07月01日

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なめくじもむかでも蜘蛛も大嫌いだ

　　ゼラニュウムがそろって咲き始めました。　　　丈低くいい格好に葉が茂って、花が次々咲いています。　　　なめくじがたくさんいて、毎晩夜中になめられていました。　　　Ｍさんが薬を撒いてくれましたが余り効き目がなかったのですが　　　先日のどしゃぶりで薬が溶けたせいか、なめくじのなめたあとが　　　見られなくなりました。死んだのでしょうか？　　　むかでのくすりを買ってありますがまだ撒いていません。　　　暑くなると色々の虫が出てきていやですね。先日大きな蜘蛛が　　　おなかにたまごのふくろを抱いていたのを取り逃がしました。　　　嫌いな蜘蛛がたくさん増えると思うと憂鬱です。

2007年06月17日

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紫の絵具

きのうから梅雨に入ったそうです。　　雨がほしかったけれど、長雨になると　　家中が湿っていやな気持ちになります。　　１週間に１度か２度くらい、できれば夜の間に。　　　　　むらさきのえのぐ　　むらさきのえのぐ購いてより桔梗や　　　　都忘れを描くのがたのし　　　あじさいの毬の量感写さんと　　　　色を重ねて日は暮れてゆく

2007年06月15日

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アメリカンチエリーです

　　　　　　　さくらんぼの季節です　　　きのうスーパーで安かったので買いました　　　でも、そんなにおいしいものではありませんね　　　高いものはおいしいのでしょうか？　　　味はどうでも、かわいいので描きたくなりました　　　　　　アメリカンチエリーのうた　　　　　　夭折の兄妹たちに供えたる　　　　　　アメリカンチエリーのつぶらなひかり　　　アメリカの陽に色づきしさくらんぼ　　　　　　クリムソンレイキの赤の深さよ　　　口中でつぶれるチエリーあめりかの　　　　　　広い空気を味わっており　　　

2007年05月27日

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いやなことは忘れよう

すずらんは緑の香りに包まれて　　　　　　メロデイー奏でる白き鈴の音　　　　朝顔と夕顔の種交換す　　　　　　ちぎりえ教室のお茶のひととき　　　　窓際に数百の羽をハラハラと　　　　　　残してシロアリはいずこへ隠れしや　　　　ゴールデンウイーク終わればスミレの花も　　　　　　大きくあくびす種を散らして　　　　　　今日の風は危なくてキャンバスを持って出ると吹きとばされたよ

2007年05月17日

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アリストロエメリア色違いです

　　　　　　　　　　　　意中の人　　　　　電話にて問われる選挙のアンケート　　　　　意中の人の名ためらいつつも　　　みのりなき話題交わして帰りけり　　　　　悔い抱きつつ夕食をつくる　　　　　貝殻を拾いし浜辺思い出づ　　　　　万華鏡の彩ゆっくりかわる

2007年04月11日

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今夜はおそーめんを炊きましょう　ご飯が足りないから

　　　　レーズンパン　　　　　　　　キーボードの感触のこる指先で　　　　　　レーズンパンをちぎりつつ食ぶ　　　　　初蝶の黄色眩しき朝の庭　　　　　　ゆっくり遊んでいて欲しいのに　　　　古き地図を幾度も拡げ確かむる　　　　　　スケッチに行く過疎の山里　　　

2007年04月10日

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生き返ったストックのはな

　　　　　　　　　八重咲きは枯れて一重のストックは　　　　　　　ぐんぐん伸びて花盛りなり　　　　　ストックのむらさきの香はさやけくて　　　　　　　花の気持ちを篭めて描かん　　　　　新しき筆購いてむらさきの　　　　　　　ストック描けば穂先自在に　　　　　水槽を窓辺に置けばにな五匹　　　　　　　水を離れて日向ぼっこす

2007年03月19日

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クローンの魔法で描く

Tulip　　　チューリップ一本咲きたれば　　　　　　１０本に描くクローンの魔法　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　我が家にもアヒルがいるのをみつけたり　　　　　　カーテンの模様なれど楽し　　　　「カントリーハウス」花園に囲まれて　　　　　　異国のことば声だして歌う　　　広々と春の野原に放たれて　　　　　　わがこころいまゆるやかに遊ぶ　　

2007年03月12日

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四葉のクローバーのうた

　　　　　　新聞の投書に四葉のクローバーのことを読んで　　　歌を思い出した。少女の頃覚えて、何十年も　　　歌うことがなかったと思うが歌詞は覚えていて　　　口ずさむうちに、ほとんど思い出した。それで一首　　　　　　　四つの葉は希望信仰愛と幸　　　　　　　若き日歌いしクローバーの歌　　　　　初咲きの洋蘭一枝部屋に活け　　　　　　　冬の一日を暖かくする　　　　　白梅を夕日が紅く染める中　　　　　　　救急車の音遠ざかり行く　　　　　夕暮れの淡い光の水槽に　　　　　　　たにしがゆっくりとんぼ返りする

2007年02月16日

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お正月のうたーつづき

神棚のお注連につける紙垂を折る　　　　　出来損ないをまたよしとして　　　カレンダーの巻き癖なおし部屋ごとに　　　　　大小それぞれ架け替え追えり　　　美容院を出てハラハラと初時雨　　　　　おしゃれな傘を借りて帰りぬ

2007年01月28日

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お正月のうた

　　はなみずきの庭の電飾はずされて　　　　　寒寒眠る川岸の家　　　年賀状だらだらとくる七草の　　　　　唐土の鳥をみてみたいとも　　　三が日クロスワード・パズル解ききれず　　　　　スペインのソーセージなど知るもんか

2007年01月27日

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地蔵寺の銀杏

　　　地蔵寺の大銀杏のスケッチは残り少ない　　　いちょうの葉っぱがうまく描けなかったので　　　写真をいれました　　　　　　　電線より鳩の喧嘩が降ってくる　　　　　　師走の団地の暖かきかな　　　　銀行も郵便局も混み合えリ　　　　　　現金引き出し機の前一律の顔　　　　歩道行くわが前方に追い越し車　　　　　　はみ出してくる男の顔睨んでやる　　　　味噌汁に浮くいりこの眼ひとつ　　　　　　歌に詠まれるを奇遇と言おう

2006年12月28日

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地蔵寺スケッチ

　　　　　　　　地蔵寺スケッチ　（１）　　　写生する阿讃山脈越えてゆく　　　　航跡一線北西を指す　　　猫じゃらしカサカサ音をたてて揺れ　　　　阿讃山脈入日に映える　　　小春日の五百羅漢入り口に　　　　老女ちいさくお辞儀してくれる　　　軽四に山積みの大蕪ゆられゆく　　　　落ちそうで落ちないあとにつきゆく

2006年12月27日

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たぬき君は元気ですか？

　　　　　短歌ーー今日の朝日新聞でみた中より　　落ち葉終えし雑木林の巣穴より　　　　　一　二　三　四子狸覗く　　　　（ひとふたみーよ）　　　　とくばあさんのたぬきは元気ですか？　　くちコミで来たのか群れに新顔の　　　　　鴨も交じりて賑わう水面　　　　　　お絵かきの教室の前に小川があります　　いつも５，６羽の鴨やアヒルがいます　　ときどきみえなくなり心配していると　　水がふえると戻っています　　水の無い時は鯉も水鳥もどこへいっているのでしょう？

2006年11月27日

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神山の秋

　　　　　　からす瓜カンナすすきにおみなえし　　　　　柿の一枝と山の秋頂く　　　マリゴールドの心惹かれるたくましさ　　　　　花瓶の中に白く発根す　　　いまわりの黒き瞳に吸い込まれ　　　　　花野に遊ぶ幼のように　　　さちこ

2006年10月25日

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ぶどうを裏返してみました

　　　　　青蛙どの子もどの子も枯れ色に　　　　　トマトの下葉も枯れ果てにけり　　　　　　草引くと身支度をして庭にでて　　　　　つゆくさのブルーに埋もれており　　　教壇に立つ夢をみて黒板の　　　　　横文字を呟く目覚め鮮明

2006年09月04日

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かぼちゃと梨

　　　　　　　　　　神山のかぼちゃ　　　　　　大きなかぼちゃキッチンの片隅占拠して　　　　　「神山のかぼちゃだよ」と涼しい顔で　　　スケッチ帳三冊埋めて夏はまだ　　　　　峠を越えず梨を描く日日

2006年08月13日

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かき氷

　　　　　　　　　　　かきこおり　　　　かき氷の旗が風にのっている　　　　　公園の茶店に母とふたり　　公園のなか通り抜けて　　　　　叔母を訪ねる泰山木の路　　かき氷に練乳のせるなんて　　　　　ヤボで馬鹿げたアイデアだよ　　白黒のチャップリン映画に哀愁ちょっぴり　　　　　腹の底から笑いがこみあぐ

2006年07月25日

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北海道です

　　　　　ニッキ水をもらって子供にかえって　　久しぶりになめました。そして昔を思い出しました。　　　　　　公園の入り口アイスキャンデーの　　　　　　香料の匂いが鼻をくすぐる　　　　　　　　落花生ネットにつめられ五銭なりき　　　　　　干しぶどうは八銭だっけ　　　　はり扇で頭ペタペタ叩く漫才師　　　　　　そまつなステージに汗して踊る　　　　ひょうたん型のビンもなつかしニッキ水　　　　　　招魂祭の雑踏に混じりて

2006年07月16日

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アトリエ初夏

　　　　　ストレチアの向こう幻のごとく　　　　ビーナスの裸像は黙す　　アトリエのメジチの呟きに　　　　極楽鳥花は大きくあくびす　　アトリエの巨き画布にまぼろしの裸婦　　　　黄金色の向日葵揺れる　　　きょうのあじさいは、はるばる神山から　　　ほがらかまっちゃんが、山越えて　　　持ってきてくれました。

2006年06月21日

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初夏の花

ぬいぐるみを袋いっぱいあずかりて　　　　　　座敷わらしが現れそうな　　　　　沢山のぬいぐるみの中からダルメシアンの子犬を　　もらいました。ラッキーちゃんです。さっそく　　描きましたが、かわいくないのでここに　　紹介するのをやめました。可愛く描けたときに　　みていただきます。

2006年05月20日

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雨の日の歌

　　　　　　　　　中国より台風崩れの雲がきて　　　　　　　訪れる人びしょぬれのまま　　　　Ｍさんは大きな夏柑さげてきた　　　　　　　雨具のひじからしずく垂れつつ　　　　古き手紙取り出し読めばやめられず　　　　　　　雨に篭もりて若き日を恋う

2006年05月19日

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カラー

　　　　　　コーヒーのカップみたいな白い花　　　　　　カラーフルなアイスクリームを盛りたいな　　　　　さくらんぼ一粒一粒ひかりを宿す　　　　　　幼なの瞳にみる無垢なる彩よ　　　　大輪の薔薇の花びら音もなく　　　　　　散り重なりてま昼のキッチン　

2006年05月18日

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たんぽぽ

　　　　　　「咲いたよ」と声上げ黄色鮮やかに　　　　　　玄関前の朝のたんぽぽ　　　たんぽぽの綿毛の鞠が五六本　　　　　　風を待ちおり優しい風を　　玄関のまえの側溝のすきまに生えたたんぽぽを　　もう四五年見ています。早春から夏まで　　たくさんの花を咲かせ、綿毛をとばせて　　生き長らえている小さい草に感動しています。

2006年05月15日

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