|
カテゴリ:アニソン・特ソン列伝
♪まわせまわせ地球を回せ コンピューターに天使は宿る
「レッツチャージ」 幸せを広げるアイテムで 夢と希望のエネルギー 止めろ止めろ地球を止めろ コンピューターに悪魔は宿る 「レッツチャージ」 憎しみをもたらすステージに 黒い野望のエネルギー 歴史をつなぐのか ピリオド打つのか ※タイムリミット タイムリミット タイムリミットは近い タイムリミット タイムリミット タイムリミットは近い※ つばさつばさ平和の翼 コンピューターに天使は宿る 「レッツメモリー」 安らぎを与えるイメージで 愛と自由のメカニック こわせこわせ平和を壊せ コンピューターに天使は宿る 「レッツメモリー」 絶望をもたらすオペレーション 闇と破滅のメカニック 歴史をつなぐのか ピリオド打つのか ※~※ ※~※♪ 水木一郎の持ち歌のなかに、世紀末を予見させる作品が2曲ある。そのひとつがこの「タイムリミット」(もうひとつは、よりストレートに1999年を歌った「グッドラック地球」だ) 今、テレビのCMで顕著に見られるのが、その終わりにパソコンの検索画面が出るもの。15秒では伝えきれないので詳しくはネット検索を、ってことだろうか、こうなると最早パソコンって生活必需品の様相。年老いた人たちは切り捨てられてるんだなぁ、なんてふと思う。 確かに検索エンジンってスゴイ。何でも調べられる。情報の洪水、いや情報の大津波だ、こりゃ。百科事典も売れなくなるわけだ。 便利さという点では文句なく、その便利さの恩恵を受けているのも認めざるを得ない。がしかし、一方でPCがらみの、なんともやるせない事件が起きているのも事実で、万能なものほど使う人のモラルが問われるってことの証明だな。 “天使と悪魔”というと、最近ようやく私が読み始めた小説のタイトルだが、まさに表裏一体。古くは鉄人28号の「良いも悪いもリモコン次第」あるいはロボットアニメの最高傑作(と今でも信じて疑わない)「マジンガーZ」の“おまえは神にも悪魔にもなれる”のセリフにも見られるように、すべからくどちらにも転びえる可能性って、人も物も全てが持ち合わせている要素だ。 幸いなことに鉄人は正太郎君、Zは熱血ほとばしりすぎの甲児くんの手によって正義の使者となったものの、これ、つきつめていくと「良いことはすなわち悪いこと、悪いことすなわち良いこと」「良いも悪いもなく、ただそこに事象だけがあるのみ」なんて、禅問答かどこかの経典みたいな話だね。 あるひとつの見方として、人の歩みは歴史をつなぐこと。そしてそこにピリオドを打つ、ってのは破滅を意味する。 で、さぁさぁどっちだ?この先も歩みの足は止まらないのか?それともフリーズ、リセット、データ消去で人の歴史に終止符が打たれるのか?ってのを、世紀末ムードの詞とフルオーケストラのキレのいい演奏で綴られているのがこの「タイムリミット」なんだな。 水木一郎のボーカルも、どこか突っ放したような匂いが感じられ、タイトルと合わせて曲に緊張感を持たせているのが秀逸。 西暦としては今、新世紀を迎えてまだ間もないけど、実際世の中を見るとなんかこう、モラルの低下などからクラッシュ(自壊作用)しそうな風潮がなきにしもあらず。 ホント、「タイムリミットは近い」って気がするな。頼むぜメタルダー。生も死も解らず生まれたキミが、戦いと、人間やネロス帝国の心あるロボット達との交流から芽生えた正義と優しき心で、キミの、そして私たちの歴史を未来までつなげてくれ…。 ということで、この歌も前回に引き続き、「超人機メタルダー」の、これはエンディングテーマ。無垢なロボット=無垢なコンピュータ=天使にも悪魔にも…って連想から歌か? それにしても、ささきと水木、両氏を用いた主題歌&副主題歌。つくづくメタルダーって豪華だなぁ…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[アニソン・特ソン列伝] カテゴリの最新記事
|