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カテゴリ:アニソン・特ソン列伝
♪「コメットさーん」「ハーイ」
キラキラ愛の星 キラキラ光る星 トゥインクル トゥインクル コメットさん 幸せだと夜空だって明るく見える あなたのこと思い出すとまぶしくなる 私の星をあげる キラキラ星を上げる あなたが好きだから 誰にも見えないこの星 生まれたばかりのこの愛 私の心でそっと光ってます キラキラいつまでも♪ 大場久美子のコメットさんを観た。 いやぁ、爆発的にカワイイよなぁこの頃の大場久美子。 歌同様に演技もさほど上手くはないが、な~にアバタもエクボ、ノープロブレム。かえって流暢な台詞回しでなかったからこそ、その健気な演技に人気が集まった、っての、あるんじゃないだろうか? まったくこの頃のアイドルって、ナマグサイ話題が似合わない。ってか、ふれちゃいけないタブーって気すらする。 神々しいってんじゃないけどさ、なんかこう、アイドルって絶対トイレとか行かない、そのくらいに思われていた(思い込もうとしていた)ぞ。いろんな意味で人間扱いされてなかったもんなぁ。 (ちなみに、キャンディーズの「普通の女の子に戻りたい」は、決して名言なんかじゃない。ありゃ心の軋みから出た悲鳴だ) ま、それはともかく約30年ぶりに観たコメットさん、懐かしくも面白かった。 内容については次回触れるとして、記憶の狭間に埋もれていたものが掘り起こされる感じ。 コメットさんが魔法のバトンを手にするときの効果音“ティリリッ”って、お~そんな音だったな~。 キューティーハニー、いや、「奥様は18歳」風なBGMも、時代を感じさせるもののあの作品世界には似合ってる。そういや困った問題の発生に不安が募ってコメットさんが顔を曇らせるときによく流れたスキャット入りのBGM♪シュワシュワシュワ~♪っての、一時期身の回りで流行った気がするぞ。 出演者が若いなぁというのは昔のドラマを見返したときの定番な感想。このドラマでも真野順子や西川“はっちゃく”くんなど、うん、やっぱり若いね。 で、そんな本編も観たかったところなのだが、主題歌の映像もまた“どんなのだっけ~?”と気になっていたものだ。みなさん覚えてますか? 久しぶりに観て思い出した。そうそうこんな絵だった。ちなみに歌ってるのはもちろん大場久美子自身だ。 最初の「コメットさ~ん」「ハ~イ」から歌の前半はアニメーション映像だったんだな。 妙にふけ顔なコメットさんが宇宙空間を駆ける。と、いて座が実体化し矢を放つ。逃げるコメットさん。クロール、やがてスピードが上がって光の玉となり(おぉウルトラマン!コメットさんってウルトラ兄弟とは知り合いだったことが劇中のエピソードで語られるが、実はこんなところでヒントというか伏線が張られてたのか~…って、深読みしすぎ)、そして地球の野(と言ってもスタジオのセットだけど)に降り立つ。 で、ここから実写にチェンジ。とたんに身長が縮むのにはつい笑ってしまうが、ま、微笑ましいやね。辺りを見回し、名犬カール号にも微笑むコメットさん。バトンを一振り。花々が咲きだす…ってところでクローズ。メルヘンチックな大葉久美子のプロモみたいだ。 そんな映像ゆえか彼女の歌の下手さってあまり感じなかった。うぬ、ワシの耳もモウロクしたのかのぉ? 元々が九重祐三子版のリメイクだし、不必要なまでの劇中の衣服のチェンジ(ヘタすりゃワンシーンごとに着ている服が変わってるかも?)も、大場久美子を売り出すための手段のひとつだったんだろう。とにかくリアルタイムで観ていた頃以上にハマりつつある自分がチト怖いのだが…。 曲自体に耳をかたむけると、イントロのバラード調はともかく♪トゥインクル トゥインクル コメットさん♪からの緊張感あるビートがいい。ピアノの連打が気持ちいいんだな(♪しあわせーだーと 夜空だーって 明るくー見ーえるー♪のあたりが特に) Bメロの♪だ・れ・に・もーみえーないー こーのーほーしー♪からは、見事にThe歌謡曲だね。♪私のこころーでー♪の、チャカチャカっとした歌い方も彼女の持ち味だ(ホメ過ぎ) そしてレコード版フルコーラスでの終奏は、以前にも指摘したとおり八神純子の「ポーラー・スター」ばりに星の瞬きをイメージしたような、情感と緊張感を保ったファンタジックさが気持ちいい。ここ、私がこの歌で特に気に入っているところなんである…。 それにしてもコメットさんって、「がんばれロボコン」だな…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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