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2007.07.17
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♪銀河が白く流れてる ジェッタージェッタージェッター
 地球が青く光ってる ジェッタージェッタージェッター
 力あふれる大空は 未来へ延びるハイウエイ
 いざゆけ流星突っ走れ 流星 正義の流星号 流星号

 襲う竜巻砂嵐 ジェッタージェッタージェッター
 吼えろジャングル風よ吹け ジェッタージェッタージェッター
 大地の果てのオーロラは 燃える正義の旗印
 いざゆけ流星突っ走れ 流星 無敵の流星号 流星号♪

アニソン、特ソンの世界には、主人公の駆るスーパーメカを歌い込んだものが多く存在する。レース物アニメなどでは主題歌にもなったりするこのジャンル、元祖は今回取り上げるスーパージェッターの挿入歌「流星号のマーチ」じゃなかろうか?

それにしても流星号。もちろんスーパージェッターの乗る万能カーの名前だが(そういえば「帰ってきたウルトラマン」で坂田さんと郷秀樹がグランプリ目指して開発していたマシンの名も流星号だったなぁ)、子供の頃よくプラモデルをつくったもんだった。ゼンマイで走るヤツ。
安かったから、という現実的財政的理由もあったけど(苦笑)、なによりあのスタイルが大好きだった。丸みを帯びたフロントノーズととんがり耳のようなテールの左右の尾翼(?)。そしてとどめはオープンカー!シンプルながら未来カーとしての説得力にあふれた秀逸なデザインだったと思う。
こいつとマッハ号(マッハGoGoGo)、スカイヤーズ号(スカイヤーズ5)は、今でもまたつくりたい三大プラモデルだな。あ、ポインターとマイティライナー(流星人間ゾーン)もほしいぞ?って、何の話だ?
(脱線ついでに私信。チャフィーさん、以前もらったゼロテスター1号のプラモデル、もったいなくてまだ作れずにいるよ。ときどき箱を開けてニヤケてるんだけどね)

さてこの歌である。個人的には主題歌以上にお気に入りだ。だってカッコイイんだもんよ。

超アップテンポなジャズマーチといった様相のメロディ、アレンジに、子供心をくすぐる詞が並ぶ。
“力あふれる大空は 未来へ延びるハイウエイ”
“大地の果てのオーロラは 燃える正義の旗印”
う~む、燃える正義の旗印、か。子供の頃ここを聴いて、妙に大人になった気がしたぞ。
主題歌と同じく山下毅雄の作曲。曲中での口笛の多用は主題歌の200%増しだが、これがまた実に、実にいいのだ。流星号の軽快すぎる軽快さを存分に表しているし、なんたって爽快!

その爽快さ、気持ち良さが爆発するのがまたしても間奏。
ブラスと口笛のかけ合い!そして2番の歌が始まる直前に何小節か入る主題歌アレンジ(サビの部分)がイキだね!
終奏も、然り。イントロと同じメロディが奏でられるが、ここでの口笛も特筆もの。
私も曲に合わせて吹いてみたことがあるが、何度挑戦してもここまで長くキレイに吹けなかった。さすがプロの技は違うね。フェードアウトのようで実はしっかり演奏が終わってる(締めの軽い“ジャン”…というより“タンッ”だな、が入る)ところも芸が細かい。

ところでこの「流星号のマーチ」。歌い手(ボーカルショップ)は同じながら、朝日ソノラマ版と日本コロムビア版では少々違いが見られるのがおもしろい。
2番の♪吼えろジャングル 風よ吹け♪の歌い方が、朝日ソノラマでは“かぜーよふーけ”なのに対し、コロムビア版は“かーぜよふーけ”となっている。
もっと顕著なのが2番の終わった後。ソノラマではそのまま終奏に入るが、コロムビアは“ラララ…”とスキャットでもうワンコーラス歌われてるのな。あと、要所々々に入るタンバリンの音色、入り方にも若干の差が。

まぁ曲のムードが大きく違うわけではないので些細なことと言えばそれまでなんだけどね。また余談だけど、この手の同一ボーカルでアレンジが異なるってパターンはアニソン特ソンで他にも見られる。代表的なのがアイアンキングのOP、EDだけど、古くはW3、ビックX、ロボタンなんかもそうだね。調べてみればもっとあるだろう。んまぁ一粒で二度美味しい、かどうかはわからないけど、昭和40年代までのアニソンに見られる特徴ということで。
あ、ジェッターの主題歌も“この手”のパターンだ。一番違うのがエレキギターの音色!

モダンでイキでノリがよくてカッコイイと、昭和41年に生まれた歌としては三拍子も四拍子もそろったジェッターソング。未聴の方は一度聴いてみたら如何だろうか?鉄腕アトムと並んで、あの当時の“未来世界”の捉えられ方が垣間見れるゾ?





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Last updated  2007.07.17 20:41:12
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