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カテゴリ:アニソン・特ソン列伝
♪※カゲ カゲ カゲ ギュッギューン カゲスター※
かがやく太陽昇るとき ギュルルーギュルルー光の中にカゲスター ズバッと影が バキッと影が 悪いヤツラをぶちのめす ギュッギューン ギュッギューン影の技 アタック!魔力の影車輪 ※~※ 影の魔神だカゲスター 怒りの太陽受けて立つ ギュルルーギュルルー光の中にカゲスター ガキッと影が バリッと影が 悪いヤツラを打ち倒す ギュッギューン ギュッギューン影の技 パンチだ魔力の影ハンマー ※~※ 影の魔神だカゲスター 真っ赤な太陽背に受けて ギュルルーギュルルー光の中にカゲスター ダダッと影が ドドッと影が 悪いヤツラを打ちすえる ギュッギューン ギュッギューン影の技 シュートだ魔力の影縛り ※~※ 影の魔神だカゲスター 影の魔神だカゲスター♪ ふと思うのだが、そのアレンジにドラムとティンパニを共存させ、しかもそれぞれが際立っている…ってな歌が存在するジャンルって、アニソン・特ソンをおいて他には無いよなぁ。 ティンパニの“力強さ”とドラムの“ビート感”、考えてみりゃどちらもヒーローのアクションに欠かせない要素であり、その意味でふたつの楽器のコラボってまさに正鵠を射ている。 「ザ・カゲスター」(しかし、思い切りのいい番組タイトルだね)の主題歌「かがやく太陽カゲスター」も、そんな魅力が堪能できる1曲だ。 効果音のごとき“ビュワーン”と響くシンセサイザーに突如!怒りに満ちたかのようなティンパニがリズム良く挿入される。そこにドラムが追従すると、水木一郎のドスの利いた♪カゲッカゲッカゲッギュッギューンカゲスター♪が。 いやもう、このイントロには彼のボーカルしか考えられないでしょうってくらいにキマってるんだよな。曲が始まってわずか10秒。まさにつかみはOK(古っ!)ってところだ。 水木らしさといえばOTAKEBI ということで、この曲にもしっかり入ってるんですよ、しかも意味不明なヤツがいっぱい(笑) ズバッとバキッとぶちのめすのは分かる。ガキッとバリッと打ち倒すのも、う~んどうでしょう?と首傾げながらまだ分かる。 “ダダッとドドッと影が悪いヤツラを打ち据える”…打ち据える?なんじゃこれ? しかも影なのにギュルルだのギュッギューンだの、まぁにぎやかなこと。 こんなナンノコッチャな効果音OTAKEBIを、それでもカッコよく歌いこなせるのはやはり水木のアニキしかいないよなぁ。 先のドラムとティンパニも合わせて、ややもすると暴力的な雰囲気漂うこの歌を作曲したのは渡辺岳夫先生。 あの巨人の星の、あのキャンディキャンディの、あの天才バカボンの、あのアルプスの少女ハイジの、あのキューティー・ハニーの、あの魔女っ子メグちゃんの、あのサンダーマスクの(ってしつこい!)主題歌を作曲した渡辺先生である。 いやしかし、こうしてみると渡辺先生、アップテンポな曲には独特の乱暴さが感じられるね。一方では名作・スポ根などの親しみやすいメロディを書きながら、もう一方では…。う~む、幅が広い。 さて、本作品の主役、カゲスターについては次回予定のエンディングテーマで綴ってみよう。 こいつ、とんでもないヤツなんだ実は…(怖!) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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