彼女に出会った日
あれは昭和56年、そう、今から25年前(ゲッ、もうそんなに経ってしまったのね)の今日3月21日土曜日のこと。静岡市清水区(あの頃は清水市)の遊園地、狐ヶ崎ヤングランド特設ステージに上がった彼女を見て、客席の最前列に陣取った当時高校生の私は、星飛雄馬並みに“猛烈に感動して”いた。折からの雨も、ステージとは名ばかりの照明もなにも完備されていないチープな舞台も、そしてその舞台に掛けられた雨避けの汚いイベント用テントもまったく気にならず、彼女のトーク、歌声を聴いて、感激に打ち震えていた。トークと歌の合間に行われたサイン会ではしっかり色紙にサインをもらい、握手もした。間近かに彼女を見ることができた私は、後の彼女のライブアルバムからのひと言を借りれば「もう、最っ高!!」の気分。トータルして1時間程度の邂逅はあまりにも早く過ぎ、彼女が舞台の袖に消えてからもずっと夢見心地のままだった。だってなぁ、小学生の頃からずっと聴いていた憧れの人、だもんなぁ。朝の5時半から入場門前に並んだ甲斐もあったというもんだ。で、その日の夜、余韻というには強烈すぎるほどのインパクトを引きずったまま、便箋につたない文字で(しかもシャープペンで!)何枚もファンレターまがいのものを一気に書き倒し、翌日の早朝すかさず投函してしまったのは、はっきり若気の至りだったと思う。だって、書いた文章を一度も読み返すことすらしなかったもんな。ま、それはともかく、以来この3月21日を“彼女の日”と勝手に命名し、毎年この日だけは何があっても(大げさだ)最低1曲、聴ければ何曲でも彼女の歌を聴くようにしている私であった。ついでに言うと、今でもマイフェイバリット・女性シンガーは彼女なのである…。で、さんざん引っ張ってきたけどその“彼女”。誰だかわかるかな?(ぜって~わかんね~)彼女の名は…アニソン界の不滅の女王、ミッチこと堀江美都子さまだー!ここで、3.21ヤングランド決戦において歌われた、名曲のタイトルを記そう。・ 魔法少女ララベル・ ハロー、サンディベル・ 名犬ジョリィ・ 誰かが私を待っている・ 甘いテレパシー (オリジナルアルバム「イマージュ」から。以下2曲も同じ)・ 幸せのイエスタディ・ ジェントルレインそしてアンコールは・ ボルテスV (もう、アンコールはこれしかないって曲だな)彼女の魅力はまた徐々に語っていきたいと思うが、そんなわけで、私にとって今日3月21日は堀江さんの日、なんである。ところで、この翌日。3月22日(日曜日←当時)は同場所にささきいさおが来園したそうな。誰か行った人、いるのかな…?(今思えば行けばよかった~!)今日の結びにひとこと。王JAPAN、WBC優勝バンザ~イ!\(^o^)/