神戸讃歌を歌うこと
今年も1月17日を迎え、ヴィッセル神戸のサポーターとして、「神戸讃歌」を歌う者として、昨日の「神戸新聞の7日間」のようなドラマや震災関連のドキュメンタリーを見るたびに、被災地の本当の姿を全くわかっていなかった自分がいることを痛感してしまう。あの日、たった30kmほどしか離れていない近隣地域にい住んでいながらほとんど被害に遭うこともなく、また直後には(多少不便ではあったけども)普通の生活を送れていた自分。そんな自分が「神戸讃歌」を歌って良いものかという疑問が頭をよぎる。そのことを妻に話すと、「サポーターとしてヴィッセルに勇気を与えることが被災地に勇気を与える。それが兵庫県民としての役目。」という見解を示してくれた。なるほど。少し自分の中でエンターテイメント的な部分が強調されていたのかも…被災者の方の本当の痛みや苦しみは決して理解することはできないけれど、間接的にでも勇気を与えることは出来るのかもしれない。そのことを忘れずに歌い続けたいと思う。