遂に大いなる遺産が復刻
昨日“吉田日出子”さんのところで、引き合いに出してしまった、「フォークの神様」(当の本人はそう呼ばれることは不本意なのでしょうが、やっぱりどうしてもこの形容詞をつけてしまいます)“岡林信康”デビュー40周年で本人所蔵の音源が一挙公開です!URCレコード三部作が8月22日にお披露目されるのであります。わたしを断罪せよ(オリジナルリリース:1969年)\2,800(税込) 解説付(岡林信康最新インタビュー、秘蔵写真、当時の記事他再録)記念すべき岡林信康の衝撃的なデビューアルバム。1969年のニューミュージックマガジン誌(現・ミュージックマガジン誌)第一回日本のロック賞金賞(1位)獲得。超A級放送禁止歌として指定されていた『手紙』をはじめ『友よ』『チューリップのアプリケ』『山谷ブルース』『それで自由になったのかい』など初期の代表曲を多数収録。ベトナム戦争と学生運動の間で揺れ動く激動の時代の中で、自分達の時代を自分達で築いていこうとする希望と絶望が詰まった問題作。本作のリリースで一躍「フォークの神様」「若者の教祖」に上り詰める。バックにはジャックス、つのだひろ、西岡たかし、中川イサトなどURC人脈がずらり。サンボマスターがライブでカバーしている『今日をこえて』を収録。見るまえに跳べ(オリジナルリリース:1970年)\2,800(税込) 解説付(岡林信康最新インタビュー、秘蔵写真、当時の記事他再録)はっぴいえんど(大滝詠一、細野晴臣、松本隆、鈴木茂)をバックに従えて、高まっていたロック志向を全面に取り入れた意欲的な大傑作セカンドアルバム。岡林信康withはっぴいえんどのロックサウンドから放たれる痛烈なメッセージの数々。その背景にはライブと蒸発を繰り返しながら、ギリギリの状況で吹き込まれた命がけの岡林の姿がある。フォークジャンボリーや日比谷野音など、当時のコンサート会場で大合唱となった『自由への長い旅』『私たちの望むものは』収録。ディレクターはジャックスの早川義夫。以前のCD化の際に収録がカットされた『ロールオーバー庫ノ助』を収録した完全復刻盤。全11曲。このアルバムに吉田日出子さんは参加しています。ジャケットにもしっかり可愛らしくフォトが収まっているのです。俺らいちぬけた(オリジナルリリース:1971年)\2,800(税込) 解説付(岡林信康最新インタビュー、秘蔵写真、当時の記事他再録)『見るまえに跳べ』でのはっぴいえんどとの共演に続き、今回は柳田ヒログループ(柳田ヒロ、高中正義ほか)を従えて制作されたサードアルバム。ゲストとしてデビュー前のはちみつぱい~ムーンライダーズの鈴木慶一が参加。『見るまえに跳べ』からの流れともいえるロック的アプローチを見せながらも、柳田ヒロの鍵盤が全体に独特の色を加えており、更にサウンドの幅は広がっている。URC時代の最後のスタジオ盤となる本作、岡林はたくさんのさよならとこんにちはを繰り返し、「俺らいちぬけた」と宣言、それまでの「どん詰まり」の狭いフォーク界から、もがきながらまだ見ぬ次の時代へと一人駆け抜けていった。どうしようか?買うべきか?買わらざるべきか?それが問題なのであります。「わたしを断罪せよ」は復刻CDで、「俺らいちぬけた」はオリジナルLPで持っている、「見るまえに跳べ」だけは持っていない。三部作まとめ買いで(予約先着順に)専用収納ボックスが付くのです!これだけではないのが素晴らしいのです。時代を超えて当時の実況録音もすべて蔵出しされます!私はこちらの方がとても魅力的なのであります。「迷わず買い」のレアものです!!・『岡林信康リサイタル完全盤』 (岡林東京初の1969年神田共立講堂でのライブを収録。 幻の名曲「アメリカちゃん」、「We shall overcome」収録予定)・『岡林信康コンサート』 (1970年12月に行なわれた岡林信康withはっぴいえんどのライブ音源初CD化)・『自作自演コンサート狂い咲き』 (柳田ヒログループがバックを務めた名盤。以前CD化された際にカットされた 『ヘライデ』を含む完全ノーカット盤オリジナルに忠実な3枚組)・『岡林信康フォークジャンボリー』 (1970年と1971年のはっぴいえんどと柳田ヒログループがそれぞれバックを務めた貴重な音源初CD化)・『ロックコンサート』 (1970年10月9日、日比谷野音でのライブ音源。 はっぴいえんどがバックを務めた貴重な音源初CD化)・『ロックコンサートPART2』 (1970年4月24日、渋谷公会堂でのライブ音源。 はっぴいえんどがバックを務めた貴重な音源初CD化)・『URCシングル集(仮)』 (岡林信康URC時代の貴重な全シングルを編集し、豪華資料満載の一枚CDボックスとしてリリース)・『大いなる遺産』 (岡林信康URC時代のレアトラックスを編集し一枚のCDに集約初CD化)・『私たちの望むものは 岡林信康・音楽者春場所実況録音』 (カセットのみで発売された幻のライブ盤。「バレンタイン・ブルー」から 「はっぴいえんど」へとバンド名を変更した所謂【はっぴいえんど宣言】の日、 1970年4月12日ロック叛乱際での最初期の岡林のバッキング他収録)・『岡林信康レア・ライブ・トラックス(仮)』 (数々のコンピレーションに収録された激レアライブ音源を中心に編集)この企画に踏み切った岡林本人の心中は如何ほどなのか?察しは尽きませんが嬉しい誤算だ!!