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民営化前の道路公団の談合問題がまた取り沙汰されていました。あ、残念ながら今日はキーボード、機能してくれていませんので、改行できーーーんパターンです。読みにくくて申し訳ないっす。 日本は民主主義の国なので、基本的に、物の価格も自由競争であって当然なのだと思います。が、しかし、昨今特に是非を問われる、いわゆる談合スタイルが、価格調整という意味合いにおいて、色々な分野の受・発注場面に登場し続けいくだろう事を完全に否定する事も出来ないと思います。 独占禁止法というのも、不当な価格操作を防ぐための法なわけですが、限り無く独占に近い数少ない業者が、限り無く談合に近い市場価格の操作をやっている業種も、少なからず存在していると思います。 何で今日はこんな話題かというと、先日、客先に提出したカタログ印刷の見積もりについての質問がきたんですが、その内容というのが、客先が相見積もりをとった業者と、鮭の会社が提出した印刷賃の、あまりの違いは何故なのか というものだったんですね。 実際のところ、印刷そのものについては、ロットの関係で、高速印刷機のある会社に下請けに出す形になるので、見積もりの際には、そこからもらっている単価表をもとに印刷賃を算出するわけです。多少のバラつきはありますが、いわゆる「仲間価格」といわれる、下請け専門会社の末端価格ですから、極端な価格差というのはほとんどありません。今回の印刷賃の見積もりも、その価格表に基づいて算出しましたので、業界価格としては、真っ当な価格帯と断言できるものなんです。 では何故、今回の見積もり価格に大きな差が出たのか? 答えはひとつ。もう一社は明らかに、価格破壊の領域で勝負をかけてきている所だということです。それが悪いことだとは勿論言いません。実際にそれで利益が上げられるシステムやノウハウを持っている会社なのか、或いは昨今定着しつつある、アウトソーシングを有効利用して、地方の会社に丸投げしている会社なのかもしれませんが、とにかく自社努力によって、業界の一般価格を大きく下回る工賃を出してきているわけですから。鮭の会社も、仕入先を新規開拓して、1銭でも安く外注に出せるように、そういう会社と提携するべきなのでしょう。 ところが、実際問題としては、ツライ部分があるんですよね。だって、一度下げた価格というのは、めったなことでは上げられないんです。 正直、今回見積もりさせてもらった仕事の総額は、その客先の数ヶ月分の売り上げを悠に上回るものになります。だから、喉から手が出るくらい欲しい といっても大げさではありません。けれど、今までの下請け先に流していては採算が合いません。逆に大赤字になってしまいます。それでは何のために仕事するんだかわからないですよね。じゃあ、同じくらい安いところ探せばいいじゃんってはなしになって来るんだと思いますが、今回もう一社がだしてきている価格に足並みを揃えよといわれたら、鮭のところのような零細企業は、軒並み廃業に追い込まれると思うんですよね。 淘汰されてしかるべきと言われればそれまでですが、大阪の印刷業界を根底で支えてきたのが、家内工業的規模の小さな会社であると言う事実を考えると、ニーズに即することの出来る力がどこにでもあるとは思えません。勿論、鮭の会社もそう。 結局は、金を持って、どんどん設備投資していける企業のひとり勝ちになるのかって所に行き着いちゃう。それを防いで、なるべく業界全体を潤す方向で行きましょうって言うのが、まあ、言ってみれば談合精神につながってくわけですよね。 損して得とれっていうのも時と場合によっては必要で、その辺の見極めを、トップが的確に判断出来る会社でなければ、先行きに暗雲が・・・って感じになるのでしょうね。え、鮭の頭上が真っ黒だって? うん。その通りかも(T_T) 何だかワケわかんなくなってきちゃいましたね(^^ゞ 明日一日考えて、再見積もりにかけるかどうか決めたいと思います。 先日若くで亡くなられた、本田美奈子さんの、病床からのメッセージ(詩だったかな)が公開されていましたが、最後の一節に「笑顔がいちばん!」とありましたね。フリーページに載せている、以前鮭の作ったクィーンズベリーのテーマ曲にも同じような一節が有ります。 嬉しい、優しい、楽しい、ありがたい、大好きetc.心を暖かくしてくれるたくさんの気持ちが、笑顔の元だと思います。心からの笑顔を持っている人は、心の中にたくさんの宝物を持っている人だと思います。みなさんの心の中にも、宝物、たくさん詰まってますか? ニュースのトップが又今日も青少年による殺人事件だった日に。
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Profile
海苔茶漬鮭太朗
一人では泳げない世間という大海。仲間を見つけながら、ぼっちらと泳ぎたい。
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