dancing in the moonlight
dancing in the moonlight、って曲があって、うっとりしながら聞いている。dancing in the moonlightっていうことをよくやっているひとによる、よくわかっている曲なんだなあ。誰にでも色々なだいじな思い出があるものだけど、そのうちのひとつが、大学のときのサマープログラムにでかけに外国にでかけたときのこと。みんなで徹夜して、わあわあうるさい街をぶらぶらしたり、夜の浜辺を歩いたりした。そのとき、背の高い男の子と、おたがいのうまくいかない恋愛をこしかけて話して、相談して、どうしたもんだね、と言い合ってにっこり笑った。夜の浜辺はうんと暗くて、もっと海のちかくでほかの仲間がわーっと花火をしたり、酔っ払いの常として海にとびこもうとしてたりした、そのとき、うまくいかない日本での恋を暗い海の白い波のとおくに思いうかべながら。そんときにどんなふうに恋愛に悩んでいたか今、ちっとも思い出せないくせに、そういうことばかりが思い出される。暗い海とか徹夜の疲れだとか。旅の疲れくらいに旅の思い出を色濃く味付けるものはないなあ。今になって思うと。