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テーマ:読書感想文(668)
カテゴリ:読み物
『現代に伝承すべき近江商人の教え』を読んで 今回は『現代に伝承すべき近江商人の教え』が印象に残りました。 「売り手よし、買い手よし、世間よし」の三方よしは聞いたことがあり、1台数千万円と非常に高価な織機を契約する機屋に無償で貸し出しているという件は、 生産者は無償で借りられるし、お客様には高品質の商品を提供し喜んでもらえるし、商品が売れれば会社も利益が出るという事でよく考えられているうえに理解しやすい例でしたが、 三方よしの具体例としての美術館は想像できませんでした。最終的には、日本の伝統文化を守る事が目的ですが、日本にいる職人たちの素晴らしい技術を広めるという願い、そして美術館で展示する事で商品も「美術館に展示されている素晴らしい作品」という価値になり商品を買うお客様にも喜ばれ、ひいては会社の利益にもなるというのは、三方よし以上の価値も産んでいると感じました。 同じ京都市にある(川島織物セルコンという会社が運営している)川島織物文化館は見に行ったこと事があるのですが、ツカキグループの美術館には行った事が無いので、社会貢献の一環で作ったという西陣織あさぎ美術館がそういった三方よしの精神を実践している場所だという事を理解したうえで、いつか機会があれば訪れてみたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.11.12 20:02:14
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