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カテゴリ:詩
命のしごと
三月のカレンダーをめくり すぐに目につく同じ数字にむかい 一日ずつ記憶をたどる
よい日もそうでない日も 喜んだ日もつらい日も 笑った日も泣いた日も その気持ちを振り返りながら また新しい同じ日づけを過ごした十三回忌
いつものように いつものことを喜び 今生きているから この気持ちがあることを 確認しながら
記憶を食べて夜を過ごし 次の朝見た今朝の光は 同じではないけれど 同じでもある
必ず次の日がくることを確かめたら もう今日を大切に味わう気持ちが生まれている
いつものように いつものことを ときどき特別な喜びを加えて 無理もせず あきらめもしない 淡々と自分の分を生きていく 命のしごとをすれば それでよい
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Last updated
2023.03.12 09:41:03
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