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カテゴリ:詩
蝶の羽が水平になるようにと 周囲を観察して 自分の立ち位置を決めてきた
自分のいのちを人に預ける私の毎日は 生きるも死ぬも相手しだい
自分を殺して生かしてもらう日々は 私に触る人の顔色をうかがい 気分を察して 怒らせないようにいっしょうけんめい笑顔を作ったりもする
そんな方法にいつか終わりがくると知っていても 心を伝える方法のないときは 相手に合わせるか 自分に蓋をして生き延びる
多くの人に命を支えてもらっている感謝は やがて働く人々が互いに笑顔になり 楽しくいてくれることを願うようになった よいことを喜びあい 残念なことを分かち合う その中には必ず私の場所もあるのだ
一年ごと春のチームがどんなふうに動き出すか 私たちは全身を心にしている 伝え愛 考え愛 喜び愛 そんな一年はいつのまにかみんなで育ち愛 忘れられない思い出どっさりの大袋を担ぐことになる
さあ今年はどんな愛が飛び交うことでしょう そっちこっちでバランス愛が蝶の羽になって ひらひらしますように
でもな、と思うのは いつだって同じ春はないということ。 人も変わり、私もまた変わっている。 前に戻るつもりはないけれど 前の失敗は繰り返さないようにできる。 そんな風に考えると確かによくなっていることも感じられる。 まだ鳥の目になるくらい自分の人生を俯瞰できないにしても 春に飛び始める蝶くらいの視野と高さで 今年を見まわしていきたいな。 あ~、それでも今年はものすごく疲れている。 しんぼう、しんぼう あわてない、あわてない・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.04.26 10:03:45
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