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テーマ:おネエの映画鑑賞記(18)
カテゴリ:映画鑑賞
足屋のおネエざんす。 「硫黄島」英語で書くと「IWO JIMA」らしい。 映画を見て感動した後だからなのかもしれないが、関連図書や記事がよく目に付く。 硫黄島で指揮をとった栗林中将が今注目を浴びているようです。 左は歴史群像(学習研究社)という、いわば戦争オタクの雑誌。こういう雑誌があるなんて知らなかったね。 表紙タイトルにあるように米兵たちの硫黄島と題して、主に戦略的な観点からかなり詳しい記録が書き込まれていて、映画の中のシーンにも(父親たちの星条旗)あったこのような写真も・・・ そして、あの有名な星条旗の写真。
これは二度目に立てられた星条旗だと。(右は映画のパンフの表紙)実は、この旗の支柱になってる棒は、日本軍が雨水を貯めるために使ったパイプなんだと。 で、映画(星条旗)には、アメリカ軍が2回ここに旗を立てたとされているが、実はここに旗を立てたのはアメリカ軍だけではない・・・ これは今日の中日新聞に出ていた記事で、 この記事は、「17歳の硫黄島」(文芸春秋)の著者が語った硫黄島。 17でっせ、17。 いじめだ、自殺だと嘆かわしい今時の中高生、あんたたちと同じ年頃の少年が、硫黄島に赴任して、命をかけて本土を守ろうとしていたのだぞ。命を粗末にすなー!! 中高生よ、この二本の映画を観なさい。 この著者秋草鶴次さんは、通信兵として、米軍上陸を監視する任務についていた。 なんと、米軍がホット・ロック(擂鉢山)に旗を立てた翌日、その旗が引っこ抜かれ日本旗が翻ったのを目撃したのだと。当然アメリカ軍はすぐさま次の旗を立て直したのだが、あろうことかまた次の日にも立て替えられていたのだと。 また、豪の中では日本人同士の殺し合いもあったという。 水も食べ物も無く、硫黄の臭いに蒸される豪の中での一ヶ月の抗戦は、戦士たちを極限にまで追い詰めていた。 秋草さんは、今回の映画「父親達の・・・」と「硫黄島から・・・」二作とも観てらっしゃって、「よくできています、特徴を捉えている。硫黄島の歴史を風化させないためにもありがたいことだと思う」とコメントしている。 クリントイーストウッドが今回の二部作を作るにあたって、脚本家アイリスヤマシタ(日系2世)とそうとうなリサーチをしたらしいが、その成果が出ているのでしょう。
また、右の開いたページは「週刊現代」 こちらは栗林中将(戦死寸前に大将に昇格した)の人間性にスポットを当てた記事です。 栗林さんは相当のインテリで、非常に几帳面な方だったようです。A型かな?
左は13歳の時に描いた作戦図、右が武者絵と解剖図。 かなりのレベルの画才があったようです。英語が堪能で、学者肌。 興味のある方はまだ本屋さんにあると思うよ。思いやりのあるすばらしい人だったようです。 もし戦争が無ければ、きっと学問の世界ですばらしい功績を残されたのではないでしょうか。 南方熊楠を思い出したおネエでした。
また、「婦人公論」でも、脚本家の大石静さんが「父親・・」を観てかなりの評価をしてました。彼女は、政治家は靖国なんぞに行かずに、硫黄島の現場に立てと言っている。同感。 硫黄島には、まだ1200柱の遺骨が眠ったままだという。
皆さんも、鑑賞されたら、感想を教えてくださいね。
ところで、おネエのブログッちゃーやっぱ食べ物の画像でしょ、ってな訳で 夕べ、娘と食べに行った沖縄料理居酒屋「芋んちゅ」 吉祥天にばれて、ブログにチクられたご飯
にんじんとジャガイモの炒め物シリシリ・・何とかって言うの、右はきびなごの天麩羅
島野菜のチャンプルーとソーキそば 野菜がたくさん。ちょっとオイリーだったかな。 娘と一緒に食べるのは楽しいなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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