>>鹿児島県内の空港発着便を一部減便
03月04日 16時06分
日本航空と全日空は,新型コロナウイルスの感染拡大の影響で利用者が落ち込んでいるため,国内線の路線について大幅な減便を決めました。
これに伴い,日本航空と全日空はの鹿児島空港と羽田空港や大阪の伊丹空港を結ぶ路線など、鹿児島県内の空港を発着する便の一部も減便します。両社とも,ホームページで最新の情報を確認するよう呼びかけています。
◆日本航空の減便
日本航空が減便するのは,鹿児島と羽田を結ぶ便で8日から12日にかけて1往復,、鹿児島と大阪の伊丹を結ぶ便は10日と12日に1往復,鹿児島と奄美大島を結ぶ便は6日から12日にかけて1往復,鹿児島と与論を結ぶ便は7日と9日に1往復,与論と那覇を結ぶ便は6日から10日にかけて最大3往復の減便です。
◆全日空の減便
全日空は,鹿児島と大阪の伊丹を結ぶ便で6日から12日にかけて1往復の減便を決めています。
◆鹿児島と海外とを直接結ぶ航空路線
新型コロナウイルスの感染拡大で,鹿児島と海外とを直接結ぶ航空路線にも影響が出ています。鹿児島空港と海外を結ぶ定期便は,ソウル・上海・台北・それに香港便がありますが,ソウル便は、大韓航空がもともと日韓関係悪化の影響で今月28日まで運休する予定でしたが、運休期間をことし10月24日まで延長したということです。また,韓国のLCCイースター航空も,6日から今月27日まで運休する方針を決めました。このため韓国への路線は6日から一時的にすべて運休となる見込みです。
さらに上海便は、中国東方航空が、運休期間を来月25日まで延長しました。香港便は、香港航空がすでに今月31日までの運休を決めている一方、香港エクスプレスは、今月は3割ほど便を減らして運航します。台北便はチャイナエアラインが、今月は半数以下まで減便する予定となっています。
>>>海の便も利用客減で実質的減便へ
海の便にも新型コロナウイルスの感染拡大の影響が出ています。
鹿児島と種子島、それに屋久島を結ぶ高速船「トッピー」と「ロケット」の運航会社は、利用客のキャンセルが相次いでいることなどから、今週の土曜日,7日からおよそ2週間,実質的な減便にすることにしました。
「種子屋久高速船」によると,新型コロナウイルスの感染防止の観点から、イベントの中止や学校の卒業式の参加範囲が限定されたほか、観光客も減少しているため、先月中旬以降予約のキャンセルが相次いでいるということです。この時期の利用客は1か月あたりおよそ6万人だということですが、今月の予約ですでにおよそ3000人分のキャンセルが発生し、今後も利用客の大幅な減少が見込まれるということです。
今月7日から夏ダイヤとして増便の予定でしたが,19日までのおよそ2週間はこれまでの冬ダイヤを基本に、実質的な減便にすることにしました。
鹿児島と種子島を結ぶ便は,鹿児島から種子島に向かう最終便と,種子島から鹿児島に向かう始発便で週3日の運航となります。鹿児島と屋久島を結ぶ便は1便ずつを運休します。
種子屋久高速船は,詳細はホームページで確認してほしいと呼びかけています。なお,今月19日までの予約については,先月29日より前に受け付けたものについては,キャンセル料がかからず払い戻せるということです。