鹿児島県に大雨警報
九州付近に停滞している前線に向かって,暖かく湿った空気が流れ込んでいるため,薩摩・大隅地方では15日の夜以降,発達した雨雲が次々と流れ込みました。
鹿児島地方気象台
https://www.jma-net.go.jp/kagoshima/top.html は,15時39分,「鹿児島県(奄美地方を除く)の注意警戒警報
http://www.jma.go.jp/jp/warn/352_table.html を出しました。薩摩地方では,16日夜のはじめ頃まで土砂災害に警戒してください。奄美地方(鹿児島県)の注意警戒事項奄美地方では,急な強い雨や落雷に注意してください。とともに,落雷や竜巻などの激しい突風などにも注意するよう呼びかけています。
◆薩摩・大隅地方で激しい雨
停滞している前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため,薩摩・大隅地方では,断続的に激しい雨が降り,24時間の雨量が200ミリを超える大雨となっています。正午までの1時間には薩摩川内市中郷で42.5ミリの激しい雨が降りました。
また,レーダーによる解析では南九州市付近で,午前0時半までの1時間におよそ100ミリ,志布志市と大崎町付近では午前2時30分までの1時間におよそ80ミリのそれぞれ猛烈な雨が降りました。
午後1時までの24時間雨量は伊佐市大口で246.5ミリと5月としては統計を取り始めてから最も多くなりました。
また,さつま町で203.5ミリ,鹿屋市吉ケ別府で202ミリとなっています。
>>>鹿児島県内-交通情報(午後2時現在)-
JR九州によると,雨量が規制値を超えたり,落石が見つかったりしたため,鹿児島県内を通る路線では運転を見合わせているところがあります。
午後2時現在,運転を見合わせているのは,指宿枕崎線の指宿駅から枕崎駅間の上下線と,肥薩線の隼人駅と熊本県の八代駅間の全線,それに,日豊本線の国分駅から鹿児島駅間と,宮崎県の西都城と大隅大川原間の上下線です。
高速道路では,九州自動車道の栗野インターチェンジから宮崎県のえびのインターチェンジの間が上下線ともに通行止めとなっています。
鹿児島県内の高速道路では,広い範囲で50キロの速度規制が続いています。