黒酢の里,秋の仕込み始まる 霧島・福山の”つぼ畑”
江戸時代からおよそ200年以上続く,黒酢の醸造元霧島市福山町の坂元醸造では,年2回,春と秋に仕込みを行っています。例年,秋仕込みは,毎年9月1日から始まり,10月末まで続きます。
10カ所に5万2千個のつぼがあるという壺畑では,職人たちがつぼの中に米こうじと蒸した米,地下水を入れたあと,最後に雑菌を防ぐための「ふりこうじ」を加える作業を,一列に並び,丁寧に繰り返します。温暖な気候の下で発酵が進み,1年以上かけて熟成され,琥珀(こはく)色の黒酢が出来上がります。
★。*・。.☆。・*・。.★.。*・。*・。.☆。・*・。.★.。*・。☆ ▼
福山の黒酢の歴史は,江戸時代後期の1800年ごろにさかのぼります。当時,重要な商業地であった福山町は黒酢の原料となる良質な米ときれいな湧き水,そして温暖な気候に恵まれていました。
この黒酢づくりに適した土地柄に着目した商人竹之下松兵衛により黒酢造りが始められたと伝えられています。山川(鹿児島県揖宿郡)や日置(鹿児島県日置郡)の杜氏が伝えたとも中国大陸から伝わったという説もあります。
-----------------
★楽天市場 黒酢最新情報-坂元醸造★
★JR九州商事オンラインショップ--鹿児島のページ★