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カテゴリ:晩酌報告
今日は薄日が差す札幌。
少しでも日差しがあると暖かく感じますね。 マルカートの晩酌報告、二日目です。 ヴェネト州 マルカート ピアナルト・カベルネ・リゼルヴァ・コッリ・ベリーチ 2004年 税込み価格 3496円 カベルネ・ソーヴィニヨン 50% カベルネ・フラン 50% このカベルネ、醸造方法が特殊。 マルカートのサイトに詳細が載っているのですが、ちょっと??? 原文を先に載せます。 During the third week of October the Cabernet Sauvignon is fermented in Stainless steel tanks at 28°C per 12 days. The first week of November the Cabernet Franc is fermented as well separetely and then transfered in the barrel room for malolactic fermentation meanwhile the Cabernet Sauvignon is refermented in the skins of the Cabernet Franc and then transfered in the barrel room for malolactic fermentation as well. Follow the blend togheter of the products. ソーヴィニヨンとフランで別々の収穫をするんですね。 で、先に収穫したソーヴィニヨンから発酵開始。 そのあとフランを収穫して発酵させてから、 フランの残滓にソーヴィニヨンを入れて再発酵??? この文面からしますと、そんな感じですよね。 うーん、複雑でよくわかりません。 熟成は最初のフランス産12ヶ月新樽バリック。 次にモルドヴァ産4000リットル大樽で12ヶ月。 そのあとに3年落ちのフランス産バリックで12ヶ月。 アルコール度数 14.5度 輸入 (株)オーバーシーズ コルクは相変わらず立派です。 とても濃い赤紫。 2004年はそれほど暑くはなかったはずですが、 日照条件が良い畑だったんでしょうね。 香りはとても強くあがっていました。 鼻の奥まで一気に上ってくるほどに。 スパイス、スミレ、ベリー、イチジク、バニラ。 いろんな香りがドドドッと押し寄せてきます。 一口目。 しっかりとしたタンニンと酸味。 樽味も前面に出ています。 まあ、あれだけ樽の中にいたワインです。 この味わいは想像通りですね。 それにしてもカベルネ系の葡萄は樽熟といい相性です。 と言いますか、イタリア北部のカベルネは樽を使っていないとピーマンが強くなって私は苦手。 ステンレスだけですと綺麗で、それはそれでよいと思うのですが。。。。 この辺は好みの問題でしょうね。 20分くらい。 いきなり果実味の塊と化します。 あの酸味とタンニンは何処いったん? 香りはスパイスのニュアンスが強くなる一方。 この時点ではチリワインみたいでした。 で、1時間。 ショックを覚えた甘みは消え去り、 柔らかくバランスのとれたすばらしい飲み口に。 ここまで来てお勧めできるレベルのワインになりました。 実はマルカートのサイトには「飲む4時間前に開けろ」と書いてあります。 「4時間も待ってられるか!」 そう思いながら開けてすぐ飲み始めたのですが、 やっぱり生産者の言うことは聞くものですね。 時間経たないとバランスがとれないワインのようです。 最後の方はとてもおいしく飲めました。 皆様もおのみになる際は、1時間で結構ですから抜栓時間を持ったほうが良いと思います。 あ、もちろん果実味お好きな方は是非最初から。 おもしろい変化を楽しめますよ。 肴。 やっぱり濃いワインにはビーフシチュー。 今回はイモ、ニンジン、マッシュルームは別に調理してあるそうです。 これだと野菜の味そのものも生きていて美味しいですね。 その分手間はかかりますが。。。 カミさん、ゴチでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.03.28 13:14:40
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