爺ちゃんの入院:まだまだ退院は程遠い
日曜日になると爺ちゃんの病院と実家を往復してる私。もうすぐ入院生活も4ヶ月になろうとしている。実家もベッドを置けるスペースは作ったものの、酸素療法も必要じゃなくなりそのスペースも不要となった。婆ちゃんの思い出も大分片付いた。実家はいつでも爺ちゃんが退院してこれる状態になったわけだけど、爺ちゃん自体がまだ退院はできないらしい。先日担当医と話をしたときには酸素も外れてかなりいい状態になったので、ステロイドが減ったら退院できると言っていた。退院の目標は年内だったはず。病院に行くたびに爺ちゃんに「お薬は減った?」と聞いているのだが、「減らねえよっ」と。。。爺ちゃんも早く帰宅を望んでいるのだけど、無理なものは無理。残念。けれど、先週から外出だけは許可が出るようになった。爺ちゃんも入院費(クレジットカードも持ってるのに使ったことがないから使いたくないんだって。で、結果なんでもかんでも現金で支払ってる。)やらほかの支払い関係やらで手元に現金を置いておきたいタイプで、これまでの3ヶ月分は家に置いてあった分を私が実家から持って行ってたのだが、とうとうそれも底を尽きたので、銀行に行きたいと言っていたのだ。実家までタクシーに乗って、実家からあちこちには電動自転車で回るらしい。自分で動けるようになっただけでもよかった。そして今週も外出許可をとっていた。何をするのかと思ったら、保健所と区役所に行かなくてはいけないとのこと。なんでも爺ちゃん、また新たな病名を頂いてしまったのだ。「全身性エリテマトーデス」膠原病の中の難病の一つなのだそうだが、公費治療が受けられるためいろんな書類を揃えなくてはいけなくなってしまったのだ。すでに1度書いたものがあったのだが、どうも間違えてしまったらしくまた書かなくてはいけないのだとのこと。どこを間違えたのか聞いてみると、爺ちゃんもどれが何の書類でどう必要なのかすらわからないまま記入しているのでどこに何を書いたらいいのかさえわかってない。私が間違えたと言うその書類をじっくり見てみたところ、記入しなくていいらしい場所2ヶ所に関係の無い数字を枠外まで書いている。(普通に考えれば例えば7桁なら7文字の数列を記入するのに、おかしいとも思わずに8文字の数列を入れていたりする。)そこで、書くならどの数字を書くのかとか、いちいち教えているにもかかわらず、爺ちゃんの思い込みだけで「(2ヶ所の)コレとコレが逆になった」とか言うので、「そうじゃなくて、ここに入るならこの数字でこっちはこの数字」とか一つ一つ理由を言いながら説明するも、間違ってるくせに「そうじゃねえんだょっ(◆+`皿´)ノ」と逆ギレする始末。こっちもキレかかったが、最終的に「ここは区で記入してくれる場所だから爺ちゃんが書く必要はない」と押して爺ちゃんを黙らせた。わからないんだから、必要ありそうなものを全部持参して係の人に聞きながらその場で書きなさいと伝えておいた。ところで、お役所関係の書類は高齢者にとって本当に不親切だと思う。例えば健康保険証の他にも介護保険証とか高齢者医療費なんたら~とか病院に行くにもいろんな「紙」を持ち歩き、入院だの診断だのの度に病院や保健所や区役所に提出しなくちゃいけない書類もたくさんある。しかもそれぞれに必ず今回のネックになった「数字」が印刷されている。文面もわかりにくく、読解力の乏しい老人には理解できない部分が山ほどある。(こういうのは医者から病気の説明を聞くのも同様だと思うのだが…)どうしてカード社会で未だにここまでアナログな方法でしか処理できないのか?きっと簡潔にしちゃうと公務員の仕事がなくなっちゃうからなのかもしれないけれど(  ̄っ ̄)ムゥ蓮舫さん、こういう隅っこの場所も仕分けお願いします。