全て
| まる子だより
| 酒処「和酌和酌」
| 読んだ! 読みたい!
| 給食室だより
| 喫茶「話倶話倶」
| 和躯和躯スポーツ
| WAKUWAKU湧く
| 羽駈羽駈旅行記
テーマ:ぶらり見て歩き(684)
カテゴリ:羽駈羽駈旅行記
古河総合公園
ちょっと頑張れば歩いて行けそうな距離にある『古河総合公園』。花菖蒲が満開だと聞いて、出掛けて行った。以前、全国でも指折りの桃林があり、桃祭りが行われると紹介したあの公園だ。 広い公園の北側の一角、白や紫の花菖蒲が満開に咲き、華やかな空気がいっぱいだ。 3月には、甘い香りをただよわせながら、公園を桃色に染めていた桃林も、今は新緑の林となり、花菖蒲の向う側で夏の訪れを告げている。菖蒲と緑の桃林との間、蓮田が見える。 《昭和26年(1951)に大賀一郎博士が、古蓮の実を発掘し発芽させたもので、周辺の土質などから約2,000年前のものと推定されています。大賀博士の名にちなみ「大賀蓮」と名づけられました。》 緑一色に見える蓮田だが、近くに寄ってよく見ると、そちこちに薄ピンクの蕾の姿が...今にも開きそうなものも多い。今朝早くに見に行った父によれば、今日は咲いてなかったとのこと。でも、明日にはきっといくつかの花を見ることができるかもしれない。 大きな蓮の花を見つめていると、無宗教の私でも、偉大なる誰かに守られて生きているんだろうと確信してしまう。小ぶりな花が一輪だけ咲いているのを見つけた。 公園の南側には、御所沼が広がる。「園内での釣りは禁止」という札が立っているにもかかわらず、水辺には釣り人が多い。フナやバスが釣れるとのこと。牛蛙が低い声で鳴いていて、なんとものんびりした雰囲気だ。 この御所沼の裏側にあたる雑木林の中を抜けると、国と県の重要文化財に指定されている旧家屋が二棟保存されている。旧飛田家(18世紀前半建築と思われる)は、茨城県最古の「曲がり屋」と呼ばれる造りの萱葺き屋根の家。エル字型をした建物で、土間に続く曲がったところには、「馬小屋」があり、農作業の道具などが置かれている。土間の続きには板張りの囲炉裏の部屋があり、その脇に小さな小部屋、その奥に座敷。中はひんやりとして風も通り、汗ばんだ肌に心地いい。昔は、生活のパートナーであった馬も、同じ屋根の下で暮していたんだね。 もう一軒の旧中山邸は、もう少し早く1670年代に建てられたらしい。玄関から続く勝手回りの土間から上がると、広い板張りの部屋の一角に「まぶし織り機」というものが置いてある。蚕に繭を作らせるために、藁を使った「まぶし」というものの中に蚕を入れていた。この「まぶし」は藁を波型に次々と折ったもので、蚕はこのくぼんだ所に繭を作る。この「まぶし」を作るための機械だ。 また、縁側の表戸は引き戸ではなく、下の部分を内側に持ち上げ、そのまま天井に固定する吊り戸というものだった。昔は大方がこんな方式になっていたのだろうか。 竈の周りには、臼や杵、釜などの煮炊きの道具や、農具、半纏など、当時使われていたものが所狭しと展示してあり、家具等も当時のままのものが置いてあって生活の様子がうかがえる。 園内には、軽食レストランもあり、休日には露店も出るが、けっこうなお値段なので、お弁当や飲物は持参したほうがいい。ツガイの孔雀が飼われているので、運がよければオスの孔雀の見事な求愛のポーズを見ることができる。レストランの向かい側にある「富士見塚」に登れば360度の景色が広がり、那須の山々や赤城山、日光連山などの北関東の山はもちろん、空気の澄んだ日には遠く富士山も見える。この富士見塚では、子供たちがダンボールなどで芝すべりを楽しんでいた。塚のふもとには、アスレチックや人工の小川が造られていて、水遊びをしている子供たちの歓声が響く。 古河公方の館跡、重要文化財の二棟の家屋、古河城のお掘りを復元した御所沼、天然記念物の大賀蓮、古河公方五代足利義氏の墓が残る徳源院跡、季節の花々、かぶと虫などが捕れる雑木林、アスレチックや水遊び...約25haの敷地に見処、遊び処がいっぱいだ。休日には地元バンドのライヴや和太鼓の演奏等のイベントも行われている。お天気のいい日には、出掛けてみてはいかがだろう。 気づけばなんと二週間ぶりの日記。メールやコメントでご心配くださったみなさん、ありがとう。 二か月あまり過ぎ、仕事にも慣れてきたが、夏めいてきたこの頃の蒸し暑さで、まだまだ体がついていけてないようだ。なかなかパソコンに向かう気にもなれず、バタンキュー(^^;) 体力には自信があった私だけど、なんだか情けないなぁ。毎日栄養ドリンクのお世話に。まるでオヤジだあ~(笑) とにかくもう少し頑張れば、なが~い夏休みが待っている。気合いいれていくぞ~~~! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[羽駈羽駈旅行記] カテゴリの最新記事
|
|