―Yin&Yan―

ウチの会社は公共事業の測量設計を行うが、
同時に「用地」関連の業務も委託を受けることが多い。

たとえば、道路を拡幅したりする場合は必要幅分を
沿道の土地から買収しなければならないのだが、
街中ならまだしも、田舎になると、土地の持ち主が
全然別のところに住んでいたり、名義本人の
所在が不明で現管理者もはっきりしなかったり、
ということもあり、買収にこぎつけるまでが
結構大変だったりする。

買収にあたっては「あなたの土地はここまでで、
今回、ここまで買わせてもらいますよ」という、実際
現場での、土地の名義本人（またはその代理人）の「立会い」
が必要となる。

その経緯の説明や、立会い交渉を専門にやってる年配の社員が
いるのだが・・・、相手がお年寄りが多いためか、交渉の際は、
電話口で大声でまくしたてることが多い。
（「まくしたてる」のはどうかと思うが、そのほうが
スムーズに話がすすむらしい・・・・）

今日は休日出勤で、いつもとは違うフロアで、他課の業務を
手伝ったのだが、ちょうどその「交渉」を今日やることに
なったらしく、自分の後ろの方で大声で電話が始まった。

他の休日出勤組みはもう聞きなれてるかもしれないが・・・、
いやおうなしにその話し声が耳に入ってきて、・・・

気が散る・・・。

こっちは聞きたくもないんだけど・・・聞かされてしまう(--；。

数人目の電話になったところで、一段と声が大きくなり、
何度も繰り返して伝えている。（相手の耳が遠かったらしい）

・・・まあ、交渉も大変だろうけど、休日出勤なんだし会議室も使わない
だろうから、そこでやって欲しい・・・と思った。

・・・多分、みんな思ってるぞ(-_-;)

耳栓が必要だな、と思った(^-^；。