今日の言葉 1932 神は見通し(かみはみとおし)
■神は見通し意味:神はどういう物事をもご覧になっていて,偽るのを許されない。類語・関連語:神の目は眠ることがない。神仏は見通し。天知る地知る我知る人知る。天道様はお見通し。仏は見通し。解説:この神が旧約聖書の神だとするとホントにビビるわ。コヘレトの言葉12章13節。Today's English Versionでは,After all this, there is only one thing to say: Have reverence for God, and obey his commands, because this is all that we were created for.とある。新共同訳では,すべてに耳を傾けて得た結論。「神を畏れ,その戒めを守れ。」これこそ,人間のすべて。とある。戒めって何?え,それを守るのが人間のすべてって,何? みたいなボケはどうすれば良いのか。表現は違えども同じ諭しは旧約だけでなくある。そのどれにも顔向けできない者はどうすれば良いのか,なかなか難しい。とことん悪い奴は救われよう。悪さもあるけどちょっと良さもある者は,神は見通しと言われたとき,どういう顔をすれば良いのかな。知らんふり?目を逸らして合わさない? ここ数年,自分的にはそうなってます。それこそ罰当たりを自覚しつつ,ってやつですか。神は示+申の形声文字。音符の申は稲光の象形。天の神の意。示は神に生贄をささげる台の象形。見通しは将来や他人の心中を見抜き察知すること。見は目+儿の会意文字。儿(ジン)は人の象形。大きな目の人の意。ものを明らかに見るの意。通は之繞+甬の形声文字。音符の甬(ヨウ)は筒の意。筒のように中空でよくとおるの意。出典 日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005,ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」: 広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。