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カテゴリ:出来事
先週末から今週にかけて、給与計算業務がピークに達しています。
先月から新たに委託したところもあり、そこはまだこれから計算を行うことになるのですが、そんなこんなで忙しくしています。 最近年金に絡んで、世間を賑わしている問題としてAIJ投資顧問会社事件があります。 今日、そのAIJ投資顧問会社の浅川社長が国会で参考人として呼ばれ、はじめて世間に顔が知れました。 この問題は、年金基金が基金に加入している企業を通じて預かった年金の一部を運用し、プラスアルファの部分を出すために、その投資先としてAIJを通じて運用しようとしたところ、逆に大変な損失をまねいてしまったという問題です。 しかも見過ごせないのは、AIJが基金から預かった年金を運用して損失を出しているにもかかわらず、それを運用益が出ていると喧伝していたことです。 AIJの社長にいわせると、損失を出すつもりで運用していたわけではなかったということでしょうが、それをひた隠し利益が出ていると見せかけていたのは犯罪というべきでしょう。 今後はどのように展開するかわかりませんが、いずれにしろ損失した年金を取り戻すことはできないわけで、AIJの刑事責任とともに民事責任をどう問うて解決への道が見いだせるのかに注目したいところです。 しかし、こうしてお金を運用して増やそうと思えば、それなりのリスクがあるのだなというのがこの事件を通じて感じたことだと思うのですが、それを見極めることがAIJのような投資のプロでさえできなかったことを考えると、おいしい話はどこにでもあることではないことだというのがわかるのではないでしょうか。 私たちの年金は、厚生年金基金のみならず国の制度としても年金資金運用基金によって運用をされており、毎年どの程度運用益があったのかあるいは運用損があったのか報告されています。 毎年の報告に一喜一憂するものではありませんが、年金は誰のものなのかということを常に考えて制度の運用を進めてもらいたいと思った次第です。 なるほどと思った方はポチッとお願いします。 にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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