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カテゴリ:面白おかしい話
夜遅く、友人からのTEL。
フリーザーバッグに入れて冷凍していたカレーを解凍したいのだが、 肝心の箱を捨ててしまったらしく、使用上の注意が分からないらしい。 それで、私に相談してきたのだ。 なぜ私に? それは、決して私が料理上手だからではない。 ただ単に、その時間帯に起きていそうな数少ない人の中から私が選ばれたということ。 私: 『カレーやシチューはね、そのまま電子レンジにかけたらアカンよ。油分多いからね。 だから、鍋でお湯沸かして、レトルト・カレーのようにしたらええやん。』 友人: 『えっ、でも、それしたら袋破れない?』 私: 『大丈夫、大丈夫!フリーザーバッグは頑丈だから。破れへんよ!』 私の自身満々な発言にとても納得した友人は、 『ありがとう。助かるわ~!』と言いい、電話を切る。 が、しかし… その数分後、友人から再度TEL。しかも、ちょっぴりご立腹の様子。 友人: 『あんたの言う通りにしたら、袋破けてしまったで! 中のカレー全部流れてしまったやん!どないしてくれるん!?』 えっ、ウソでしょ!?と思い、慌てて台所にあったフリーザーバッグの箱を手に取る。 確かに、 『電子レンジの使用は、油分の多い食品(カレー・シチューなど)にはお勧めできません』 と書かれてある。 しかし、そのすぐ下に、 『鍋での煮沸による解凍はできません』 ともハッキリと書かれてあるのだ。 あちゃ~。 またやってしまった…知ったかぶり。私のウラ特技(?)でもある。 例えば、自分の知らない方向に会話が進んで行くと、 私は時々(いや、たいてい?ほぼ必ず??…笑)知ったかぶりをしてしまう。 『うんうん、そうね。そうそう!』と言いつつ、 『え~っ!?ちょっと待って!なんやろ~?なんのことやろ~?』と 頭の中ではたくさんのクエスチョンマークが渦巻いている。 だが、そのまま知ったかぶりを続行すれば、十中八九は 『あ~、はいはい!そうか、そうか!』と不思議と理解が芽生えてくるのだ。 漫画でいうと、電球がパッと灯るように(古~っ!)。 今回の場合・・・ 『カレーやシチューをそのまま電子レンジにかけてはいけない』 ここまでは、OKだった。 しかし、その後の発言・・・ 『フリーザーバッグは頑丈だから破れない』 これが知ったかぶり。 『知らないことは「知らない」と素直に言わなくては』と失敗する度に反省するのだが… 私は、自他共に認めるモノ知り(ほとんど3面記事ネタだけだが)。 が、しかし・・・ モノ知りと知ったかぶりは背中合わせである。つまり、紙一重なのだ。 どうやら私は、その境目を見極める術を未だ身に付けておらず、 結果としてそこをよく越えてしまうようだ。 あ~、でも友人には悪いことしたなぁ。反省。 ごめんよ、本当にごめんね! でも、次回は私に聞いたらアカンよ~(開き直りかっ!・・・笑)。 お詫びとして、私が今度カレー作ってあげるわ。 味は保証できないけど。フフフッ… (その方が知ったかぶりより怖いかも・・・笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年10月28日 22時00分51秒
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