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私は、小説が書けない

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カテゴリ:面白おかしい話
幼少の頃、かなり食が細かった私。
いわゆる『食べない子=虚弱体質』で母親をかなり悩ませた。

しかし成長と共に、食欲も徐々に増え、『大食い時代』を迎える。
それは、会社員の頃。
とにかく、24時間年中無休で食べまくりたかった。
『空腹感』を全く理解できず、『腹八分目』などというものは、
私の辞書には載っていなかった。

それがフリーランスになってから、あのとてつもない食欲が落ち着き、
割と簡単に『大食い』とおさらばできたのだ。
『何』をしたというわけでなく、ただ単にお腹がそれほど空かなくなった。
ご飯なら1膳、ラーメンなどの麺類なら1杯で十分過ぎるぐらい。

なにがともあれ、それで良かったと思う。
あの食欲が今でも続いていたら、間違いなくかなりのブー子になっていたはずだ。

しかし、記憶とは恐ろしいもの。
胃袋にもどうやら記憶というものがあるらしく、
今日に至ってもあの頃を懐かしがるのだ。
もうすでに大食いでないとはいえ・・・

そして、その暴走は『お寿司』を前にすると始まる。
他の食べ物に対しては決してそうならないのだから、
何故だか自分ではさっぱり理解できない。
だが現実に、お寿司に対する食欲だけは異常だと思う。
おそらく、胃袋の底が完全になくなってしまうのだろう。

ただ、私はお寿司を満足行くまで食べたことは一度もない。
なぜなら、お寿司って決して安い食べ物ではないから。
特に、私が一番好きなネタはトロ、イクラ、ウニなので尚更だ。
だから寿司屋に行くと、『お腹がいっぱいになったからここで終了』ではなく、
『お財布が悲鳴をあげ出すからあえなく断念』となる。

ということで、間違っても私に『お寿司おごってあげる』なんて言ってはいけない。
どれだけ血迷っても、どれだけ私に借りがあったとしても、
これは決して口にしてはならないセリフだ。
まあ、まだ一度もこのようなこと言われたことないけど...
とにかく、絶対に言わないで欲しい。本気にしてしまうから。
そして胃袋が大フィーバーし、暴走し出すぞ~!
気が付けば、あなたのお財布空っぽなり~!で、お顔真っ青ですぞ!(笑)





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最終更新日  2005年10月30日 18時15分25秒
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