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カテゴリ:面白おかしい話
仕事場で今日、こけた。
つまずいたワケでもなければ、滑ったワケでもない。 ただドスンと。 気が付いたら床の上で土下座のポーズを取っていた。 このように突然にこけると、痛みをすぐに感じないのだ。 何よりもまず、きょとんとしてしまう。 一瞬何が起こったのか分からない。 状況を把握するのに、少し時間がかかる。 痛みは、その後から来る。 ジワジワと。 また、こけ方がスローモーションの場合もある。 体の一部が地面につくまで、 実際は2~3秒しかかかってないはずなのに、 自分の世界がコマ送りになったような気がする。 これは、足がもつれた時によく起こる現象だ。 きっと、はたから見るとすごくマヌケなのだろう。 酔っ払いのダンス、もしくは壊れかけのラジコンカーみたいに。 ところで最近、私は後者のようなこけ方をした。 理由は、ブランドバッグを救うため! つまずいた瞬間、「やばい!バッグに傷がつく!」という思いが 頭を支配し、よろけながらも、それを握り締めた手を懸命に 上へ上へと伸ばした。 そして、体は地面に叩きつけられた。 勿論バッグは無傷だったが、私は手の平に全治1ヶ月の怪我を。 目撃者の父親は、「阿波踊りしてるんかと思った」と。 母親には、「バッグと自分、どっちが大切なん?」と聞かれたが、 「バッグ!」と即答。 すごく呆れられたのは言うまでもない。 でも、仕方ない。それが女っていう生き物だから。 が、しかし。 こけるよりもっと痛いのは、足の指をぶつけることだ。 それが小指なら、なおさら。 痛みというものは、ある一定のピークさえ超えれば、 弱まって行くはずなのに。 ただ、この場合だけ、痛みは強烈に自己主張をする。 「あっち行け!」と追い払っても、去ってはくれない。 あまりの痛さに・・・ 暴言を吐きたくなる。 物を投げちらかしたくなる。 誰かのせいにしたくなる。 こんな時、人は誰でも「素」の自分が出てきてしまうのだ! 勿論、私も例外ではないけど・・・ 皆さんは、どう?? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年02月03日 22時38分48秒
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