私は、小説が書けない

今朝、仕事前に近所の薬局へひとっ走り。
喉がイガイガする、トローチを買わねばと思い。

このお店は、いわゆるディスカウント・ドラッグストア。
店頭には、“激安！” や “一押し！”と書かれた張り紙が。
どれもネオンカラーで非常に目立つ。
陳列している商品は、トイレットペーパー、洗剤、シャンプーなどなど。

そして、“ウコンの力”。

あ～、はいはい。これこれ。
友達が言ってたよなぁ、
二日酔いにすごく効くらしいって・・・
と考えつつ、その張り紙に目をやる私。
宣伝文句は次の通り：

“めちゃ安い！ウンコの力”

はぁ？？

一瞬、まさかと思った。
そして、読み間違えたのだとも。

しかし・・・
何度読み返しても・・・

“ウコン”・・・
ではなく・・・

“ウンコ”。

え～っ！？
ウソやろ！？
こんな間違いするかぁ！？！

笑いが込み上げてきた。
抑えようとしても、顔がピクピク。肩が、ヒックヒック！

プッ！！
これ、おもしろすぎ～！

私は、その薬局の前で大爆笑。
人目なんて気にしてられない！
大声上げて、「ギャハハ～！！！」

すると、エプロン姿の男性が前を通った。
この薬局の店員だろう。

教えてあげなきゃ。
だって、気付いてなければ、かわいそうやん！
そう思い、私は彼を呼び止めた。

「あの、すみません。
これ、『ウンコ』になってるんですけど。」
と切り出すと、

「あ～、はい。」と、愛想のない店員。

私は、ゲラゲラ笑いながら、続けた：
「だって、『ウンコ』やで～！
『ウンコ』って書いてるよ～！」

伝えるだけでも一苦労。
その時点で、息もまともにできてないほど
笑い転げていた私。
目からは、涙ポロポロ。
顔もおそらく、真っ赤っか！

すると、その男性店員。
すごくムッとした顔して、こう答えた：
「分かってます、知っててわざとこう書いているんです。
もう今朝から何人もに指摘されています。
わざとなんです。何か文句ありますか？？？」

おいおいおい・・・
なんで逆ギレするの！？
そりゃ～、私。笑い過ぎてたかもしれないけど。
これ、誰だってウケるよ。
おかし過ぎるよ。

それにさぁ・・・
ギャグとして書いたんでしょ？
それなら、突っ込まれても、
もっとスマートに対応するのが筋じゃない！？

そういや、昔。
八百屋さんで、ワケギを探してたおばちゃんが
「すみません、ワキゲどこにあります？」って聞いてた。
でも、その八百屋の兄ちゃん。
少しもひるまずに、「ここ！」って。
ニコニコしながら、自分の脇の下を指差してた。

これ、私が大阪のとある八百屋さんで
目撃したことなんだけど。

拍手～！
やっぱり、こうこなくっちゃね！

さすが、浪花の兄ちゃん！
吉本を見て育っただけあるわ。
笑いのセンス最高！！！