私は、小説が書けない

友人との会話：
「一番痛いのは、どれ？」

腹痛、頭痛、筋肉痛。
腰痛に生理痛。
ケガ関係なら、切傷、擦り傷、刺し傷。
爪の間に入ったトゲ！
それと、靴擦れや破れた水ぶくれも。
何かにぶつかったり、こけたりしても。
ささくれを剥いちゃった時も痛いよな。
そうそう、喉の痛みも結構厳しいし。

私の意見：
「一番痛いのは歯痛！」
だって、他の痛みは自分でどうにかできる。
余程ひどくない限り、薬で治せることが可能だから。
でも、歯痛はまったくの別もの。
あのジンジン、キリキリ、キ～ン！とした痛みで
食事どころか、夜もろくに眠れない。
たとえ痛みを紛わせたとしても、悪化の一途をたどること間違いない。
ムシ歯、歯肉炎、歯槽膿漏などの恐れも付きまとうのだし。
ようするに、歯医者さんの助けがなければ、どうにもならないのだ。

しかし、友人は「違う」と反論。
身体の痛みなら、まだ耐えられると。
真の痛みなど、そんな程度のものではないと。

胸を張って彼女は、言った：
「一番痛いのは・・・
医者にも頼れぬ痛みとは・・・
財布の中に木枯らしが吹いた時。」

た、確かに。
反論の余地もございません！

でも、あんた。
何故そんなに得意気に語るのさ？
もしかして、今！？

それにしても・・・
苦しい台所事情を明るく話せるあんたは、最高！