久々に生徒君(カテゴリ参照)の話題を・・・
7月ももう終わろうとしている今日この頃、
生徒君が今月最後の授業に来た。
次回のレッスン日には、8月も始まっていることになるので、
残すところ1ヶ月となった。
そう、彼は9月の頭に渡米するのだ。
明日、ビザ取得のため領事館に行って来るという生徒君に、
「どう、今の心境は?」と聞いた。
すると彼は、
「とてもワクワクしています。でも、不安の方が大きいかも」と、
なんとも言えない頼りない返事を返して来た。
まぁ、“超心配性”の生徒君らしいと答えと言えば、そうなのだけど。
さて、アメリカ行きも、1ヶ月後に迫った今、
私は、「これから最後までのクラスは、集中的に会話重視にするからね」と宣言。
今回の授業より、テキストなどを一切見ずに、英語で会話を進めることに。
すると、生徒君。
みるみるうちに、緊張MAX。
“YES”や“NO”の受け答えさえも、聞き取れないほどのか細い声。
いや、あのね。苛めているんじゃないからさぁ。そんなに堅くならないでよ!(笑)
途中、うちの母親が忘れ物を取りに立ち寄ったのだけど、
「生徒君、怒られている子みたいな顔してたよ」と心配していた。
授業終了後、生徒君のひと言:
「英語で1時間話すだけでも、難しい。やっぱり、大変です・・・」
難しい?確かにそうだけど。
大変?いえいえ、そんなこと決してございません!
だから最後にこの言葉を生徒君に贈った:
“It is difficult, but not impossible.”(難しいが、不可能ではない)
それをノートに書き留めた生徒君の顔に笑顔が少し戻ってきた。
「そうですよね。そうだ、そうだ!!!」
新しいことを始めるにあたり、誰の心にも“不安”と“期待”が混同するものだ。
生徒君の場合、そのマジメさゆえに(?)、比率がどしても“不安”寄りになってしまう。
ということで・・・
気持ちをどれだけ“期待”に向けさせることができるのか?
それも、私の大切な仕事の一つだと改めて感じたのだった。