長い間、ご無沙汰しておりました。
9月が始まってしまいましたが、皆さんいかがお過ごし?
札幌からは、8月25日に帰ってきました。
今回は、某スポーツの世界大会にて通訳を行った。
このイベントは昨日、埼玉にて最終日を迎えたが、
私は札幌でのグループ予選ラウンドのみに参加。
と~っても背の高い人達の競技、と言えば分かるかな?(ヒントが、バレバレ?・・・笑)
とは言え、野球やサッカーのように日本でそれほど人気のないスポーツなので、
悲しいことに新聞などではちょっとしか取り上げられなかったのだけど。
何はともあれ、まず札幌の街の印象。
それが、残念なことに、ナッシング。
なぜなら10日間、ずっとホテルと会場を行き来しただけだったので。
が、しかし。美味しいものは堪能できた!
実は昼と夜、お弁当の支給があったのだけど、これがまたマズイのなんのって!
昼は勤務中だったので、仕方なく飲み込みました。
だけど、夜は勘弁してくれ!と思い、外食することに。
弁当とは別に、食事代として1日に決まった額を頂けたので、これが不幸中の幸い。
いや~、北海道は何を食べても美味しかった~!
魚介類は勿論のこと、初めて食べた羊の肉も最高。
それに、味噌ラーメン!オー・マイ・ガッ!なんたる美味しさ。
しかも、食事のどれもこれもが全然高くないのね。
これには驚いた!わずかなお金で、美味しいものがお腹一杯食べられるのだ!
さて、仕事について。
イベント通訳に出向く機会の多い私でも、今回は世界大会ということで
規模が今まで経験したことのない大きさだった。
このような場合、通訳はたくさん必要だし、
様々な職務の担当者付きで各通訳者が仕事するのだが、
私は今回、イベント・ディレクター(つまり、大会の総責任者)の通訳をした。
とにかく大きな大会だったので、日本サイドの大会関係者だけでもすごい人数はいたかな。
ボランティアを含めると、総勢何名だったのだろう?
また、海外の関係者も数十名来日していたし。
アメリカのみならず、ヨーロッパ各国の方々とも仕事を通じて交流を持てた。
その一人で事務総長という職に就いていた方がいたのだけど、
彼はセルビア・モンテネグロ出身だった。
セルビア・モンテネグロ・・・どこだか分かります?
私も当初、ピンと来なかったのだけど。
要するに、旧ユーゴスラビアの一共和国(詳細は、ここを参照)。
その事務総長さんが言ってたことで、印象に残った言葉を紹介しましょう:
「私は、ずっと海外で生活しています。
しかし、私の祖国は長い間戦争を続けてきた国なのです。
日本に来るたび感じるのですが、ここは本当に平和ですね。
あなたは、この幸せをきちんとかみしめていますか?」
これには、何も返えせなかった。
近頃、日本では物騒な事件が多発している。
それでもなお、世界レベルでこの国に目を向けると、やはり平和なのだ。
今回の事務総長さんの言葉で私は、
「世界を見つめる。そして、外側から自分の国を見る」ということを
改めて教えて頂いた気がする。
このように、仕事とはいえ、
私が通訳で最も期待し、最も学べると思うことは、やはり人との交流。
その相手が他国の方なら、なおさらだ。
だから私は、通訳という仕事を辞められないのでしょうね。
私は次に・・・
どこに行くのだろう?
そこでは、どのような出会いが待っているのか?
楽しみです、本当に楽しみ!