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私は、小説が書けない

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2009年04月22日
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カテゴリ:仕事の話

裁判関連のお仕事って滅多にしないんだけど。何故か今、抱えている翻訳が二つともそれ系。

一つは、国際結婚した日本人&外国人カップルが、孤児院から引き取って2年ほど育てた日本人の赤ちゃんを正式に養女として迎えたいという件。自分達がどれほどこの子を愛しているか、これから何が起ころうとも責任を持って養育し、経済的にも不自由な思いをさせないなどが、弁護士の言葉を通して綴られている。翻訳しながら、何度も目頭が熱くなります。そして、そこには。赤ちゃんが、ふたりの元へ来る前の話も記されている。中絶されるはずの運命にあったその子が、医師の懸命な説得を通し、実母が生む決心を。生まれたらすぐに、孤児院へ。そして今、命を引き換えにしてもいいと思うほど慈しんでくれる他人の手によって大切に育てられているのです。ここに、本物の「家族」という姿がありますね。

さて、もう一つの翻訳も、日本人&外国人カップルについて。が、しかし。こちらは、離婚の泥仕合。内容の凄まじさが衝撃的!愛し合って、一緒になったはずの二人なのに。よくも、まあ。ここまで憎み合えるものだわね。結婚って何!?正直、気が滅入ってしまいます(苦笑)。

ってなワケで、どちらとも裁判所への申請資料なんだけど。どちらとも、国際結婚したカップルのお話なんだけど・・・

両極端!

仕事に対していちいち個人的な感情を露呈したくないし、いつもはしないワタクシですが。今回は、どうしてだろう?ちょっと考えさせられました。

夫婦とか、家族とか、絆とか、愛だとか。当たり前だけど、一言では語れないもの。それに、国の違い、文化の違い、育った環境の違い、はたまた考え方の違いなどが加わると、複雑度がさらにレベルアップ。

けれど、結局のところ。上手く行くか、行かないか。本物の家族になれるか、なれないか。それって、人それぞれなのでしょうかね?






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最終更新日  2009年04月22日 16時18分36秒
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