私は、小説が書けない
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私は、小説が書けない・・・ でも、ブログなら書ける(かも?) 自分が感じたこと、思ったことを面白おかしく、 時にはシリアスに表現していきます!
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「サントリーBOSS贅沢微唐」のCMってご存知?伊藤淳史君主演で、シリーズ化されてるけど。いろんな「至って普通」の場面で、驚くほどの贅沢を味わうって設定。そして、最後には伊藤君が缶コーヒーをグビッと飲み、決め台詞のように「贅沢だぁ~!」って叫ぶんです。個人的に、結構好きなCMの一つ。 そんなワタクシが、なんと!似たような体験をするとは! 話は一日前へと遡ります。ちょうど、昨日。私は仕事で京都へ。ちなみに、京都に行くことは最近多くなりました。決して近いとは言えないけど、JRの新快速なら60分ぐらいだし、阪急電鉄でも特急を使えば河原町までは1時間と少し。ってなワケで、神戸の人が普通に京都へ行く場合は、在来線を利用します。これは、私も例外ではなかった。昨日までは・・・ 今回のクライアントとは何度もお仕事をしているから、気前のいい人だと分かっていたつもりでした。けど、まさか!「新幹線を使ってください」なんて!しかも、ご丁寧に往復のチケットまで取ってくれて!勿論、はじめはものすごく恐縮しちゃったよ。「そんな贅沢できません」ってね。関西の事情をよく分からない方にはさっぱりな話かもしれないから、別の例えを用いましょう。仮に、東京から横浜に行く場合、新幹線に乗りますか?って話よ。乗らんやろ、普通? 何はともあれ、クライアントは「ちんたら在来線で行くより新幹線のほうが早い!どうぞご遠慮なく!」とおっしゃったので、お言葉に甘えることに。新神戸駅(神戸の新幹線の駅)から京都駅までアッという間だし、降り損ねたら次は名古屋だから、ちょいと緊張しましたが(笑)。 クライアントとは京都駅で待ち合わせをして、取引先に向かいました。この取引先は駅から15分ほどで、私にとってはめちゃ徒歩圏内。けれど、クライアントは「むし暑い!」という理由で、一歩たりとも歩くことを拒否。だからタクシーを拾ったんだけど、私たちの前にたまたま止まったのが、凄かった!個人タクシーで、車種は日産FUGAの超新車。しかも内装はウッドパネル、シートは総革張り。最新式のナビつき。極めつけは、社内に心地良く流れるジャズミュ~ジック♪こんなすごいタクシーに乗ったのなんて、勿論初めてです。 そんなこんなで取引先に無事到着。ここの取引先。ホームページを見る限り、どこにでもあるような中小企業。かなり商売繁盛ってことは小耳に挟んでたんだけど、自社ビルの外観は至って普通のグレーな外壁。が、しかし!一歩中へ足を踏み入れると、ビックリしたわ~!一言で言うと、インテリアが「バブル全盛期へタイムスリップ!」って感じ。飾っている絵とか、調度品とか、家具とかすべてが素人の私でさえも「絶対に触れんとこ~、めちゃ高そうだから壊したら大変・・・」と思うほどゴージャス。会社としては珍しく土足禁止だったので、エントランスで靴を脱がなきゃいけない羽目になったんだけど。差し出されたスリッパが、黒の本革!ものすごく柔らかく、履き心地が最高で、多分高級ラムレザーだったと思います。会議室も、5つ星ホテルの宴会場をサイズだけ小さくしたような。何なんですか、ここ!?会社ちゃうやん、大金持ちの豪邸やん! さて、商談も無事に済んだところ、ゴージャスな会社の会長さんが夕食をご馳走してくださると言いました。会長さん、社長さん、部長さん、そしてクライアントと通訳の私で鉄板焼きレストランに行ったのだけど・・・って、もう書くまでもないかもね(笑)。京都ではかなり有名なお店で、牛フィレ肉の柔らかかったこと!今でも舌があのすんばらすぃ~お味を覚えています。ほんま、延々と食べ続けたかったわ~(笑)。 滅多に味わえない高級な鉄板焼きフルコースを堪能した後、クライアントや会長さんたち男性軍は、芸妓さんのいるお店に行くことに。これは、女性はお呼びでないとの暗黙の了解で、私だけ先に失礼することになりました。すぐ目の前に地下鉄の駅があるにも関わらず、会長さんがタクシーチケットをくださったので、ゆったりとエアコンの良く効いたタクシーに揺られながら、京都の幻想的な夜の風景を眺めつつ、駅まで行きました。帰りも勿論、新幹線。 短い乗車時間の後、新神戸駅に降り立った私。ほんと、CMの伊藤君の心境でした。ホームのアナウンスに負けないほどの大声で叫びたかった。家路を急ぐ通行人をつかまえても叫びたかった。駅長室に駆け込んでも、とにかく叫びたかった・・・ 「贅沢だぁ~」と。 けど、ほら。私って肝心な時は特にチキンじゃない?(苦笑)それに、辺りには残念ながらサントリーの自販機がなかったから、CMのようにグビッともできなかったし。だから、叫ぶ代わりに・・・と言っては何だけど(笑)、ジーニーさんにメールしてしまいました。ご本人は、「へぇ~、そう・・・」って感じのリアクションだったけど~。(分からんでもええねん、別に・・・笑)。 嗚呼~、たまにはいいよね。こんな贅沢
って、さぁ・・・ ここまで自分が書いてきたことをふと思う。なんやねん、この典型的な庶民のリアクションは!?ビジネスパーソンなら、「いつか私も、こんな生活が当たり前になるように!」と明日からより一層気合を入れて頑張らねばならん。そうちゃうん? でもね、正直そう思わないの。いや、負け惜しみとか、諦めとかじゃなく。ジーニーさんに、「今日は何食べたい?」って効かれるたび、「ラーメン」と即答する私。立ち喰いうどんに平気で一人で入れる私。サイゼリアが大好きな私。東京に行っても本格江戸前寿司のチャンスを何度ミスっても、「うまさと安さ自慢」の桃太郎すしを喜んでチョイスしちゃう私。言うまでもなく、200%庶民派の私。 そんな私だから、思う。いや、言える。贅沢って・・・ 「たまに」やから、ええんよっ
引き出し 2010年06月27日
東京の空、神戸の空 2010年05月29日
出張準備 2010年05月26日
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