昔の人には、「美しさの尺度」ってのがありました。今風に言えば、ランキングってやつ?普通、そういうのって10とか切りの良い数字だけど、こちらには11項目あります。以下のとおり:
1.佳人
2.麗人
3.別嬪(べっぴん)
4.美人
5.並上
6.並々
7.並下
8.醜女
9.へちゃむくれ
10.鬼瓦
11.夕日の鬼瓦
へぇ~!これによると、「美人」ってそれほどの褒め言葉じゃないの?普段から「美人だ、美人だ」って言われてるそこのア・ナ・タ!そんなに喜んでる場合じゃないかも!?(笑)
「並上」とか、「並々」とか、「並下」ってさ。なんか焼肉屋さんでメニューを選んでるみたい。「今日はちょっと贅沢気分だら、『並上』4人前いっちゃおう!」「いやいや、スタートは無難に『並々』にしよ~よ。」「私さ、財布に木枯らしが吹いてるから、『並下』でお願いします。」「じゃあ、外食すんなぁ~!!!」ってな感じ?(笑)
それと、「鬼瓦」。お笑い好きの私は、即!こちらを連想してしまいました:
「鬼瓦!」 by 春日
何はともあれ・・・
本物の「鬼瓦」は、こういうものね:
うううっっっ、イカツイ・・・
ただでさえ怖い「鬼瓦」。だから、最下位の「夕日の鬼瓦」ってのは、「怖い」プラス、夕日が当たって超まぶしいので、「目が潰れる」って意味。つまり、直視できないほどのブスってことです。
昔の人って、ヒド~イ!
が、しかし。別の説によると、その後にまだ!3つほど続くんですわ~(溜息):
12.人三化け七
13.化け十
14.お化け
「人三化け七」とは、人間らしい部分が3で、化け物チックな部分が7ってこと。「妖怪と人間のハーフみたいな?って、ねずみ男かぃ!?」と、突っ込みたくなりません(笑)?で、「化け十」。これはちょっとよく分かんないのだけど、多分もう人間らしいパーツがいくら探しても見つからないってこと?そして、「お化け」。これは、もう。人間じゃないってことかいなぁ~?(苦笑)
ちなみに、男性諸君。女性は、どんな美しい人でも。十中八九、寝起きは皆、「お化け」です。ごめんね、夢を壊しちゃって。けど、そうだよ。憧れのあの娘も、きっと。朝起きたては、化け物系ですから。ヒャヒャヒャッ~!