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私って、読書が好き。そして、すごく気に入った本とか漫画があれば、少しでも興味を示す友人や知人に、強引に!もう、それこそ。無理矢理に、貸し出す癖があるんです。「読んでみたい?はい、ど~ぞど~ぞ!持ってって!」ってな感じで、ほんと強制的。そして、その方が読み終わると、「じゃあ、次は〇〇さんに回して!」と指令も出しちゃうし。とにかく、自分が好きと感じたものは、皆に伝えたい。勝手に「宣伝マン」やっちゃってます(笑) さて、昨日のブログで少しだけ触れた松井今朝子さんの「吉原手引草」。昨夜のことなんだけど、なんか急に。「あれ誰かに貸してたっけ?まだ手元あるんかいなぁ?」と思い。もう時間はすでに真夜中をとうに過ぎていたし、羊ちゃんを数えなくても即バタンキューできるほどオネムな状態だったにもかかわらず。本棚をゴソゴソ、探すこと数分。見つけたぜ、ベイベ~!これは、まだ誰にも貸してなかったみたい。久しぶりにその小説を手に取り、「ちょっとだけ」と思いつつ、表紙を開きました が、しかし・・・ 結局のところ、「ちょっとだけ」では済まなかった。ふと気づくと、外からは新聞配達のバイクの音が聞こえるし、手元をみると最後のページを開いてたし。見事に完読しちゃってるやん、ワタクシ そもそも、「吉原手引草」って小説は。寝る前に読むようなものではありません。1ページ目の1~2行に目を通しただけで、そこにはグイグイと引き込まれる世界が待ち受けているのだから 時は江戸時代で、舞台は吉原。葛城と言う名の伝説の花魁を軸に織り成すストーリー展開。しかし、この葛城さん。一度も姿を現さないの。その代り、いろんな人物が登場し、「ある男」に聞かれるがまま、葛城さんのことを話す。一章一章ごと、一人の人物が「その男」に語る・・・という、いわばインタビュー形式で物語は進行して行きます。とにかく、いろんなキャラが出てきて、その人独自の視点で喋るので、やっぱり皆さん。とっても主観的だし、自分の都合に合ったことばかり言うじゃない。誰が本当のことを話しているのか分からない。それでも、読者はそういった面々の話を繋ぎ合わせつつ、葛城って言う吉原で一、二を争った花魁の全体像を少しずつ知りながら、ページをめくるってワケ そんなん・・・ 最後まで読んでまうわなぁ~!途中で、「今日はここまで」ってできへんよなぁ~!しかも、ワタクシ。こんなに何度も読んでる小説なのに!エンディングが未だイマイチ良く理解できてません 先ほども言った(書いた)ように、いろんな人物が登場し、インタビュー形式で証言して行くんです。ってことは、ナレーションがありません。だから、かも?それか、私がよほどのアホかもしれない。とにかく、「えっ?で、どうなったん?」と。最後の一行にこれまで何度も至ったけどさ。今もなお、私の中で謎は解けていません ってなワケで、あと何回夜通し読破すれば、ようやく分かるのだろうか?そういう意味でも、この「吉原手引草」は私の興味をつかんで離さない。(昼間から読み出せばええやん!って声が聞こえてきそう・・・笑)とにかく、こんな面白い小説と出会えただけでも。わたしゃ、幸せ者っ えっ?興味ある?読んでみたいって?ど~ぞど~ぞ!持ってって! 貸したるよ~(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年12月13日 02時05分46秒
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