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テーマ:中国&台湾(3303)
カテゴリ:自動車
以前、中国ではセダンしか売れないという時期がありましたが、最近では、ハッチバックやクーペも売れています。 そこそこの高収入を得ている中間層と呼ばれる人々をターゲットに、色々な自動車メーカーが、小型車を中国に投入していますね。 本国にはない、中国専用モデルも開発しているメーカーもあり、販売を伸ばしています。 しかしながら、私が現地で感じるのは、そういった小型車は、売れるには売れているけれども、購入した多くの人々は、「買いたくて買ったのではない」ということです。 しかも、日本車に限って言えば、燃費が良いことは高く評価されているものの、車格と価格のバランスが悪く、消去法で選ばれていることが多いんですね。 中国車は貧乏臭い、韓国車は嫌い、ドイツ車は高い、 米国車は選択肢が少ない。 一番欲しいのはドイツ車だけど、仕方が無い、日本車か・・。 という感じの人々が、非常に多い。 大手の調査会社が現地で満足度を調査すると、日本車に対する満足度が高いという調査結果が、よく出ているのですが、現地で私が見聞きする意見とは、随分開きがあるように感じています。 中国人は、よく知られているように、非常に見栄っ張り。 車を買うと決めたら、借金をしてでも、見栄えの良い車を求めます。 欧州でも小型車がよく売れますが、あちらは実用重視であったり、環境保護の意識であったりで、積極的に小型車を選んでいます。 反対に中国では、「仕方なく小型車を」というユーザーが多いことを、もっと理解するべきだと感じます。 一時的に販売を伸ばしても、このやり方では、中国人の生活が向上するにつれて、日本車が淘汰されていくように感じている中国人も、多くいますよ・・。 中国の楽しいお話はこちら! 中国自動車業界の無料レポートはこちらから! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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