テーマ:今!聴くオンガク(34)
カテゴリ:MUSIC
今から15年前にココロときめかせたRideのヴォーカルだったMark Gardenerのソロアルバムを昨日HMVで発見しました。これ”These Beautiful Ghosts”です。数年前に彼が結成したThe Animalhouseでは、とってつけたような70年代テイストの中途半端さに非常に落胆した思い出があり、実はとっても躊躇したんですが、運良く試聴できたのでフフフーンと聴いてみたら、あらまー、これなのよ、こーゆーのをキミに期待していたのだよマーク君!と彼の肩に手を回したくなりました。「戦略的な胡散臭さを取り払った音楽家の魅力」という戦略に切り替えたのか、つまりパーソナルな部分で喚起される受け手の感受性に賭けたるぜ!という意気込を感じます。メロディアスなアコースティックサウンドが哀愁バシバシ放出で、そこに追い討ちをかけるように彼の変わらぬ美声が・・・って世界で、「繊細さ儚さ透明感の中に宿る確固とした洞察力と決意」というのが昔からの私のRide評なのだが、それをそっくりそのままこのアルバムに捧げたいですわ。かなりカッコイイというか、泣ける、いやマジで。(うーん、大袈裟で醒めちゃうね、って評価もアリかもしれませんが・・・)
と同時に購入したのが、昨年私の中で爆発的に盛り上がっていた(にも拘らず知名度ゼロの)Great Depressionのミニアルバム”Prefix E.P.”で、なんでこのCDがレジ前の「イチオシ・プロモ試聴機」にどかーんと置かれていたのか?はギモンです、HMV新宿さん。世紀の一大傑作”Unconscious Pilot”を越えることはないが(それは無理でしょ)相変わらずの不穏でもの哀しいGreat Depressionワールドは健在で、ま、ヒマな1日お部屋の中に流しとく音楽としてならOK。その程度です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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