カテゴリ:YOGA
ヴィパッサナー瞑想合宿のハナシを複数の人々とする機会があった。彼等彼女等をカテゴライズすると下記のようになる。
1:まったく無関心な人 2:カルト宗教だという色眼鏡をはずせない人 3:ヨガや瞑想に興味はあるがそこまで苦行っぽいのはチョットねーって人 4:ヴィパッサナー自体に知識も興味あるんだけど体験には躊躇してる人 5:すでに体験済みの人 話していてラクチンなのはやっぱり「共通の認識」を持つ5:体験者となってしまうのだが、そういうウチワだけで完結しちゃうのってダサイやん、って気がしてきて、だからあえて1~4の皆様ともちゃんと対峙したい!って欲望すら生じたが、「関心ないんだってばさー」という相手に滔々と語るのは宗教信者の勧誘みたいだしな、って気がする。興味がある人に対してのみ、「説明はするけれど、強要や押し付けはしない」という中庸な姿勢が一番賢いんかもしれないね。自分のエネルギーの無駄使いはやめよう。 まずは概要を。 コース全体のスケジュール 1日目 到着日。受付・夕食後コース説明が行われ、これ以降「聖なる沈黙Noble Silence」開始 2日目 DAY 1 アーナーパーナー瞑想 (1日のスケジュールは下記参照) 3日目 DAY 2 アーナーパーナー瞑想 4日目 DAY 3 アーナーパーナー瞑想 5日目 DAY 4 ヴィパッサナー瞑想 6日目 DAY 5 ヴィパッサナー瞑想 7日目 DAY 6 ヴィパッサナー瞑想 8日目 DAY 7 ヴィパッサナー瞑想 9日目 DAY 8 ヴィパッサナー瞑想 10日目 DAY 9 ヴィパッサナー瞑想 11日目 DAY 10 メッタ・バーバナ瞑想 10:30amにて「聖なる沈黙Noble Silence」解除 12日目 終了日。早朝の瞑想後朝食をとり、掃除をしてセンターを後にする。 1日のスケジュール(DAY1~10) 4:00am起床 4:30-6:30瞑想 6:30-8:00朝食&休憩 8:00-9:00グループ瞑想 9:00-11:00瞑想 11:00-13:00昼食&休憩 (12:00-12:30 先生への質問タイム(プライベート)) 13:00-14:30瞑想 14:30-15:30グループ瞑想 15:30-17:00瞑想 17:00-18:00ティータイム 18:00-19:00グループ瞑想 19:00-20:30講義 20:30-21:00グループ瞑想 21:00-21:30先生への質問タイム(公開) 21:30pm 消灯 聖なる沈黙 身体・言語・精神の沈黙を指し、身体によるジェスチャー・書くこと・合図などのいかなるコミュニケーションをもが禁止される。 期間中の規制・ルール *基本の道徳律・シーラ(Sila) (下記は全員に適応) 一 生き物を殺さない。 二 盗みを働かない。 三 性行為を行わない。 四 嘘や悪い言葉を使わない。 五 酒・麻薬の類を摂らない。 (下記は古い生徒さんのみ適応) 六 正午以降食物を摂らない。 七 踊りや歌などの娯楽を避け、装身具などで身を飾らない。 八 ぜいたくな高い寝台で眠らない。 *下記は厳禁 宗教儀式や祭式・他の瞑想を行うこと(香をたく・ろうそくをともす・数珠を使う・まじないを唱える・歌う・踊る・食を断つ・祈るなど) 身体の接触(同性、異性を問わず、コース中は身体の接触を避ける) ヨーガその他の身体運動 お守り、数珠、お札などの持ち込み アルコール飲料・麻薬・精神安定剤・睡眠薬あらゆる種類の鎮静剤も厳禁 喫煙 音楽・読書・筆記(メモを取ることもダメ) テープレコーダー・カメラ *その他のルール 男女の分離(コースのあいだは、男性と女性は完全に分けられ接する機会はない) 食事(朝とお昼のみ簡単な菜食料理が用意される。夕食はなし(新しい生徒は果物が出る)) 外部との接触を絶つ(コースの期間中はコース地内に留まるのが鉄則。電話・手紙・訪問者禁止。携帯電話は期間中預ける) こうして列挙すると「うああああ、苦行やん!」と思われるかもしれないし、実際私も行くまではそう思ってました。しかし今振り返ると、誰にも何にも邪魔されず瞑想に集中するための環境がこれらによって整えられたのだな、と。言い換えればこれは「瞑想に集中するための安全に保護された状態」にオノレを置くことができるという、とても贅沢なコトなのであります。あらゆる外部からの刺激を遮断することによって、より深く自分の内に入っていくことができ、身体感覚が超敏感になり、瞑想効果が倍増するという寸法なんだね。 次(到着日) もくじ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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