テーマ:YOGA(39)
カテゴリ:TRAVEL
何を血迷ったか、これまでの日本での安定した生活を投げ捨てて、フィリピンはボラカイという島に住み着き始めて1週間が経った。本当はパラワンにあるエルニドという場所が着地点なのだが、とりあえずは観光化されてウハウハのボラカイでツーリスト・ビジネスの修行を積んでみようかな、と、ま、テキトーでイイカゲンな動機により来ちゃいましたぜ。
10年前に来たときはチャーミングでスポイルされていない素朴な島だったんだけどね、とボヤくのは年のせいか。今じゃバシバシに観光化されて、昼間の客引きやビーチスポーツの喧騒に眩暈がするし、夜はネオンライトが眩いばかりだ。バックパッカーのオアシス的赴きはもう一切ございませんね、韓国人ツーリストを中心にシュガーダディ&フッカー系カップル、ローカルファミリーがビーチロードを闊歩する、健全なんだか退廃なんだか・・・「そんなんどーでもいいからとりあえずはGive us money」のモットーが浸透しつくしているアッパレな、観光で食い繋ぐしか術のない貧しい国の典型がここにあるわけだ。いや、別にそれがドーシタなんですけどね。 ともあれ、「なんかどっかにビジネスチャンスは落っこちてないかね?」とキョロキョロすること1週間、あ、先にこの地に来ていたダンナにとっては2ヶ月間。現状どうか?というと、やー、別にこれといってないっすね、ははは。胡散臭い儲け話や、「アナタお金出す人、ワタシ協力するビジネスパートナー。我々のビスネスはこうしようではないか!」というふざけた輩がハイエナのようにたかってくるのには辟易。いや、別にそれがドーシタなんですけどね。 んで、ま、そんな急にチャンスが巡ってくるわけでもなかろうし、どちらかというと今回はダンナに主導権を握ってもらうことにしてるので、私は呑気にここでの生活のルーティンを確立しようと決めた。私の最近の日記をご存知の方は「あ・・・よもや、またヨガネタに戻るんすか?」と慄いていらっしゃるかもしれませんね。「日本での生活を投げ打って南の島に移住」というシチュエーションに相応しい話題で挑む予定だったのですが、ごめん、やっぱりヨガネタでスタートだす。 ボラカイでヨガ!なんて誰も期待してないし、私も「基本は自己練習」となるのだろーな、と覚悟していました。しかし、ボラカイ到着日にはこの島のヨガコミュニティ主催者のコンタクト先を知ることになり、翌日には彼女のアシュタンガ・レッドクラスに参加。 場所はボラカイのメインビーチとは反対側のBolabogビーチにあるBamboo Laungeというバーレストラン・ハットの2階。壁や窓なんてないので、外の空気や潮風に包まれて行うヨガは気持よかったっすよ、マジで。参加者はローカル3名&ワタシ、もっと観光客がメインかと思っていたので意外。ハットの床はデコボコでギシギシなので、ヘッドスタンドは省略されましたが、ゆっくりとしたペースでハーフプライマリー。先生、Mo女史はアシュタンガオンリーではなくアイアンガーやシバナンダも深く学んできた方なので、かなりアライメントに厳しい!これまで私が習ってきた師匠はウルサイこと言わず自由に楽しんでやらせてくれたので(しかし、シッカリ・ガッツリ・アイタタタ・・・痛いってばー!と思いっきしアジャストしてくださいましたが・・・)それに慣れてしまった私は最初「ウザイな、もー」とか思った。でも、アシュタンガってパン・パン・パンと割とスピーディに進んでいってしまうので、テキトーなポーズで誤魔化してるのって多いしな、という面からとらえると、これは新たなアプローチたりえるぞ、とフムフム。やっぱり、色んな先生に習うのは利点多しですね。 この先生は他にもシバナンダやハタヨガのクラスを3ヶ所にて行っており、1回ドロップインで350ペソ(=700円)です。回数券を買うと1回あたり150ペソ(=300円)だ。日本の半額以下ですが、現地の物価を考えると、フツーのローカルには通えない金額。ツーリストか金持ちローカル対象、って構図がよく判りましたぜ、ふふふ。もしボラカイに行く予定があり、ヨガもやりたいなー、なんて方いらっしゃったら是非どうぞ。スケジュールはちょくちょく変わるみたいだけど、基本的に毎日1~2レッスンはあります。興味のあるかたはメールください。詳細をお知らせしますし、必要であれば通訳とかしますので。 そして、なんか私ってツイてるな、と思ったのは、この先生の紹介で翌日急遽行われることになった、アシュタンガ公認インストラクターのClaiton Horton氏のWSに参加することができたってことだ。サンフランシスコベースで活躍するCH氏の目的はマニラでのWS、どっか忘れたがナントカ島でのリトリートだそうだが、フラリとプライベートで立ち寄ることになったボラカイ(それも3日間だけ!)で特別に行われることになったミニWSにタイミングよく参加できたってのはスゴイ偶然だ。WSそのものはとてもピースフルかつエネルギーのフローを感じさせてくれる素晴らしいもので、CH氏の静かで落ち着いた佇まいは、あたかも崇高なヨギが神との対話という至福の時を貪っているかのようなオーラをバシバシ発散してました。それを昔からの知り合いMo女史に話すと「そうでしょ?でもこれってビックリよ!以前はもっとマッチョでヤンチャなアシュタンギ!って感じだったんだからー」とのこと。へー、面白いね。 翌日にはMandala Spaというリゾートスパにあるシャラにて、Mo女史と、もうひとりのヨガ先生によるアシュタンガのセルフプラクティスにお邪魔することにした。これは無料。マイソールスタイルなのかな?と思ったが、先生がいるわけじゃなくて本当に自己練習。たまにお互いにアジャストをし合うって感じ。私は他人へのアジャストはできないけど、2人の先生からはガンガンとアジャストしてもらい、なんか得してます。ははは。でも、鬱蒼と茂る緑に囲まれた丘の高台で、窓を開け放ち行うヨガは清々しいことこの上ないです。東京の灰色の町中でコンクリの壁に囲まれて行うヨガが悪いわけじゃないけれど、まったく別物みたいな感じがした。 ということで、あ、ここでもヨガは続けていけるんじゃん、スゲー、と結構感動。そんなこんなを東京の師匠に興奮気味にメールしたら、「おー!マジカルがついてまわっとるやん、スゲーなー」とコメントされ、ああ本当にマジカルだ、と素直にそう思った。人生ちっとも悪くないやん、ワタシャ幸せもんだ。さ、私の人生のルーティン確立だ、in Boracay 朝目覚めてカラダを清め、部屋で瞑想を1時間。ヨガクラスでアシュタンガのない日はベランダでアシュタンガ自己練習。水浴びをして汗を流し、フルーツやナッツを買い込みポリポリ喰いながら近所を散策。お昼にはダンナが起きてくるので、共に「今日はナニシヨウ?」会議後、2人の1日が始まる。贅沢もなにもないんだけど、青い空と海と落ち着いたココロがあれば、ま、他になにがいりましょう? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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