カテゴリ:MUSIC
新潟の苗場で催された野外フェスの大御所、フジロックへ行ってきた。 初めてだったんだけど、もーとにかくすっごくハッピーでピースフルで、「天国の3日間」って感じ。なんでこれまで行かなかったんだろう? 2日目は雨でグチョグチョになったけど、それ以外は概してオッケーな天気で、3日目なんて快晴!にまでなったし。なによりも苗場自体がとても美しい場所で、感動した。緑、丘、林、森、山々の陰影、川のせせらぎ・・・自然のバイブレーションに包まれているだけで幸せな気分になっちゃうのは私だけじゃなくって、その証拠に誰もがみんな本当にハッピー・ビューティフル・ピープルって感じで。その個々のオーラが他人をも巻き込み、良い意味での野外フェス・ハッピー・スパイラル状態(笑)。うーん、ラブ&ピース。 なんか、こうなってくると「どのバンドが出るか」ってのが、最重要事項じゃなくなっちゃうのね。それが、都市型フェスのサマソニとの差かも。もう、そこに存在して体験する、ってことが大事。地球、大地、自然、音楽、人々、全てをつらぬくバイブレーション、これが大事なんだって、初めて知ったよ。あーん、楽しかったー、凄かったー、音楽は「耳と脳」で聴くだけじゃなくて、身体全体で感じることもできるんだなぁ、そしてそれは言葉にならない感動をもたらすのだなぁ、と、気づかされた。 1日目、夕方着。ヴォーダフォンは苗場に着くなりイキナリ圏外です。3日間使えませんでした。よって、友人とも連絡とれず、ひとりでノホホンとのんびり過ごした。 20:30~ THE ZUTONS http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/deltasonic www.thezutons.com http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1795467 【単独公演アリ!】 http://smash-jpn.com/band/2006/09_zutons/index.php @Red Marquee 右側前方3列目 リバプール出身の大袈裟なヒネヒネポップのファンキーなゴーゴー感(スゲ・・・)が信条のZutons。いやいや、まさか彼らを見れるとは思ってなかったので、結構ドキドキ・ワクワク楽しく踊らさせていただきました。というか、Zutonsスゴイよ、ライブバンドだね、CD聴いてるのと全然違うって。もー、イキオイ絶好調でノリノリで、もうサイコーっす。だって考えてみたら”Zutons Fever”とか”Pressure Point”を大音量で聴けるだけでも、腰にズーンで、こりゃ踊り狂いますって(曲をご存知の方、同意願います・・・)それにしても、サックス担当の紅一点***女史のキュートで麗しいことったら・・・いやー本当に一見の価値アリアリです。惜しむらくは、21:30からGreen StageでスタートのFranzでの前方場所確保目的で、途中で抜け出しちゃったわが身のミーハーさ加減でしょうか。いやー、いきなりこんなカッチィZutonsのパフォーマンスで私のフジロックがスタートなんて、幸先よいなぁ。 21:30~ FRANZ FERDINAND @Green Stage 左側前方15列目くらい フランツのライブは一昨年にリキッドで観て、一発で参った覚えがある。客を楽しませるエンターテイナーとしてのフランツ評価は私の中でかなり高得点だ。妙チキリンな振り付けやポーズはムチャクチャ愉快だったし、ラストのメンバー紹介は、knights tale(邦題「ロック・ユー」)でのチョーサーによる試合前の前口上みたいやん!と、すっごく楽しかったし、なんと言っても曲自体が「踊るための音楽だよね」って感じで、終始ノリノリで「あー、もと取ったでー」という満足感タップリの優等生ライブだったと記憶している。 しかし、個人的にはフランツの2ndアルバムがあまり好きではない、とか、ハコがリキッドみたいにこじんまりしてないしな、とか、結構ネガティブ要因があったので、実はそんなに期待してなかった。この「過度な期待ナシ」ってのが良かったんでしょうね。結構スナオにすんごく楽しめたー!彼らのエンタメ性とセンス・オブ・ヒューモアは、知名度や動員客数の伸張率とは比例せず、いい意味で「変わらない」なぁ、と思った。ただ、演奏の力量が全体のパワーについていってない、特にアレックスの歌は聴いてて苦しくなっちゃうくらい伸びがなかった(2年間もだ)のが、残念。でも、それすらも撤回するくらい、ワーワー騒いで楽しかったので、よしとします。ラストThis fireは今回もブッチギリの高揚感が大爆発で、思いっきり外箍でしたー。わー。 This Boy Come On Home Auf Achse Do You Want To? I'm Your Villain Tell Her Tonight The Dark of The Matinee L Wells Walk Away Eleanor Take Me Out The Fallen Darts Of Pleasure 40' Michael ■アンコール■ Jacqueline Outsiders <ゲスト・ドラマー達:Zutons(3人)★The Cribs(3人)★The Spinto Bnad(1人)★ASIAN KUNG-FU GENERATION(1人)> 全部で計11人が参加 This Fire (mixiから抜粋) 0:00~ The Fire Tusk Painproof Circus http://www.lucifire.com/ @Crystal Palace 沖野修也目当てでCrystal Palaceへ行ったら、この「いたくないサーカス」が丁度始まるところだった。男女2名が小さなステージ上で、隠微で妖艶でスタイリッシュなSMショーを繰り広げる。観てる人たち(私も含めて)は、単なるダンスっぽいパフォーマンスと思っていたのが大半。よって、タンゴを踊り終わった途端、乳首にピアスを施し、それを引きちぎって流血させる場面で、「げー!!!」 腕の血管に注射針を刺しこみ、滴り落ちる血をワイングラスに溜め、それを飲み干す場面で「げー!!!」・・・これさ、私みたいなスレッカラシならOKですけど、フジロックに来てる健全な青少年の皆様には、いかがなものか???痛みは快楽なんだよ、病気とか後遺症とか死なんて問題じゃないんだよ、常識から逸脱したオノレの狂おしい欲望に身を任せるコト自体が大事なんだよ、良識やモラルやルールなんてファックオフなんだよ、ってことをちゃんと理解してないと、単なる「見世物」で終わっちゃう。あ、でも、この「いたくないサーカス」は、見世物としてのパフォーマンスが信条なんだから、ま、いーのか。私としては、もう少し過激なのが見たかったけどなぁ。あと、観客を参加させるとかね。ああ、でも、いいもん見たなぁ、うっとり。 0:15~ 沖野修也 (KYOTO JAZZ MASSIVE) http://www.kyotojazzmassive.com/top.html あれ、ちょっと期待してたのと違うぞ。もうちょいハードなノリかと思ってた。いや、実はよく知らなかったんです、この人。最近日付が変わる前に就寝する生活が続いてたせいか、疲れてきちゃって、途中で退散。なんか、コドモみたいだな。宿は会場からすぐそばの「雪っこ荘」。カビ臭いけど、寝るだけの場所だから、ま、いいか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.09.25 20:35:13
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