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Varanasi 混沌のなかの静けさ2007/4/24~27
バラナシからオートリクショーで約1時間、仏陀が解脱後最初の説法を説いたというSarnathという町へ行ってきた。古い仏教寺院の遺跡と、スプータ。チベット、ブータン、日本、中国、タイなどの色んな仏教国の寺院(&僧院)とジャイナ教寺院が狭い地域に点在する、こじんまりとした町だ。 客引きと自称ガイトの多さとしつこさには辟易したが、きちんと礼儀正しく断れば、バラナシと違って相手も礼儀正しく去ってゆくので扱いやすく、嫌な気持ちになることもなかった。道を行く人々の1/3は観光客、1/3が観光客目当てのインド人、そして残りの1/3がこの辺りの寺院の修行僧だ。これまでの、ヒンズーやシークの町とはちょっと違った空気が流れてる。 メイン・テンプル以外の各国寺院は、殆ど参拝客もおらず、閑散としていた。でも反対に、変に慌しい感じがなくて、ゆっくり見て回れるのが良かった。ヒマそうな住み込みの僧と無駄話をして、お賽銭とお祈り、その繰り返し。やたらケバイ各国寺院を見た後に入った日本寺院では、妙にホォっと落ち着いたあたり、あういうミニマルでミニマムな禅的美しさは私たちのDNAに刻み込まれてるのかな、とか思った。 だから同じ仏教でも、チベットやタイなど他の国の仏教は、「まるで別の宗教」を見ているような気になってくる。でも、大乗・小乗・各国バージョンみんな合わせて全部ひっくるめて大元は、ここインドに生まれ、悟りを開き、教えを広めたシッタールダ・ゴータマさんなんだよね。そうだよ、インドは、仏陀を、仏教を生み出した国だったんだ(な、なにを今更?)。インドに来てから、シーク教だ、ヒンズー教だ、ジャイナ教だ、信仰というものはなんぞやー?と一人盛り上がっておりましたが、肝心の仏教が抜け落ちてたよ!(な、なにを今更?)。ニッポンジンとして「仏教」を感じること・学ぶことをおざなりにしちゃイカンではないか、おー! と、いうことで、この後コルカタへ行く途中で、想像通りブッダガヤーに立ち寄ります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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