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2007.06.01
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カテゴリ:TRAVEL
イギリスの殖民時代に作られたヒルステーション(避暑地)のひとつ、お茶の栽培でも有名なダージリンにやってきた。標高2100m、周囲を山々に囲まれ、遠くにヒマラヤの頂上を望み、山腹に沿って上下に広がる、急な坂道と階段の町だ。

hill

Siliguruという町からダージリンまでは乗り合いのジープで3時間。日本だったら6人乗りであろうサイズのジープに、運転手を入れて合計14人がキュウキュウに乗り込み、曲がりくねった未舗装の山道を、インド流ドライビング・スタイルで、標高2100mまで登ってゆく。この狭い道幅で、よく対向車とぶつからないものだなぁ、と感心しながら、ガタンゴトンと右へ左へブンブン揺られ、ジープのヘッドライトが照らす真っ暗な山道をじっと眺める。標高が上がってゆくにつれ、どんどん肌寒くなってゆく。遠くの山陰が月の光に照らされ、窓の外を流れてゆく。ああ、そろそろ満月なんだなぁ、と、思う。人口の灯がない場所で月の光は、とてもとても明るく輝き、あたりを照らす。

夜10時ごろダージリンに到着する。街中なのに、あたりは真っ暗だ。お香の匂いが充満してる。その中に強力な消毒液の臭いが潜んでいる。全ての店は閉まり、人影はなく、ゴーストタウンのようにひっそりとしている。野良犬の数がやたらと多い。寒さに震えながら、なんだなんだこの街は?と思いつつ、急な坂道に息をきらせながら宿を探す。

tea

朝は近所の寺院から聞こえるチャンティングで目が覚める。窓を開けると段々畑のように上下に広がる街並みが一望できる。街並みの向こう側は、お茶畑が広がり、植物公園の森林が見え隠れし、周囲の山々が陰影を描く。北側には雪に覆われたヒマラヤの山々の頂上が、ちっぽけな下界を圧倒するように鎮座している。うわー、絶景やー、参った!

さっそく街を徘徊する。真っ先に感じるのは、そのインドらしからぬ異国情緒、というか、違和感。

town

*住民の大半がネパール人・チベット人・ブータン人なので、待ち行く人々の風貌が親しみやすい。
*リクショー、オートリクショーがない!
*牛がいない・・・つまり、道に牛の糞がない!
*道端にゴミがない!それどころか、ゴミ箱すら置いてあり、ゴミ収集車まである。
*暑くない!それどころか、寒くてセーターやショールが必要。
*建物が植民地時代のコロニアル風でこ洒落てる。

私にとってインドは、イコール=とんでもなく「暑い・臭い・ウルサイ」なんだけど、その点からすると、「涼しい・空気がキレイ・そこまでウルサクナイ」ここダージリンは、ちっともインドじゃない。まるで、インドにウンザリした外国人旅行者が駆け込む避難地みたいだ(笑)。植民地時代のイギリス人たちにとっての避暑地だったというのも、スッゴク頷ける。

少しの間、ここでちょっと骨休めです・・・。ふぅ。





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Last updated  2007.07.28 12:20:28
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