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2022.08.08
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カテゴリ:TRAVEL
北アフリカ沖に位置するスペイン領の群島、カナリア諸島というがある。
(大瀧詠一を思い出すそこのアタナ!同年代です!)

日本からは地理的にもあまりポピュラーな渡航地ではないが、イギリスやドイツでは「安くて近いビーチリゾート」として人気だ。

ところで6年前まで日本に住んでいた我々夫婦は、生粋のビーチラバー(=単に南国のビーチを純粋に愛するという意味)で、近場のグアム・サイパンはもちろん、フィリピンのボラカイやパラワン諸島、タイのコサムイ・コタオ・コサメット、インドのゴア、パラオ(ここはダイビング目的)、マレーシアのティオマン、ニューカレドニア、フィジー、果てはタヒチまで、年に3-4回はどこぞやのビーチで1-2週間ほどダラダラとリラックスするのを糧に、日々の労働に精を出していた。



当時住んでいた日本自体がすでにほぼ亜熱帯気候だし、数時間飛行機に乗ればアチコチの綺麗な手つかずのビーチに行けてしまう日本という国は、非常に恵まれている。そして、日本生活最後の10年は、湘南のとある海岸町にずーっと住んでいたくらいだから、夏!暑い空気!青空!太陽!ビーチ!水!というのが、当たり前に「ある」という生き方をしてきたのである。




が、しかし。6年前に日本を去り、ダブリン経由でロンドンに居を構えるようになり、何が足りないか?っていうと、そうなの、夏!太陽!青空!の絶対量が非常に少ない。夏場は日が長くなるけど、冬場は朝起きても暗いし、お昼ちょと過ぎるともう暗いし、日が出ているべき時間でも曇りか雨で肝心の太陽がでてこない・・・・というのがデフォルト設定。




これだけ太陽摂取量が少ないと、ニンゲンやっぱり太陽!青空!を希求するもので、イギリスではちょと天気がよければスグにどこでも日光浴してメラトニン生成してるし、ホリデーシーズンともなれば、国内外を問わず彼方此方のビーチへワンサカワンカと押し寄せる。

フランスやイタリアの知人たちは、夏のバカンスは国内でまかなうことが多いようだが、イギリスやドイツの人々は、国外へ向かう方が多いみたいだ。(by さっくり自己統計)

そんな海外派のイギリス人達が夏のホリディへ向かう渡航地としては、ギリシャの島々、地中海のマヨルカ島やイビサ島と並び、カナリア諸島がむちゃくちゃ人気で、超格安パッケージツアーなどがバンバン出ている。

(どうやらイギリスのワーキングクラス系の方々は、この超格安パッケージツアーを活用なさって、イケイケゴーゴー的にホリデイをエンジョイされるようで、そのプチ・フーリガン具合は嘲笑の対象になるくらいだったりするから、世の中けっこう残酷というか、私こういう風潮嫌いだわ。)

ともあれ、元ビーチラバーの我々夫婦も、いい加減そろそろホリディにビーチとか行きたいぜいう話になり、仕事や生活や住処や私のビザ問題(コレが一番の問題だったのよー、海外出れないし!プンスカ!)が落ち着いた2019年の夏にギリシャのケファロニア島へ10日ほど滞在した。バイクで島を回り、気になるビーチでノンビリ過ごし、「おおおお!やっぱ良いよね!夏!太陽!青空!ビーチ!」と、なんかチョイと我々の心の奥に変な火がついた。




んでね、私も旦那さんもフツーにサラリーマンとして週5日拘束で働いてて、イギリスなのに有休がとりずらい企業にいるため(くっそー)、フラリと1か月ほど南の島でノンビリ・・・なんて出来ない境遇ゆえ、どうしても1週間くらいのちょっとした気休め程度のホリディでお茶を濁すしかなくて。これじゃタイとかフィリピンなんて、とてもじゃないけど行けないヽ(T-T )ノ

そんな社畜の我々の救世主としてon the beachなる、ビーチリゾートに特化した格安パッケージツアーのサイトがあり、イエス、これは前述したワーキングクラス系ご用達なのですが、我々このサイトで初めて「パッケージツアー」なるものを予約してみました。コロナが落ちつき始めた2021年秋のことです。

カナリア諸島の一番観光地化されていないフエルテヴェンテューラ島10日間パッケージ。

日本の感覚では、パッケージツアーというと添乗員付きの、すべてお任せツアーのイメージがあるけど、ここでいうパッケージツアーというのは、航空券&ホテル予約がセットになっているだけで、あとは丸っと自由。

「イギリスのプチ・フーリガンにまみれてのビーチホリディなんて気が進まないわー」と、鼻持ちならないボヤキをかましながら、ルートン空港からLCC(格安エアライン)のeasyjetに乗り込む。ロンドン北部にあるルートン空港は、easyjetの本拠地で、他にもライアンエアーやウィズなどのLCCが就航するこじんまりとした国際空港だ。機内はLCCの中では座席に余裕がある方と言われていて、確かに欧州都市への1時間程度のフライトなら良いかもしれないけど、カナリア諸島はスペイン領とはいえアフリカ北部沖なので4時間半のフライト・・・こんなちっぽけな空間で4時間も過ごすのはヤッパ苦痛!という感じは否めない。



が、しかし、なんといっても「格安ツアー」なワケだから、文句なんて言ってはいけない。言うくらいなら、何倍もの金額を出したそれなりのクラスで旅をしたまえ!というものだ。

ま、そんなこんなで、あまり期待せずに向かったフエルテヴェンテューラ島、これがね思った以上に良かったのよ。火山島ならではの荒々しく乾ききった土地、砂漠や砂丘の中を車でドンドン進むと、手つかずの美しい海岸があちらこちらに点在。




フカフカの白浜に、透明度の高い水色の海、そしてほとんどない商売っ気(笑)ビーチベッド&パラソルの貸し出しはあるけど、ビーチバーやビーチレストラン、土産物の売り子的なものがほとんどない!これが非常にポイント高し。


環境客の質とか雰囲気も含めて、これまで見聞きしてきたカナリア諸島とは、ちょっと違う印象。どちらかというとあまり観光地化されていない島のようで、我々にはちょうど良い。


ということで、昨年の秋と、今年も5月にそれぞれ10日ほどのホリディを、このフエルテヴェンテューラ島で過ごしたのであった。詳しくは、また気が向いたら書いてみる。










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Last updated  2022.08.08 02:10:00
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